宣伝会議賞のすすめ

国内最大の公募広告賞「宣伝会議賞」を通じて、キャッチコピーの魅力を少しでも多くの人に伝えたいと願う素人メタボ親父のブログ。 目標はグランプリと100万円!!そして『日本一コピーのうまい葬儀屋』を目指します。

2015年11月

何とか生きています・・・。が、落選のダメージが大きくて、偉そうに分析とかできるような気分ではありません。


http://shizuokacc.com/award-result-last/


あまりの自分の不甲斐なさに、いい歳してちょっと本気で泣きました。それくらい今回のしずおかコピー大賞では何としても結果を出したかった・・・。

SCC主催のコピーの学校に通い、講座のあるたびに「今年こそ授賞式に行きます!!」「6課題全部でファイナリスト進出します!!」なんて偉そうに豪語してた。せっかくあんなに一生懸命講義をしていただいて、「授賞式で待ってるよ」と応援してもらったのに、本当に情けなくて顔向けできない。

反省会もかねて授賞式の真裏で行う飲み会、『静岡すすめ会』。今年も開催するので早めに会場を予約した。メンバーへの案内メールには「もし自分がファイナリストに残ったら、誰か幹事をお願いします」なんて書いたりして。結果、自分以外のメンバーのうち8人がファイナリスト進出というこれ以上ないくらい恥ずかしすぎる展開。



全部なかったことにしてくれませんか・・・






とまあ、ここまでならまだいつもの痛い黒歴史で笑って済ませられるのですが(笑えないけど・・・)さらなる衝撃の出来事が。お気づきの方もいるかとは思いますが、ファイナリストの中に見慣れた名前が。そう、妻です。まあ正確には妻とその妹って感じ。

自分がコピーに興味をもったきっかけは、妻の妹が結婚するときに買ったゼクシィ。そこにたまたまた結婚式のコピーの募集が掲載されているのを発見。賞金50万円に目がくらみ、みんなで応募しようってことに。もちろんあっけなく落選だったけどその後「他にも賞金もらえるのないかな?」と探した結果、宣伝会議賞の存在を知り現在に至ります。

義理の妹も自分ほどではないけどコピーにハマり、家に遊びに来るとコピーの本やSKATを貸したりしてた。だから妻よりよっぽど話がわかる。シルバー獲った時も誰よりも喜んでくれて、未だに「受賞できたのは私のおかげ」と会うたびに言われる。

で、「しずおかコピー大賞に出してみたらいいじゃん」と勧めたのが去年。妻とふたりで考えて応募したけど、結果は惨敗。妻から「今年も出していい?」と聞かれたので「どうぞどうぞ」とふたつ返事。一応ライバルなのでお互いどんなコピーを出したのかも知らなかった。もちろんどうせたいしたことないだろと思ってた。

ところがフタを開けたらまさかまさかのファイナリスト進出。しかもあろうことか3作品も






俺の立場はどうしてくれる・・・







保険をかけて妻の名前で予備のコピーを応募してたってほうがまだましだった。まさかよりによって妻と妹に負けるとは・・・。

結局は完全な実力不足。仮に2本選ぶんじゃなくて本数制限がなかったとしても、結果はきっと変わらなかったと思う。それくらいファイナリストの作品はどれもレベルが高くて、自分のコピーはありきたりでつまらなかった。でも結果を見るまではそのありきたりなコピーを本気でいいと思ってたし、少なくともひとつは残ると思ってた。

なんかもう本当に色々情けないけど、まぐれ当たりの一発頼みってのが現時点での実力。「やっぱりこんなもんだよね」って自分と「まだまだこんなもんじゃない」って自分がいて、今はまだショックが残ってて完全には立ち直れてない。宣伝会議賞でリベンジしようにも、もう応募は終わってるわけで、自信のあったコピーも全部クソに見えてきた・・・。

でも今できることは結果をちゃんと受け止めて、また1年後を目指してもがいていくしかない。



負けても楽しそうな人には
ずっと勝てない



これがブログを始めてからモットーにしてるコピー。とにかく今は思いっきり悔しがって、そしたらまた楽しんで次を目指します。どのコピーが今年のしずおかNO.1に選ばれるのか、できることならメンバーの誰かに受賞してほしい。その方がやる気が出るし。今年も授賞式のうらで歯ぎしりしながら祝杯の準備をしておきます。


(ファイナリストより幹事の方が似合うみたい・・・)





第6回SCCしずおかコピー大賞 のファイナリスト発表が発表されました!!


http://shizuokacc.com/award-result-last/











もう、生きていけない・・・





【第53回 宣伝会議賞】 日本最強の一行は誰だ。

宣伝会議賞の欠点のひとつは、締め切りから結果発表までの期間が長すぎること。まあ応募総数が53万とかフリーザ様並なのでしかたないちゃしかたないけど、もう少し短縮できたらいいのに。あまりに時間があきすぎちゃって熱が完全に冷めて忘れたころに発表があるもんだから、イマイチ盛り上がりに欠けるのよね。

