宣伝会議賞のすすめ

国内最大の公募広告賞「宣伝会議賞」を通じて、キャッチコピーの魅力を少しでも多くの人に伝えたいと願う素人メタボ親父のブログ。 目標はグランプリと100万円!!そして『日本一コピーのうまい葬儀屋』を目指します。



審査会のトリは恒例のトークイベント。今年は時間が30分から1時間に延長され、審査員トークバトルと題された。
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7名の審査委員、尾上永晃さん・河西智彦さん・岩田秀紀さん・大塚久雄さん・平井秀和さん・船引悠平さん・和田佳菜子さん達が勢ぞろいしてモニター前に並ぶ。なにこのアベンジャーズみたいな超豪華メンバーは・・・。さらに最前列の席には谷山さんの姿も


まずは総評から。すでに審査も終えているので和やかなムードではじまるかと思いきや、一貫性のない広告を出したある企業にいきなり痛烈なダメ出し。まさかの展開に会場も一瞬静まり返る。当たり前だけど、真剣に審査をしてるのがヒシヒシ伝わってきた。


その後は笑いも交え、それぞれが気になった広告とその理由を説明。人によって評価のポイントは様々。他の人がダメ出ししたものに反論したり、意外な広告をプッシュしたり。全員がプレゼン力抜群だから、それまで「大したことないよなぁ」と思ってたのにもの凄くよく思えてきちゃう。


他にも自身の仕事の制作秘話、企画する際に特に意識していることなどをくわしく話してくれた。あらゆることがすべて計算されていて、一流のプロの仕事にうならされた。みんな大きくうなずきながら一生懸命メモをとってる。


最後に質問コーナーも用意されてたけど、この錚々たる審査員を前にヘタな質問なんかとてもじゃないけどできない・・・。案の定誰も手をあげずに終了。次は事前に聞きたいことを書かせて集めておく方がいいかもしれない。


大手企業の大規模なプロジェクトだけが選ばれるわけじゃなく、どんなに無名で低予算でもアイデアがあるものは審査員がちゃんと評価してくれる。だからもっと挑戦してほしい。その言葉がとても印象的で、きっと多くの参加者に響いたと思う。俺も何か出せたらいいのになぁ・・・。


もっともっと聞いていたいのに、時間はあっという間にすぎてしまった。けどこの後には裏メインイベントともいうべき打ち上げがある。前回同様、知ってる人のいるグループに便乗させてもらって会場である世界のやまちゃん女子大店へ移動。
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ざっと見た感じ60人くらいかな。すでにそれぞれのテーブルで勝手に飲み始めてる。来る途中に一緒になった方々とご一緒させていただく。去年お会いしたフォトグラファーさんが自分のことを覚えててくれて声をかけてくれた。


用意されてた瓶ビールでとりあえず乾杯!!お互いに改めて自己紹介。すごい人ばかりで、場違い感にビビりまくり。けどみんなとても気さくだし、何より広告が好きって共通点があるからコミュ力のなくても何とか話ができる。


手羽先やもつ鍋をつつきながら、どの広告がよかったか?どれに投票したか?であーでもないこーでもないと盛り上がる。名前を聞けば誰でも知ってる宣伝会議賞の常連さんもいたので、ここぞとばかりに質問攻めにしたり。そうこうしているうちにいよいよCCN賞各賞の発表!!


公式ページの結果がなぜか開けないので、詳細はこちらの記事で


グランプリはサントリーとナビタイムのコラボ企画。それぞれの得意分野を活かしたアイデアが秀逸。トラックドライバー応援プロジェクトだけど、見ているこっちまで励まされた。他受賞作もどれも甲乙つけられないくらい素晴らしい。投票した東海テレビのCMも選ばれててよかった。審査員の河西さんが3つも受賞されていて、コメントするたびに谷山さんにツッコまれてた。


その谷山さんが個人的に高評価だった広告を谷山賞として発表。惜しくも賞は逃したけど、谷山さんに褒められてアドバイスまでもらえるなんてめちゃくちゃうらやましい。これぞ公開審査会の醍醐味。


