宣伝会議賞のすすめ

国内最大の公募広告賞「宣伝会議賞」を通じて、キャッチコピーの魅力を少しでも多くの人に伝えたいと願う素人のブログ。 目標はグランプリと100万円!!そして『日本一コピーのうまい葬儀屋』を目指します。

キャッチコピー・・・主に商品や映画、作品等の広告など、何らかの告知に用いられる文章。消費者の心を強くとらえる効果をねらった印象的な宣伝文句。


とまあ、コピーの意味や役割はいまさら説明するまでもないのですが、実際に作るとなるとこれがなかなか難しい。商品やサービスの「どこを?」「誰に?」「どうやって?」伝えるか。そのためにはどうすればいいのか?それを知らないと、どこかで見たような耳ざわりがいいだけのコピーっぽいコピーができあがる。そして「これならイケる!!」と自信満々で応募した結果・・・1次通過もできずに全滅ってのが初挑戦の鉄板コース。いや、何度やってもいまだに似たようなもんですけど。

まずは本当の意味で「キャッチコピーとは何か?」を知らなげればなりません。検索すると講座の案内やら名作コピーのまとめやらいろいろ出てきます。とりあえずコピーの基本的な考え方を学ぶ第一歩としてコピーの本を読んでみることをおすすめします。

結構たくさんあるので迷っちゃいますが、好きなコピーライターさんのものとか読みやすそうなものとか、自分の好みで選べばいいと思います。コピーライターは「人に伝えること」のプロなので、どれを選んでもわかりやすくて面白いしほとんどハズレなし。その中でも個人的なおすすめをいくつかご紹介。


◆ 広告コピーってこう書くんだ!読本 (谷山雅計 著)
こう書くんだコピーの入門書にしてバイブル的な存在。広告コピーとはどういうものか?が、難しい言葉を使わずに誰にでもわかりやすく説明されている。コピーと同じで読み手のことを第一に考えて書かれていて、とにかく読みやすい。簡単に見えてその内容はとても奥が深く、何度でも読み返す価値がある。コピー初心者から上級者まで必読です。コピーに興味を持った人には真っ先におすすめしたい一冊。


◆ 「売る」コピー39の型 (有田憲史 著)
売るコピーコピーの基本的な型を、実際に使用された広告の具体例をあげて解説してくれている。基本の型に当てめるだけで応用ができ、誰にでも即戦力コピーが書けるようになる。巻末にあるお手本コピーと添削の紹介は、どんなところがいいのか?がわかりやすくとても参考になる。コピーの基礎公式集として悩んだときは読み返したい。気軽に持ち歩けるサイズなのもうれしい。同じ著者の「売る」文章51の技は、ボディコピーを書くときにおすすめ。



◆ コピー年鑑

コピー年鑑
東京コピーライターズクラブ主催の広告賞「TCC賞」の優秀作をまとめたコピーの大図鑑。年1回発行。その時代を反映した誰もが一度は目にしたことがある広告コピーの名作が満載。見てるだけで思わずにやけたり、自然と泣けてくる。新人コピーライターさんは勉強のために「写経」したりするらしい。だだし専門書だけあって値張るのでなかなか手がでない。古いものはオークションで安く出品されることがあるので狙い目。大きな図書館なら置いてあるかも?いつか賞金がもらえたら買いたい。



◆ キャッチコピーの表現別グラフィックス
表現別2実際の広告が700点以上収録されている。タイトル通りキャッチコピーによって「顧客心理型」「企業メッセージ型」「ユーモア型」などに分類されてる。「自分もいつかこんなコピー書きたい!!」って思わせる一流のくどき文句ばかり。またグラフィックスというタイトル通り、デザインの勉強にもなる。コピー年鑑の代わりになればと思って買ったけど、これだけでも十分なボリューム。



とにかく何でもいいので試しに一冊読んでみてください。普段何気なく見ていた広告やCMがいかに計算されて作られているかがわかります。それを知ると広告が今までよりずっと面白くなるはず。

宣伝会議賞直前のこの時期は、予習復習をかねて何度も何度も読み返しています。他にもおすすめがあったら教えてください。

宣伝会議賞は「紙とペン」さえあれば誰でも挑戦できる(今はweb応募だけど・・・)。それ以外に自分の経験上「これはあったほうがいい」と思う必須?アイテムを紹介しちゃいます。