締め切り後1週間で宣伝会議賞に関するつぶやきはほとんど見かけなくなって、自分をはじめブログで反省してる人がちらほらいるだけ。チャレンジブログも更新されないし(しかも更新されてもわからないし)、学生チャレンジ企画とやらは、もはやリア充たちの飲み会の口実に使われてるだけな気がする(うらやましくなんかないもん・・・)。今回から突然始まった芸人チャレンジ企画も、参加芸人を知らないどころかそんな企画をやってたことすら知らない人のが多いと思う。そもそもただでさえ「広告コピーじゃなくて大喜利だよね」なんて揶揄されてるのに、わざわざ芸人を参戦させる意図がよくわからない。それで応募数が劇的に増えるとは思えないし、話題になるとも思えない誰得企画。これで芸人さんが受賞したら、結局コピーって上手いこといえばいいのねってことになっちゃう気がする。もちろん何とか盛り上げようとしてるのはわかるんだけど、もっと他に力を入れるべきところがあるんじゃないかと(審査システムの整備や円滑化とか)

【課題4】 エヌ・シー・エヌ

「耐震の家」をより多くの人に伝えるためのアイデア


応募数50本  期待度★★

コピーを考えるにあたっては、その商品の知名度や認知度によって訴求方法やポイントがかわってくる(コピー本の受け売りです)。宣伝会議賞でも大まかに①すでに名前や使い方が認知されてる商品②一般的にはまだ知られていない商品に分類できる。今回で言えば①はアットホーム・食べログ・牛乳石鹸・セメダインなど。②はチアシード・クマリフト・vingleなど。もちろん個人の印象で多少の違いはあるだろうけど。

①は一から説明する必要がないので、その商品をとりまくストーリーなど少し距離が離れた表現が可能。②はまず第一に商品そのものの説明に重点を置く必要がある。

で、今回のエヌ・シー・エス。社名はもちろん初耳。「耐震住宅100%キャンペーン」自体も初めて知った。ここまでだったら②に該当する。でも課題である「耐震の家」は、そのネーミングだけで目的や効果が一目瞭然。この点については①に当てはまる。

とまあいかにも分析してます的な感じにしてるけど、結局クライアントが求めてるのは谷山さんのいうところの将軍コピー。キャンペーンのど真ん中にたつ旗印となるコピー。前半戦は何となく奇抜な地震あるあるをメインに考えていたけど、相談室を読んじゃうとやっぱり将軍コピーを目指したくなる。平易なことばでわかりやすく、かつ普遍性と持続性があるコピー。

阪神大震災・東日本大震災を目の当たりにしたことで、多くの人はすでに地震の恐ろしさを十分に知っている。それでも耐震工事が思ったより普及しないのは、もちろん金銭的な事情もあるだろうけど、「自分の家だけは大丈夫」ってどこか他人事のように思ってる部分があるから。かくいう自分も家があり家族があって、しかも必ず大きな地震がくると言われている静岡に住みながら、耐震や防災への意識は一般の人に比べてもうすい・・・。

その必要性はわかっていても、それを行動に移すには至らないって感じは、乳がん検診がテーマだったピンクリボンと通じるところがある。ここは同じように不安や危機感を煽るようなものより、希望を感じるような前向きなコピーがいいと思う。

と、ここまではあくまで理想であって、実際にそれを作る力量は残念ながらあるはずがない・・・。何をどういっても「これ絶対誰かとかぶるよなぁ」って既視感ありありのコピーしかできず。ピンクリボンより身近でターゲットが限定されていない分、本数だけはわりと書けた。ただ取り組みやすさとコピーの完成度が比例してない。結局手ごたえのあるコピーはできず、50本出したものの1次通過すら難しい気がする・・・。


【第53回 宣伝会議賞】 日本最強の一行は誰だ。

宣伝会議賞ロスの真っ最中。ツイッターやブログで見かける他の応募者さんの応募本数を見てさらに気分はどん底に。1000本越えは当たり前田のクラッカー。少ない人でも何千本も考えたうえで厳選して出してる人がほとんど。

思いついたら片っ端から出してるにもかかわらず年々応募数が減ってる自分とは雲泥の差。そういや去年の協賛企業受賞者さんで締め切り後にも願掛けで書いて、トータル20,000本って常軌を逸した人がいたっけ。今頃また書いてるのかなぁ。


【課題3】 SDエンターテイメント 

ココロとカラダの健康で、お客様の笑顔を創造する当社の魅力をわかりやすく伝えるアイデア


応募数12本  期待度★

反省会2回目にして早くもまったく期待ができない課題が登場。正直ろくに書くことがない。

だってこの課題、たとえいいコピーがあったとしても協賛企業賞以外の賞を受賞できるとは思えないんだもの。審査員もよく知らないだろうし、クライアント自体にある程度の知名度がないと大きな賞は与えにくい・・・はず。7回目(8回かな?)ともなると、初挑戦のころの「全部の課題でいいコピー書いてやる!!」って純粋な気持ちをすっかり忘れ、こういう打算的な考えの汚れた人間になってしまうのです・・・。

