宣伝会議賞のすすめ

国内最大の公募広告賞「宣伝会議賞」を通じて、キャッチコピーの魅力を少しでも多くの人に伝えたいと願う素人メタボ親父のブログ。 目標はグランプリと100万円!!そして『日本一コピーのうまい葬儀屋』を目指します。

2014年09月

宣伝会議賞29日目。

週末は家族サービスで浜松へおでかけ。本当はひとり籠ってコピーを考えたいところだけど、毎回そういうわけにもいかないしね。高速道路を走ったらNEXCO西日本のコピーができるかなと思ったけど、な~んにもでなかった。本場の浜松餃子が食べたくてネットで調べた人気店。16:30オープンなので念のため16:00に行ったらすでに満車で大行列。1時間半待ちですって・・・。恐るべし日曜日。あきらめて帰りに見つけた適当な店に入ったら、めちゃめちゃ旨かったからいいや。でもいつかはリベンジ?したい。

昨日取り組んだ課題は霧島酒造。毎度おなじみのお酒系の課題。その中でも黒霧島は常連中の常連さん。これがまたやりやすそうで難しいんだよねぇ~。その原因は、全体的に商品のコピーというよりもお酒を飲んでる時のシチュエーションコピーの方が主流になってるから。通過コピーにしても「それ別に黒霧島じゃなくてもいいじゃん」ってのが多い。いかにジャンプするかは大切だけど、お酒が絡めば何でもありみたいな感じになっちゃうのはどうかと思う。だからその辺の距離感がすこぶる難しい。

ただ今回は「料理とよく合う黒霧島」っていうテーマがある分、いつもよりはポイントが絞りやすい。切り口がかぶってくるから、表現力での勝負。同じテーマでは以前に「しろ」があったのでまずはそれをメインに過去作品をチェック。やっぱり上位にきてる作品ほど商品の特徴をちゃんとつかんで、その商品じゃなきゃダメなコピーになってる。ネタかぶりを避けつつ何とか15本ほど書いたけど、しっかり商品に落ちていて勝負できそうなのは2本。悪くはないけど少し優等生すぎるかなぁ。でも、正直これを超えられるコピーができる感じがしない。ここはいったん置いといて、ワンポイントアドバイス待ちですな。

それよりも、サービスエリアの自販機でリゲイン見つけて、試しに飲んだらひらめいた!!短くてインパクトもあるし、勝負コピーしてもいいレベル。使えば必ず何か浮かぶわけじゃないけど、ひらめくきっかけにはなるかもしれないから、手にしてみるってやっぱり大事。

宣伝会議賞25日目。

思いついたネタはとりあえずメモや携帯に書き留めて、家に帰ってから練り直してコピーをつくる。ある程度形になったらまずはググってみる。これだけネットが普及すると、誰かが同じようなことを言ってないかどうかがすぐにわかっちゃう。たとえば米唐番のコピーでLOVE米。って思いついたとする。検索するとそのままタイトルになってるブログが一発で出てくる。この時点で当然アウト。まあ100人中100人が思いつくので、出したところで1次通過すらしないと思うけど。

問題はブログの記事の片隅とかつぶやきで似たような感じのフレーズを見つけちゃった場合。たまたまカブッただけでパクるとかそんなつもりは一切ない。けど判断に迷う。正直見なきゃよかったと後悔することもある。全部の応募作を逐一チェックするわけにもいかないけど、本命コピーだけはかぶらないようできる限り確認してる。

そしてSKATでもチェックする。これはイケそうと思ったコピーが丸かぶりだったりすることもある。当然泣く泣くボツ。ただしこれも100%完璧なチェックは難しい。過去の同一課題はもちろん、同系統の課題もできる限り確認するようにはしてるけど、何気なく眺めてたらあとから別の課題で似たようなコピーを見つけることもある。見つけてしまった以上はボツにするしかない。過去のSKATの全部持ってる人なんてあまりいないだろうし、たとえ持っててもそこまで厳密にやってる時間もない。

人の考えることなんて似たようなもんで、とくに共感系のあるあるコピーなんかは自然とかぶっちゃうことだってある。それはある程度しかたない。でも過去の作品と全く同じものが受賞してたりすると、やっぱりモヤっとする。審査員だって毎年変わるし、過去の全作品を頭に入れておくなんてどうやったって無理なわけで、審査側にそこまで求めるのも酷。ただせめて受賞レベルの作品には、過去に似たようなものがないかチェックしてほしい。一番いいのは今まで見たこともない視点で、しかも誰にでも伝わるコピーを作ることなんだけど・・・。ちなみに自分の前回の1次通過コピーとまったく同じものが過去にあったのを発表後に見つけた・・・。言い訳するためにこの記事を書いたわけじゃないですよ。でも何度もSKAT見てるのに気づかなったのは完全に自分のミス。二度とないようにしたい。

