でももうすでに3月後半。あと5か月ちょっとでまたすぐ次がやってくるわけで。受賞作との圧倒的な差を見せつけられて、この短期間でいったい何ができるのか?講座に通う時間も余裕もなく、指導や添削してくれる人がいるわけでもなく、すぐ近くに語り合える仲間がいるわけでもない。
しかも今回はグランプリ・コピーゴールド・CMゴールド・眞木準賞などの重賞を本職がコピーライターでない方々が受賞されていて、今まで姑息にも予防線として使ってきた「自分は素人だから」という言い訳は完全に使い物にならなくなってしまった・・・。正直どうしたらコピーが上達するのか見当もつかないし、何をどうすればいいかわからない。受賞作を見て「こうすればいいんだ」とか「これでいいんだ」と思っても、それはその時一瞬だけ何となくわかったつもりになってるだけに過ぎない。
この6~7年、毎回同じことで悩んで凹んでのくり返し。で、結局行き着く先は「とにかくやるしかない」って当たり前の結論。宣伝会議賞は終わっても敗者にとっての本番はむしろこれから。自分にできることを地道にやるしかない。
そんなわけでひとり供養祭を再開します。今更ボツ作品なんて何の需要もないだろうけど、自分でできることのひとつとして、んで自分に鞭打つためにも公開処刑をしていきます。で、再開一発目は応募作全882本の中で圧倒的ベスト、間違いなくファイナリストだと信じて疑わなかったコピーがあるこの課題。
ひとり供養祭 【課題 36】ヤマハミュージックジャパン・・・応募数40本
1.あなたの音をきかせてください。
2.しょうがないなぁ、そんなに聞きたいならちょっとだけ。
3.誰もがみんな、自分だけの音を持っている。
4.ようこそ、音楽のまん中へ。
5.はじめて弾けた曲は、一生忘れない。
6.「音楽」って言葉を作った人はきっと、今のぼくと同じ気持ちだったんだろうなぁ。
7.楽器をもってナンパすると、成功率があがるらしい。
8.弾いてみたい楽器がない人なんて、きっといない。
9.わたしの心を動かした曲で、誰かの心を動かしたい。
10.運命と出会って、運命がかわった。
11.弾きたい曲がある。聴かせたい人がいる。
12.今日から和夫じゃなくてKAZUって呼んでくれ。
13.バンド名だけはずっと前から決めてある。
14.ヘタクソな演奏だったのに、母は本気で拍手をしてくれた。
15.ぼくの音で誰かが歌う。わたしの音で誰かが笑う。
16.僕はいま、音楽のまん中にいる。
17.ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない、けど楽しい。
18.トライアングル以外は、無理だと思ってた。
19.わたしが弾く曲は、わたしに似ている。
20.わたしの武器は、楽器です。
21.あなたの音は、あなただけのもの。
22.大嫌いだった曲が大好きになった。
23.ベートーベンがすごいのは、運命と髪型だけかと思ってた。
24.叶えたい夢に、武道館ライブが加わった。
25.まだ2回しか通ってないのに、みんなに自慢した。
26.こんな風に弾けるなんて、自分が一番驚いた。
27.今ならジャイアンの気持ちがよくわかる。
28.みんなに自慢したくて、かくし芸大会を企画した。
29.いつかおばあちゃんの大正琴とセッションしたい。
30.正直言うと、文化祭に出てるバンドがうらやましかった。
31.聞きたい曲より、弾きたい曲が増えた。
32.ついでにサインの練習もしとこっかな。
33.レッスン帰りに、路上ライブに飛び入り参加した。
34.どんな場所でも、楽器を持てばステージになる。
35.ギター侍も流行ったし、今度はバイオリン忍者とかどうだろう。
36.才能なんかなくたって、音楽はたのしい。
37.★★★聞くだけで泣ける曲、弾けたらどうなっちゃうんだろう。★★★
38.母の日に、母の好きな曲を贈った。
39.モテる保証はできませんが、楽しさは保証します。
40.え~!?禁じられた遊び、知らないの?
「えっ!?そんなコピーどこにあるの?」って、いやいやいやいや目の前にあるじゃないですか、ひときわ輝きを放っているコピーが。他のもまあそんなに悪くないけど、ひと目見ただけで飛び込んでくるような圧倒的存在感のやつ。えっ?わからない?もしかして文字化けしてます?エロサイトの見すぎでウィルスにでも感染したんじゃないですか?ちゃんと対策した方がいいですよ。無料のavastもいいですけどやっぱり少しお金を出してでも・・・
ごめんなさい、もういいです。
所詮1次止まりだし、その1次通過すらもこのコピーじゃない気がするし・・・。
でもね、冗談でも何でもなくホントの本気でいいコピーだと思ってたんですよ。聞いたら泣いちゃう曲って絶対誰にでもあるでしょ?で、それをもし自分で演奏できたら・・・なんて思ったことありません?もっと泣いちゃうのかな?とか逆にすっごい笑顔になるのかな?とか。共感もあるし、楽器を弾けるようになった未来の自分を想像させるワクワク感もあるし、自分で言うのもあれなんですがなんていうかコピーの雰囲気とかテイストがメチャクチャ好きだし、「これはきたな」と。まぁ全部自己満足だったんですけど・・・。すべったギャグを必死で解説するのと同じくらい痛々しいですね。
シルバーや協賛企業賞をみると、もっと具体的っていうか、楽器を身近なものにしようっていう積極性が感じられて、納得感もすごくある。それに比べるとやっぱり抽象的というか、インパクトが足りなかったかな~。でも、正直未だに悪くないと思ってるんだよな~。誰かこんな未練タラタラな自分にはっきりとトドメをさして下さい。