SDって聞いて思い浮かんだのはSDカードとSDガンダムくらい。あと店に行くとやたら流れてるク・リ・エ・イ・ト・SD~♪ってテーマソング。(クリエイトってもしかして田舎にしかないのかな?)掲載順が3番目だからちょっとかじってはみたものの、もっと後ろだったら間違いなく捨て課題に分類してた。

とりあえず公式ページを覗いてみたけど、イメージとしてはラウンドワン+フィットネスって感じ。トップ画面に出てくるお姉さんたちがなんだかキャバ嬢っぽいし、明らかにB級臭が漂ってる(でも一番左の子がいいなぁ~)。静岡にも展開してるってことも初めて知った。

開始2日目くらいに第一印象だけでざっくり書いて下書きに保存。あとで時間があったら考えようと思ってるうちにそのまま終了。当然1次通過どころか出せるレベルですらない。それを自覚してても「せっかくだから」って出しちゃうあたりが、自分に甘くてダメなところなのよね・・・。

たとえ結果が同じボツだったとしても、一生懸命やった結果のボツとやっつけでなるべくしてなったボツではその価値もその過程で得られるものもまったく違う。本当は納得いくコピーができないなら潔く出さないくらいの覚悟で挑まないとダメなんだろうけど、そうすると10本くらいしか出せなくなっちゃうもんなぁ。MAX2250本出せる人って、それだけで間違いなく才能あると思う。課題をえり好みしているような自分にはどうやってもムリだ・・・。







【第53回 宣伝会議賞】 日本最強の一行は誰だ。

さて、今回も懲りずにはじまりました恒例のひとり反省会。毎回始めたはいいものの、1次通過発表の2月1日までに終わらず中途半端なままなかったことにされてきました。21課題しかないし今回こそは最後まで完走を目指します。

そもそも続かない要因は ①前置きが長い ②反省内容は結局どの課題もほぼ同じ ③リアクションがない ⑤後半になると記憶がうすれてくる ④飽きる とわかりきってるのですが、それでもやらずにはいられない。なぜなら他にすることがないから・・・。

ほらね、早くも①の傾向が出始めてる。鉄は熱いうちに打てっていいますし、宣伝会議賞は熱いうちに語らないと!!


【課題2】 アットホーム 住み替えがしたくなるコピー
応募数50本  期待度★★★★★


初っ端なのでご祝儀込みでいきなりの期待度MAX。ちなみに区分?はこんな感じ。


★★★★★(5つ)・・・3次通過以上、賞に絡めそうな勝負コピーができた課題

★★★★    (4つ)・・・2次通過が狙えそうなコピーができた課題

★★★   (3つ)・・・1次通過が1本以上できそうな課題

★★     (2つ)・・・1次通過が微妙な課題

★      (1つ)・・・まったく期待できそうにない課題


あくまでも独断と偏見と希望的観測を多分に含んだ自己評価です。しかもたった今思いつきで書いただけなので、そのうち死に設定になりそうな予感・・・。まあ何となく雰囲気が伝わればいいや。


部屋探しや引っ越しは多くの人が経験してるだろうし、前回よりも課題がわかりやすくなった分競争率も高くなりそう。

「住み替え 理由」で検索すると 狭い・古い・家族構成の変化・通勤通学のため などごく当たり前の結果が並んでる。要するに今住んでるところに不満があるってこと。その辺の切り口のコピーならいくらでも書ける。とにかく住み替えしたくなるネガティブな理由をあげればいい。

ただこれには欠点がある。①誰もが思いつきやすいからかぶりやすく、②コピーのトーンが後ろ向きになりがち。①に関しては「そうきたか」って思わせるような視点がないと差別化できない。②は表現を工夫してコミカルにすれば何とかなりそうではある。

とりあえずそのセンでいくつか書いたけど、どれも当たり前すぎてパッとしない。仕方ないのでオリエン待ちにしてしばらく放置。で、オリエンに重要なヒントになりそうなフレーズが・・・


住み替えに夢と希望が感じられるような作品

住み替え後の暮らしや生活スタイルが描かれ未来にわくわくする、自然と笑みが生まれてくる作品



どうやら社名のとおりアットホームな感じがご所望らしい。とりあえずはベタだけど子供とかおじいちゃんとかペットを登場させて幸福感があるコピーをひたすら書く。家族がいるからイメージしやすいし、わりと得意というか好きなタイプではある。ただやっぱり目新しさがない。

数はそれなりに書けてるもののいまいちピンとこないので、もう一度最初にもどって今度は住み替えをしたくなるポジティブな理由を考えてみた。そこでようやく「これは結構いいんじゃない」って切り口を発見。それを元に何本か書いて、最終的に勝負コピー候補が2本とお気に入りのコピーが1本できた。どちらかというと協賛企業賞狙い。

一発目なのでなんかいかにもちゃんと考えてた風なってますが、実際はこんなんじゃないです。自信があるコピーができた課題はどうしてもちょっと盛っちゃうよね。たぶん次の課題は2~3行で終わりです。

さて、こんな感じで今年こそ最後までやり遂げますよ。あまり期待しないでお付き合いください。



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