で、ことごとくネタがかぶって没続出中なのがECC。もう「どんだけコピー考えさせれば気が済むのよ!!」って感じだけど、サランラップみたいになくなったらきっと「なんでないの・・・」って寂しく思う人は多いはず。完全に洗脳されちゃってるな。いっそのこと捨て課題にしようと思ったけど、やっぱりそういうわけにはいかない。これだけ出題され続けてるのに必ずファイナリストに複数残ってるし、避けては通れない。

でも、正直どうしていいかわからん。だっていわゆる英語あるある的なコピーは作る方も見る方もお腹いっぱいでしょ?なんかここらで、ズバッと本質をつくようなコピーが見たい。もうこの際自分じゃなくてもいいや。だって自分じゃどうころんでも思いつきそうにないもん。一応これならマシかなってのはいくつかできたけど・・・ほとんど白旗状態です。

宣伝会議賞25日目。

今日は例の男子会とやらが開かれるみたいですね。どんな内容なのか気になる。あとこの前名古屋で朝っぱらから開催された特別セミナーの記事もさっき見つけて読みました。

http://www.advertimes.com/20140926/article171029/


その中にある「公開宣伝会議賞」ってのがすごい。応募予定作を発表するなんて無理。もちろんパクられそうとかではなくて、とても人に見せられるレベルじゃないから。それに見せてもらったコピーがむちゃくちゃよかったりした場合、もし近い切り口でもっといいのができてもパクリと思われそうで出しづらくなっちゃう。その周辺の視点がまるまる使えなくなりそうでこわい。「コピー合宿しました」とか「ブレストやります」っていうリア充コメント見ると、うらやましいなぁ~とは思うけど、実際に自分が参加したら何の役にも立てそうにないし、レベルの違いにビビるだけで終わりそう・・・。でもいいなぁ~。

この日の課題はナチュラルとうふ。口コミを調べたら絶賛の嵐だったので一度食べてみたいんだけど、近所にはどこにも売ってないのよね。かといってわざわざネットでお取り寄せするのもなんだし・・・。というわけで想像するしかない。

一般的な豆腐とは一線を画す個性的な商品なので、セールスポイントは一目瞭然でとっつきやすい課題。で、ターゲットもF1層とこちらもはっきりしてる。要するに「こんなのはじめて」「とにかくおいしくてハマる」ってことを女子力いっぱいにアピールすればいい。でもただ単にそれだけだと、チョコでもワインでもいいじゃんってことになっちゃう。それをどうすればナチュラルとうふならではのコピーにできるのか・・・。いっそのこと全部に商品名でも入れちゃおうかな。

当然ターゲットである女性が断然有利。食べてみて感想を言えばそのままコピーになるかもしれない。あとは女友達の多いリア充男子。若い子とまったく接点のないオッサンは、女心をひたすら妄想して考えるしかない。でも悲しいかな、「栄養も女子力も満点です。」みたいなクソコピーしか思いつかない。とりあえず20本くらいは書いたけど、どれもこれもどんぐりの背比べ。やっぱりお取り寄せするしかないかなぁ~。

宣伝会議賞24日目。

なんか、大学生限定の特別セミナーがあるみたいですね。しかも男子会と女子会に分かれて。「宣伝会議賞に応募する大学生への応援企画」ってうたってるから、何かしらヒントやアドバイスが出るのかな?ずるい!!!無料で磯島さんや横澤さんの話が聞けるなんてうらやましい。(ホントは女子会に行きたいなんて言えない。)40過ぎても大学に通ってる人はいるわけで、イチかバチか潜入しようかと思ったら学生証が必要だった・・・。役に立つかどうかはわからないけど、同じ目標を目指してる仲間やライバルがいて、その情熱とかやる気を肌で感じることができるってだけでも、絶対行く価値はあると思う。逆にアラフォー向けにもやってくれないかね?