必須?アイテム① 「宣伝会議(10月号)」 課題発表号

毎年9月1日発売。課題は公式ページでも確認できるけど、やっぱりこれがないと始まらない。課題内容のチェックはもちろん、全課題に取り組むのか?それとも絞るのか?など作戦や計画を練ったりするためには欠かせない。応募期間中はどこに行くにも持ち歩くつもりで。いわゆるマイナー雑誌なので、地方の書店では扱っていない場合も。スタートダッシュを決めるためにも発売日にGETできるよう予約しておきたい。


必須?アイテム② 「宣伝会議(11月号)」 ワンポイントアドバイス掲載号

毎年10月1日発売。各課題企業のアドバイスが掲載されるが、そんなに大した内容ではないので読まなくても差し支えはない。だだしごくまれに「今さらかよ!!」と突っ込みを入れたくなるような後出し条件が出ることもある。また協賛企業賞の受賞作が「オリエンの内容そのままじゃん」なんてこともあるので、重要なヒントが隠されている可能性も。立ち読みくらいはしておいた方がいい。


必須?アイテム③ ネット環境

web応募なので当然必須。課題企業のHP・商品やサービスの内容・口コミや評判を調べたり、競合商品を検索したり、思いついたコピーを試しに検索したら、すでに同じようなのが使われててガッカリしたり。とにかく情報収集にはなくてはならない。調べものをするつもりがついついまとめサイトにハマり、気が付けば貴重な時間を無駄にして激しく後悔するのはお約束。


必須?アイテム④ 「SKAT」

宣伝会議賞の作品集。現在「SKAT.13」まで発売されている。受験の時の赤本みたいなもんで、傾向と対策をたてるには必須。過去に出題された同一課題や同系統の課題で、どんな視点や切り口があるのか?丸かぶりはないか?などチェックすることができる。明らかなパクリ作品が通過していることもあるのが玉にきず。過去の受賞作の方が近年のものよりパワーを感じるので、単純に読むだけでも面白い。初期のものは中古でしか手に入らず、ちょっぴりカビ臭かったりする。


必須?アイテム⑤ コピーの参考書

宣伝会議賞に初めて挑戦すると、「自分のイメージしていたキャッチコピー」と「実際に選ばれるキャッチコピー」には大きな違いがあることに気づかされる。何となくカッコいい文句を並べた雰囲気だけのコピーはまったく通用しない。もちろん何の知識もなくてもいいコピーが書けちゃうことだってあるかもしれないが、基本的なことは知っておいた方が進歩も早い。コピーに関する本は山ほどあるが、自分が好きなコピーライターさんの著書や読みやすそうな本を選べばいいと思う。個人的なおすすめは別の機会に紹介する予定。


必須?アイテム⑥ 管理ツール


管理ツールというと大げさだけど、ノート・メモ帳・スマホ・タブレットなどのこと。課題ごとにセールスポイントや関連ワードを書き出したり、コピーの原案やCMのアイデアを書き留めたりするために必要。初日に気合いを入れて丁寧に専用ノートを作るものの、すぐに使わなくなったりする。期間中は四六時中コピーのことを考えてるので、いつアイデアが浮かぶかわからない。お風呂だったり、トイレだったり、会議中だったり、ジョギング中だったり、とにかく即メモれるようにしておく。「あとでいいや」と油断してるとたいてい忘れる。応募した作品はたとえボツコピーでもとっておいた方がいい。次回同じ課題が出た場合さらにブラッシュアップしたり、そこから新たなヒントが生まれるかもしれない。



必須?アイテム⑦ 情熱・努力・根性・楽しむ気持ち

コピーライターとしての経験・センス・才能は、プロにはどうしたってかなわない。だったらせめて気持ちでは負けないようにしたい。素人なんだからダメでもともと、胸を借りるつもりで。それでもやるからには誰よりもいいコピーを目指して最善を尽くす。かといってあまり自分を追い込み過ぎない。自分のコピーがどこまで通用するのか?どんなすごいコピーが選ばれるのか?せっかくのお祭りなのでワクワクしながら楽しむ気持ちを忘れずに。