そのあと今回の審査の採点表が回されてきた。誰がどの作品に投票したかが一目瞭然。ゆっくり見てる時間がなかったけど、知ってる名前がいくつかあって「あの広告はあの人が作ったの!?」「あの人こんなでっかい仕事してるんだ、すげぇぇ!!」とひとりで大盛りあがり。でも出品した人にとっては自分の作品の評価がはっきりとわかっちゃうわけで。一票入ると入らないとでは天国と地獄。そんな緊張感はここでしか味わえない。


3時間ほどで打ち上げはお開き。このあとは台湾ラーメンでおなじみの味仙へ行くのがお決まりらしい。宿もとってないしどうせ朝までコースなので当然参加。すでに結構遅い時間なのに、店内はめちゃめちゃ混んでる。


空いてる席に座ってとりあえず乾杯!!顔見知りの運営の方が気を遣って色んな人を紹介してくれたので、恐る恐る名刺交換。ここでも思わずひれ伏したくなるよう方々ばかり。でも中には「ブログで読んでます」「なんかユーチューバーに会ったみたい」なんて言ってくださる方もいて。ブログやっててよかった。それでも相変わらず人見知り全開であんまり話しかけられなかったけど、そこにいて話を聞いてるだけでひたすら楽しかった。


朝から晩まで広告三昧で恐ろしく濃い1日だった。今年は審査にも参加できたし、打ち上げにも最後まで参加できたし、いろんな人に会えていろんな話も聞けたし、山ちゃんも味仙もおいしかったし。もうこんなに幸せなことはない。来年も絶対参加したい!!で、できることならいつか自分も審査してもらいたい。


でもそれには出品する作品がないと。裏技的に「自分の会社の広告作ってどこかに掲出する」的なこともできなくはないらしいけど・・・。やっぱりちゃんとクライアントに選ばれて形になったものを出したい。


CCNの会員になると審査会のキャッチコピーコンテストがある。これに参加したくて会員になったようなもん。で、選ばれるとポスターが作成され当日会場に貼りだされる。そうすれば出品だってできる。


といっても簡単なことじゃない。ちなみに今年の応募総数は1294本。そのうちポスターになったのはグランプリと準グランプリの2本のみ。

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CCN会員限定ってことはライバルはほぼプロしかいない。その中で選ばれるのは至難の業。ハードルが高すぎてもはや棒高跳び。それでも他に方法が思いつかないし、いつものようにダメ元で挑戦するしかない。募集開始は来年みたいだけど今から少しずつ考えよう。












90分の昼休み。
ぼっちだし、周りにご飯食べるようなところもないし、何より外は暑いし・・・。もう1度ラジオCMを最初から流してくれるそうなのでそのまま部屋に残り、再チェックがてらボーッと過ごす。2回目に聴くと意外と面白かったり、逆につまらなく感じて評価が逆転するものもあったり。とりあえずラジオCM部門自分的No.1が決定!!


午後の部はWEB部門の審査からスタート。テレビCMより作品数は少なかったけど、尺が長い分時間がかかった。審査中はわりと重苦しい空気で誰も笑ったりしないんだけど、唯一出川哲郎の出てる八景島シーパラダイスのCMで笑いが起きた。でもCMそのものじゃなくて、出川本人のリアクションが面白かっただけって感じ。今年のグランプリを獲ったサントリー&ナビタイムの『キセキのボスジャン篇』も確かにめちゃくちゃよかったし、なんならちょっと泣きそうになった。でもやっぱり無名でも低予算でも「何とかしてやろう!!」って意気込みや工夫を感じるCMを作ってる企業を応援したくなるんだよなぁ・・・。


そして次はいよいよメインイベントのグラフィック部門。1Fの体育館へ移動。
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ずらっと並んだ作品の数々は何度見ても壮観。冷房も効き過ぎるくらいきいてるし、広告好きのデブにとってはまさに天国!!もうここで暮らしたい!!!