この日の課題はリゲイン エナジードリンク。24時間戦えますか?はもちろんど真ん中世代だけど、リゲイン自体は飲んだことない。そもそも栄養ドリンクのたぐいはほとんど飲なまいなぁ。昔ユンケルの1番高いのをもらって飲んだら本気で寝れなくなったことがあるくらい。気休め程度かと思ってたけど、高いやつはちゃんと効くのね。

口コミとか調べたら、エナジードリンクってブーム?なのかたくさん出てた。ていうかいつからエナジードリンクなんて呼ぶようになったのさ。デザートをスイーツっていう感じ?レッドブルとかモンスターエナジーとかサムライっぽいのとか、CMでは見るけどコンビニでも別コーナーだろうから見かけたことすらない。好きな人は好きなんだろうな~。

メインターゲットは男性、20~40代くらいの学生やサラリーマン。競合は前述のエナジードリンク全般と、コンビニコーヒーとかサプリメントあたり。もっというとマッサージとか散歩とか気分転換やリフレッシュ系は全部含まれてくる。

学校や仕事関係のあるあるコピーも作りやすいけど、何でもできそうな分、「どの距離までいっていいいのか」の判断が難しい。イメージ的にはやっぱり直球ど真ん中のズバッとした短くてキレのあるコピー、ようは「ファイト一発」とか「元気ハツラツ!」みたいなのがいいよなぁ。でも苦手なんだよなぁ、そういうの。眞木準賞はこの課題から出そうな気がする。

じいちゃんとかばあちゃんとか、女の人を登場させるのも当然出してはみるけど、どう考えても働く男に訴えるコピーの方がしっくりくる。そのなかでオリジナリティをどうやって出すか?「自信作しか出さない」と自分でハードルを上げたばかりなのに、早くもくじけそう・・・。とりあえず20本ほど書いてみたけど、どれもこれもまったく勝負できそうにない。リゲイン飲んですっきりしたら、無敵のコピー書けるかな~。

宣伝会議賞19~22日目。

少し間が開いてしまいました。理由は久しぶりに仕事が立て込んで忙しかったことと、ここ何日かはまったく新しいコピーができなかったから。

先日、とあるコンペの結果が発表されました。正確に言うと公式発表ではなく、関係者の方がFBに表彰式のことを載せていたのを見つけただけですが。そこでグランプリ受賞コピーを見た瞬間、めちゃくちゃショックを受けました。「どうしてこういうコピーを書けなかったんだろう・・・」と。

自分も運よく複数入賞することはできましたが、その差は歴然。グランプリのコピーに比べて、なんてうすっぺらいんだろう。もちろん応募当時は「絶対グランプリを獲る!!」という意気込みだったし、自分なりに自信作を出したつもり。応募制限がなかったので思いついたやつはその場でどんどん送って、その中でも勝負コピーになりそうなものだけは時間をかけて磨いて。応募したのは全部で80弱で、勝負コピーは10本。入賞できた勝負コピーは1本。それ以外は、出したことすら覚えていないようなコピー。応募作を見返すと「なぜこれでグランプリが獲れると思っていたのか?」と自分を問い詰めたくなるレベル。無難と言えば聞こえはいいけど、何のひねりもない、ごくごくフツーの、誰にでも思いつきそうなものばかり。自分に刺さらないコピーが、他の人に刺さるはずがない・・・。

で、まったく同じ状況なのがこれまで作ってきた宣伝会議賞のコピー。保存してある200本ちょっとの中で、自分が納得して出せそうなの4~5本しかない。残りは一見上手いこといってるけど、たいしたインパクトもなく誰にも響きそうにないものばかり。もちろんコピーを選ぶ力があるわけではないので、それが正しいかどうかはわからない。課題によっては無難なコピーの方が評価されるかもしれない。自信作は完全な自己満足だってこともある。むしろそっち場合がほとんどなんだけど・・・。それでも出したかどうかも覚えていないコピーがたくさん通過するより、自信をもって作ったコピーが1本通過する方が価値があると思う。以前なら「〇本1次通過しました!!」なんて喜んでたんだけど、もうそのレベルは卒業しないといけない・・・な~んて偉そうなこと言って、これは全滅フラグかも?まあそれならそれでまた次にチャレンジすればいいや。

そんなこんなで今まで作ったコピーはいったんリセット。応募総数は当初の目標より大幅に減っちゃうけど仕方ない。応募するのは自信作のみ。かといって応募するコピーがなくなっちゃうと困るので基準は多少甘めに。この辺がずるいんだけどね・・・。ド本命の勝負コピーは予定通り10本つくる。できればその10本は全部、最低でも1次通過できるように。前回は10本中2本だけだったからハードル高いことは承知の上。こうして明確な基準を決めて結果で比較した方が、成長してるかどうか判断しやすい。

さてと、気持ちを切り替えてやりますか。

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