前回の続き・・・


課題を絞って挑戦する
or 全課題に挑戦する 



の究極?の二択。どちらを選ぶかによって今後の取り組み方が変わってきます。どちらがいいかは人によって違うだろうし、正解があるわけではありません。それぞれに自分が感じたメリットとデメリットをあげてみます。


◆全課題に挑戦する場合

完全に人を選びます。やる気と根性、センスや才能は言うまでもなく、とにかくマメで几帳面で計画的にキッチリできるタイプでないと必ず途中で挫折します。


仮に前回と同じ条件(40課題・制限50本)だとすると、MAXで2000本。応募期間60日とすると、1日33本以上のコピーを作る必要があります。やりやすい課題ではそれができたとしても、当然そんなものばかりではありません。しかもそれが毎日・・・。仕事もあるでしょうし、睡眠時間を削って必死でやらないと到底無理。想像するだけで気が遠くなります。たとえ2000本ではないにしても、全課題を網羅するにはそれなりの知識や経験が必要だと思います。


しかも、作ったコピーすべてを応募するわけにはいきません。当然それ以上の数を作り、そこからさらに絞ったり磨いたりすることになります。コピーの本によく、1課題に100本作ることを目標にと書いてあったりしますが、実際に作るとなると自分が得意な分野であっても相当たいへんです。課題内容を問わず作れる技術のあるプロのや、コピーライター志望でトレーニングを兼ねて挑戦するような方以外には、ハードルが高い。


確かに理論上は本数を出せば通過する確率は上がります。1次通過の本数が多いほどそれ以上に残るチャンスが多いのも事実。ただしそれは「ある一定レベルをクリアしたコピー」であることが条件です。ヘタな鉄砲はどんなに撃ってもやっぱり当たる確率は低いし、原液を水増ししたうす~いカルピスが美味しいはずがありません。


自分が知る限り、プロやそれに近いレベルの人は全課題に挑戦し、制限いっぱいまで応募される方がほとんど。それを知ると「プロですらそこまでやってるんだから、それ以上やらないと」って気持ちになるのは当然。ただそれが逆にプレッシャーになってノルマに追われ、いいコピーを作ることよりも本数を作ることが目的になってしまうようでは本末転倒です。プロと同じ土俵で勝負しても勝ち目はうすいと思います。


もちろんメリットもあります。まず切り口の幅や視野が広がること。様々な商品やサービスの情報を調べたり、コピーを作ることで発想力が鍛えられます。一見関係のない課題でも思わぬヒントになる場合も。たとえ結果が出なかったとしても、その経験は必ず自分の力になります。「どんな課題が出ても大丈夫」という自信にもつながります。また他の人がやらない難しい課題は、必然的に競争率が下がりチャンスが増えます



つい熱くなって理屈っぽくなってしまいましたが、自分の好きな課題に自分のペースで自分なりのやり方を見つけて挑戦するのが一番!!キャッチコピーの面白さと奥深さを知ることができるお祭りコンペなので、特に初めての人には楽しみながらチャレンジしてもらいたいです。