1周目はひとつずつざっと見て特に気になったものをノートにチェック。小さな求人広告から、ポスター、駅に掲出されてるような超特大サイズの広告まで、色んなタイプのものが勢ぞろい。ビジュアルはもちろんだけど、やっぱりコピーが気になる。


2周目はボディコピーや細かい部分までちゃんと全部読んでみる。ボディまで読むと初見では刺さらなかったコピーが急によく思えたりする。特に好きなものをスマホで撮影。といってもいいコピーや広告ばっかりでほとんど撮ってる気がする。


会場内には同じようにスマホ片手に歩きまわる人がいっぱい。ざっと80人くらいはいたと思う。ふとみると谷山さんの姿も。別に話しかけるわけじゃないのに、やたらと緊張してしまった。
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たくさんありすぎて迷うけど、特に痺れた広告をいくつか紹介。
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話題になったので知ってたけど、何度見てもすごい。センセーショナルで目を奪うキャッチコピーからの、そういうことだったのかと思わずひざを打つ納得のボディコピー。

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ハッとさせられたコピー。スプーンの方が食べやすいだろうっていうのは、優しさではなく食べさせる方の都合だったのかも・・・と考えさせられる。

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ごく普通の当たり前の生活が、当たり前に送れない子供たちがいる・・・。何となく漠然としたイメージはあったけど、改めてリアルな現実として突きつけられると胸が痛む。

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文字通り「あ、すき。」ってなった。シンプルイズベスト。最小限の文字数でちゃんと商品の魅力を伝えてる。小豆が笑ってるようなビジュアルもかわいい。

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そういえばそうだよなぁ~のお手本。パソコンばっかりで自分で書くことが少ないけど、もっと自分の名前を大切にしないと。

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母親あるあるは鉄板すぎてずるい。父を早くに亡くしているから余計に、こういうのにめちゃくちゃ弱い。

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自虐風だけど面白いだけじゃなく、ちゃんと商品最大の売りである価格訴求ができてる。実際にこの価格で販売できる企業努力がすごい。

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ヒソヒソ姉妹?がヒソヒソと鋭いツッコミを入れてるシリーズ。小さくて読めないのでいくつか書いてみる。

うまいこと思いついちゃったんだね。思いついちゃった感あるね。

狙いすぎじゃない?バズらせたかったんじゃない?

きれいな広告だね。どうせおじさんが作ってるのにね。


きれいな色合いで可愛らしいビジュアルと、実際言われてそうな辛辣なコメントとのギャップが面白い。毒舌だけどディスってるわけじゃなく、広告愛を感じる。

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SEIKOなのに時計を隠しちゃうって発想がすごい。銀座のど真ん中でこれ見たら、時間に追われる人、つまりほぼすべての人に刺さるよなぁ。話題になるのは当然。

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イヤホンを間違ってパック刺しちゃって話題になったツイート。当時自分もリアルタイムで読んだ。それを元に実際に作っちゃうスピード感と遊び心がすてき。


他にも痺れたコピーがこれでもかとありすぎてとても紹介しきれない。泣いたり笑ったり唸ったり、とにかく楽しすぎた。


で、丸1日かけてみた全369作品(グラフィック:164作品・TVCM:61作品・RCM:60作品・WEBムービー:42作品・WEB:15作品・自由:27作品)から、2作品を選んで投票しないとならない。

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これだけあって2つしか選べないのはかなり厳しい。メモったノートとスマホで撮った写真を見ながら悩む悩む。もしかしたら自分の1票で受賞できるかどうかが左右されるかもしれない・・・。真剣に考えないと出品した方々に失礼になってしまう。体育館の隅っこで正座してめちゃくちゃ悩んで、一番印象に残ったテレビCMとグラフィックに投票した。普段公募で審査員の文句ばっかり言ってるけど、審査する方も本当に苦労してるんだなぁと実感。貴重な体験できたし、会員になってよかった。


恒例の集合写真を撮り無事投票を済ませて、次の審査員トークバトルの会場へ








先週の25日(土)、『2019CCN賞公開審査』に行ってきました。


CCN賞とは、コピーライターズクラブ名古屋が主催し選出する広告賞。その1番の特徴は何と言っても公開審査。応募作や審査の様子を誰でも自由に見学できちゃう。しかも結果は当日開票・当日発表。誰がどの作品に票を入れたのかが全部わかってしまう日本一オープンな審査会。去年はじめて参加してめちゃくちゃ楽しかったので「次も絶対行こう!!」と決めてました。

