宣伝会議賞のすすめ

国内最大の公募広告賞「宣伝会議賞」を通じて、キャッチコピーの魅力を少しでも多くの人に伝えたいと願う素人メタボ親父のブログ。 目標はグランプリと100万円!!そして『日本一コピーのうまい葬儀屋』を目指します。

以前に紹介したおすすめコピー本、広告コピーってこう書くんだ!読本 (谷山雅計 著)に、「なんかいいよね」の禁止。という項目がある。ざっくりいうと、普段から自分がいいと思ったものを「なんかいいよね」とそのままにせず、「なぜいいのか?」「どこがどういいのか?」を考えるくせをつけることで発想体質になれるというもの。(詳しくは本書にて)

「なるほど、これならできそう」と思ったものの、かなり意識してやらないとなかなか続かない。「いい!!」と感じて理由を考えても、メモったりまとめたりしないとその場限りで終わってしまい蓄積している気がしない・・・。

で、考えました。このブログに書けばいいじゃんと。ありがたいことにSKATには「いつかこんなコピーが書きたい!!」とか「絶対思いつかない!!」って凄いコピーが無数にある。そのコピーのどこがいいのか?なぜいいのか?を考えることは自分自身の勉強にもなるし、宣伝会議賞とキャッチコピーの面白さを伝えることができる。なによりネタにも困らない。

というわけで、SKATの中から受賞の有無にかかわらず心に刺さったコピー、目標とするコピーのポイントを自分なりに分析してまとめてみようと思います。コピーのポイントなので、略して「コピポ」・・・べタなネーミングセンスが恥ずかしい・・・。

思いつきなのでどれだけ続くかわかりませんが、もっといいコピーが書けるように、コピーの面白さ・奥深さが伝わるように、そしていつか表彰台のてっぺんに立つ日を目標に。

前回の続き・・・


課題を絞って挑戦する
or 全課題に挑戦する 



の究極?の二択。どちらを選ぶかによって今後の取り組み方が変わってきます。どちらがいいかは人によって違うだろうし、正解があるわけではありません。それぞれに自分が感じたメリットとデメリットをあげてみます。


◆全課題に挑戦する場合

完全に人を選びます。やる気と根性、センスや才能は言うまでもなく、とにかくマメで几帳面で計画的にキッチリできるタイプでないと必ず途中で挫折します。


仮に前回と同じ条件(40課題・制限50本)だとすると、MAXで2000本。応募期間60日とすると、1日33本以上のコピーを作る必要があります。やりやすい課題ではそれができたとしても、当然そんなものばかりではありません。しかもそれが毎日・・・。仕事もあるでしょうし、睡眠時間を削って必死でやらないと到底無理。想像するだけで気が遠くなります。たとえ2000本ではないにしても、全課題を網羅するにはそれなりの知識や経験が必要だと思います。


しかも、作ったコピーすべてを応募するわけにはいきません。当然それ以上の数を作り、そこからさらに絞ったり磨いたりすることになります。コピーの本によく、1課題に100本作ることを目標にと書いてあったりしますが、実際に作るとなると自分が得意な分野であっても相当たいへんです。課題内容を問わず作れる技術のあるプロのや、コピーライター志望でトレーニングを兼ねて挑戦するような方以外には、ハードルが高い。


確かに理論上は本数を出せば通過する確率は上がります。1次通過の本数が多いほどそれ以上に残るチャンスが多いのも事実。ただしそれは「ある一定レベルをクリアしたコピー」であることが条件です。ヘタな鉄砲はどんなに撃ってもやっぱり当たる確率は低いし、原液を水増ししたうす~いカルピスが美味しいはずがありません。


自分が知る限り、プロやそれに近いレベルの人は全課題に挑戦し、制限いっぱいまで応募される方がほとんど。それを知ると「プロですらそこまでやってるんだから、それ以上やらないと」って気持ちになるのは当然。ただそれが逆にプレッシャーになってノルマに追われ、いいコピーを作ることよりも本数を作ることが目的になってしまうようでは本末転倒です。プロと同じ土俵で勝負しても勝ち目はうすいと思います。


もちろんメリットもあります。まず切り口の幅や視野が広がること。様々な商品やサービスの情報を調べたり、コピーを作ることで発想力が鍛えられます。一見関係のない課題でも思わぬヒントになる場合も。たとえ結果が出なかったとしても、その経験は必ず自分の力になります。「どんな課題が出ても大丈夫」という自信にもつながります。また他の人がやらない難しい課題は、必然的に競争率が下がりチャンスが増えます



つい熱くなって理屈っぽくなってしまいましたが、自分の好きな課題に自分のペースで自分なりのやり方を見つけて挑戦するのが一番!!キャッチコピーの面白さと奥深さを知ることができるお祭りコンペなので、特に初めての人には楽しみながらチャレンジしてもらいたいです。

課題発表後に悩まされるのが


課題を絞って挑戦する or 全課題に挑戦する 


の究極?の二択。どちらを選ぶかによって今後の取り組み方が変わってきます。どちらがいいかは人によって違うだろうし、正解があるわけではありません。それぞれに自分が感じたメリットとデメリットをあげてみます。


◆課題を絞って挑戦する場合

プロのコピーライターさんやプロを目指している方以外は、断然こちらをおすすめします

コピーを書くということは、まずその商品やサービスのことをちゃんと理解しなければなりません。もっと言うと、その商品を誰かに勧めたくなるほど好きになる必要があります。そのためには自分の身近なもの・興味のある課題を選ぶことが大切。その上でネットでの情報収集はもちろん、できることならその商品を実際に手に取って、購入して、使ってみる。そうすることがコピーのヒントに繋がります。当然すべての課題の商品を使えるわけではないし、使わなくてもいいコピーは書けます。ただコピーは自分の経験から生まれると言われるように、実感のこもった強いコピーを作る近道になります。

自分に身近でない・興味のない課題は、新鮮な気持ちで臨めるのでやりがいはあります。でもやっぱりとっつきにくい。想像やイメージで考えても表面的な部分しか表現できなかったり、どうしていいかわからず手も足も出ないことも。そういった場合のノウハウや経験値は、プロには勝てっこありません。それならその分本命課題に集中した方がいい結果につながると思います。

ただし、自分がやりやすい課題は他の人もやりやすいということ。必然的に競争率も上がり、同じような視点のコピーになってしまう確率も上がります。逆に難しい課題ほど狙い目かもしれません。


自分の場合、課題が発表されたらそれぞれに優先順位をつけるようにしています。

①必ずMAX応募する 本命課題(自信度100%)

②もしかしたらイケるかも? 期待課題(自信度60~80%)

③もし時間があまったら少しだけやるかも? 一発狙い課題(自信度30%)

④完全無視 切り捨て課題(自信度0%)


極端なことをいうと、2~3課題のみに絞ってそれだけをひたすら考えた方がいいコピーが作れると思います。ただしそれには相当強いメンタルが必要です。期間中はブログやツイッターで「今日は〇〇本作った」など、ライバルの進捗状況をイヤでも目にします。そうすると「本当にこれでいいのか?」「いろいろ出した方がいいんじゃないのか?」という不安と焦りが生まれます。そこでブレることなく初心を貫けるかどうか?が明暗を分ける気がします。ちなみに前回のグランプリ受賞者の応募数は、なんとたった20本!!もちろんそれまでには何百何千という案を出し、試行錯誤をくりかえしたでしょう。やはり「広く浅く」より「狭く深く」の方が強い・・・はず。


参考までに、第51回宣伝会議賞グランプリ受賞者のインタビュー記事です。




↑このページのトップヘ