さて、これだけプッシュすればさすがに少しは「やってみようかな~」って気になったでしょ?それでは初挑戦の方のために、宣伝会議賞の簡単な流れを説明しちゃいます。常連さんは読みとばしてください。

【宣伝会議賞のスケジュール】

9月1日    「宣伝会議(10月号)」発売

課題発表※①

      
応募ID登録 (公式サイトにて)※②

10月1日 「宣伝会議(11月号)」発売

協賛企業からのワンポイントアドバイス
※③

10月31日 応募受付締め切り※④

2月1日    「宣伝会議(3月号)」発売

1次審査通過者発表
※⑤

3月1日    「宣伝会議(4月号)」発売 

協賛企業賞・2次・3次審査通過者発表※⑥

3月某日 ファイナリスト発表(公式サイトにて)※⑦

3月某日   贈賞式(都内某所)・グランプリ発表※⑧

4月某日 作品集「SKAT」発売※⑨


例年通りだとするとだいたいこんな感じのスケジュール。その年によって多少変更があるので、必ず公式サイトで確認してください。


※① まずは課題発表号をGET。田舎だと雑誌そのものが売ってないので、Amazonとかで予約をしておきましょう。協賛企業(課題の数)はその年によって違う。ちなみに昨年は40社。課題が増えれば受賞のチャンスも増えるけど、その分コピーを作るのだってたいへんになる。また1課題の応募数には上限がある。昨年は50本。全課題MAX応募を目指すなら、計画的に取り組むべし。

※② 第50回からweb応募になったため、公式サイトで「応募ID」を登録する必要がある。応募フォームか使いやすく、コピーの管理もしやすい。思いついたらその場でさっと送れるので便利。ただそのおかげで応募総数が激増した。今回もさらに増えることを覚悟すべし。

※③ 必ず見る必要はないけど、突然「NGワード」や「文字数制限」の発表があったりするのでやっぱり押さえておきたい。当然ヒントとなることも多いので慣れないうちは購入すべし。

※④ 最終日の締め切り直前に駆け込み応募が殺到するため、サーバーに繋がりにくくなる。そのため前回・前々回とも締め切りが延長された。万が一に備え応募は早目に済ませるべし。最後の最後まであきらめない気持ちを持つべし。

※⑤ 50万本の応募作の中なら1次通過できるのは7000本くらい。前回の通過率は1.44%!!ここに残るだけでも相当たいへん。中には何十本も通過している強者も。複数通過の※マークがついてるとめっちゃうれしい。この時点では通過作品がわからないので、コピーを選ぶ力を鍛えるためにも応募作を見直して予想すべし。

※⑥ 前回の2次通過率は0.14%、さらに3次通過率は0.017%!!ここまできたら奇跡としか言いようがない。協賛企業賞には毎回「うわぁ~やられた」と思うような秀逸な作品が目白押し。ネットやツイッターで賛否両論の盛り上がりが楽しい。受賞コピーがなぜ評価されたのか?をしっかり分析すべし。

※⑦ 公式ページでファイナリストの作品が発表される。最終審査が残っているので名前は公表されない。「すげぇぇぇぇ」を通り越して「まいりました」と白旗状態の作品ばかり。グランプリや各賞を予想すべし。

※⑧ 協賛企業賞の受賞者、そしてファイナリスト、選ばれし者だけが招かれるまさに夢の舞台。それ以外の敗者は悔しさに歯ぎしりしながらネット中継を見ることになる。そしてついに栄光のグランプリが決定する。会場が水族館だったり映画館だったりどんな場所になるのか、司会の女子アナ・プレゼンターのアイドルの登場も楽しみのひとつ。思いっきり嫉妬して、その悔しさをバネにするべし。

※⑨ ここではじめて自分の通過作品がわかる。たいていの場合、出した記憶もないようなどうでもいい作品が通過していて、見る目のなさに自信をなくす。そして他の人の作品のレベルの高さにさらに自信をなくす。上位の作品と自分の作品とどこがどう違うのか?自分の通過予想は合っていたのか?など、ちゃんと総括して次に活かすべし。

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