前回は急遽参加したので1日しか休みがとれず、メインイベントである結果発表直前で泣く泣く帰るハメに・・・。今年こそは最後まで参加すべく、日程が発表された時点ですぐに連休をねじこみました。

CCN賞では審査員の選出するCCN賞とは別に、CCN会員の投票で決まるCCN会員賞があります。せっかく行くなら投票もしたい!!と思って、事前にCCN会員にも登録しました。

少ないお小遣いをせっせと切り詰めて何とか交通費を捻出。妻とは交渉の末「お土産に赤福を買ってくること」と、ここではまだ言えない「ある条件」で参加の許可をGET!!しかも駅までの送迎つき。これで準備は整った。


審査会のタイムスケジュールはこんな感じ。
進行表




























まるっと1日広告三昧なんて最高すぎる。問題は10:00スタートのラジオ部門。始発に乗って新幹線で行かないとどうやっても間に合わない。朝は早いし新幹線高いし悩む・・・。でも投票する権利がある以上ちゃんと全部聞かないと不公平だし、行くしかない!!。ということで朝5:00起きでシャワーを浴び、妻をたたき起こして「パジャマのままでいいから」と駅まで送ってもらった。

早い時間なので新幹線も空いてた。去年同様、せっかくだからと駅弁を買って、せっかくだからと発車するまで我慢してみたり。少し寝ようと思ったけど、興奮して寝つけず。そうこうしてるうちに無事名古屋に到着。地下鉄に乗り換えて星ヶ丘駅で降りる。あいかわらず小洒落たキャンパスタウン。早くもスタバでお茶してる人がいる。想定外の暑さでこっちはすでに汗だくなのに、なんてさわやかなんでしょう。

時間ギリギリで会場に到着。
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去年は女子大ってだけでシャウエッセンがアルトバイエルン!!してたけど、二度目だからポークビッツくらい(なんかゴメンナサイ)。受付をすませ投票用紙をもらい3Fの大講義室へ。
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最前列に審査員の方々が並んでいて、他には25人くらいかな。いよいよラジオ部門の審査スタート。

スクリーンには作品番号だけが写され、音声だけが流れる。ラジオなんだから当たり前か。入口に作品リストが貼りだされてたけど手元になかったから、全部聴くまでどの企業の何のCMかわからない。あとで思いだせるようにノートにざっくりメモをとって、面白いと思ったものに印をつけていった。

間髪入れずに流れるのでメモするにもひと苦労。なに書いてあるのか自分でも読めないレベル。まあ本当に面白いものはメモなんか取らなくても印象に残るはずなので問題ないっちゃあないんだけど、やっぱり作品リストは配ってくれるといいなぁ。


たださえ字が汚いのにもはや解読不能・・・。ちなみにこれはテレビ部門のメモIMG_20190528_121414
















1時間かけて全60作品一気に聴いた。
長いのや短いの、泣けるものから笑えるもの、王道からいい意味で邪道なものまで、とにかくバリエーション豊富。こんなに集中して聴いたのははじめてで、思ったよりどっと疲れた。ラジオCMってこんなにいろんなことができるんだ・・・とちょっと感動。中でも『音』をうまく使ったラジオでしか出来ないようなアイデアにはうなった。

10分ほどの休憩のあと、次のテレビ部門へ。人数も徐々に増えてきて、50人くらいはいたかな。同じ過ちはくり返さん!!と休憩中に貼りだされた作品リストをスマホで撮ってきて準備万端。・・・のつもりだったけど、いざ始まると映像に集中しなきゃならないから、拡大したりスクロールしたりしてるヒマがない。やっぱり作品リストほしい・・・プリントしたやつ。

全国区で流れてる有名なのから、いかにも予算がなさそうなローカルCMまで、こちらも多種多様。ベタかもしれないけど、不器用な父親と娘の物語的なのとか震災で亡くなった家族を想うCMは、どうしたって泣けてきちゃうし反則すぎる・・・。

テレビ部門は全61作品。普段はあまり意識して見ないけどやっぱりCMって面白いなぁ。


90分の昼休憩をはさんで午後の部に続きます・・・


























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