今回はいつも見かける常連さんの名前が少なくなってる気がしません?強力なライバル(こっちが一方的にライバルだと思っているだけだけど)が卒業してくれるとうれしい反面、いつか贈賞式で会いたいと思って目標にしていた方々が参戦しなくなるのはちょっぴり寂しい気もします。
静岡会のメンバーや知ってる人がどんな課題で通過してるのかな~?なんて眺めてたら、自分が日本気象協会のCMで通過してるのを発見!!そういえば1本だけ出してたんだってけ。思いつきでパッと書いたものだし、正直たいして面白くもないからすっかり忘れてました。
1次通過数は19本(暫定)に訂正。
焼け石に水感がハンパないですが、それでもちょっと得した気分。皆さんももしかしたら見落としがあるかもしれませんよ。
さて本題はここからです。例によって全滅したボツコピーの供養祭という名の公開処刑を始めましょうか。第1回目は予告通りキヤノンマーケテイングジャパンです。
【課題10 】キヤノンマーケティングジャパン
さまざまな高機能が満載されたミラーレスカメラ「EOS M3」の魅力を伝えるアイデア
四の五の言うのはあとにして、まずは見てもらいましょうか。
応募本数50本 1次通過自信度:★★★★★(5点満点中5点)
1. カメラのおかげじゃなくて腕だと言い張る夫。
2. 想像を超える、現実がある。
3. レンズの向こうには、ひと足早く春がくる。
4. 誰よりも早く、春をみつけた。
5. 瞬間、移動。
6. レンズの向こうは、発見の連続だ。
7. まだ見たことのないキミを撮りたくて、レンズを変えた。
8. レンズを変えると、世界は表情を変える。
9. レンズを変えると、世界がもっと好きになる。
10. 世界は、まだ見ぬ世界であふれてる。
11. 木漏れ日のひかりの粒まで写ってる。
12. 思い出にしたくない景色がある。
13. 人生を変えるような景色に、出会ったことはありますか。
14. おひさまの匂いまで撮れそうな気がする。
15. カメラを持って、知らない世界に出かけた。
16. 世界でいちばん美しい世界を、レンズの向こうに見つけた。
17. とんぼのメガネは、人間よりずっとおしゃれだ。
18. 冬と春とのすき間を撮った。
19. 喧騒も撮れる。静寂も撮れる。
20. 同じ花火は二度と咲かない。
21. ちいさい秋をみつけて、大きく引き伸ばした。
22. 自分で撮って、自分で驚いた。
23. 撮られた息子より、撮った夫がよろこんでいる。
24. 景色は瞬きする間に表情をかえる。
25. ライオンのたてがみに、枝毛をみつけた。
26. とびきりの笑顔は、とびきりのカメラで残したい。
27. トンボのメガネに、ぼくの顔うつってる?
28. 夕日が溶けた海の色は、絵の具ではつくれない。
29. じいちゃんが、今日もカメラをぶらさげて散歩にでかけた。
30. こんなにきれいな変顔、見たことない。
31. バットに当たってひしゃげたボールは、次の瞬間空へときえた。
32. 見慣れた景色が、見たことのない表情をしている。
33. シャボン玉がはじけた瞬間、娘の笑顔もはじけた。
34. のばして貼ったら景色になった。
35. 桜の花びらは、ひとつとして同じ色はない。
36. 虹がちゃんと七色に写る。
37. 世界には、まだ見たことない色があふれてる。
38. 世界中の絵の具をあつめても、この夕焼けは描けない。
39. 世界にはまったく同じ色なんて存在しないと思う。
40. 絵にも描けない美しさだって撮れる。
41. 世界は想像よりはるかに美しい。
42. 海も山も空も星も、人差し指で手に入れた。
43. ひとさし指で、時間をとめた。
44. 100万ドルの夜景を、ひとつ残らず持って帰った。
45. スマホのカメラで十分だと思ってた。
46. これって本当にあなたが撮ったの?
47. 俺って才能あるかも?と夫がはしゃいでる。
48. 持ち運びしやすいことも、重要なスペックだと思う。
49. 夫は、カメラじゃなくて相棒と呼ぶ。
50. カメラにひとめぼれした。写真を見てほれ直した。
今となっては、1次通過自信度の★5つは完全に黒歴史。そもそもこの中には大本命の勝負コピーベスト10、しかもその上位に位置づけていたコピーがある。当然1次通過なんか当たり前で、2次どころかそれ以上の結果を本気で狙ってた。それがまさかの全滅なんて・・・。正直未だに1本くらいは通っててもいいんじゃないかと思ってる。
自分なりに敗因を考えてみた。1番の理由はなにより「革新的なコピー」ではなかったことだと思う。課題発表の広告?には「革新のEOS M3」の「革新的なコピー」をつくってください。と思いっきり書いてある。
キヤノンは過去にもいろいろな課題が出されてきたけど、選ばれてきたコピーはどれも割とオーソドックスというか「これでいいの?」っていうくらい王道の作品が多かった。(あくまで個人の感想です。)で、今回もそれに引っ張られた勝手な先入観でコピーを作ってしまった。わざわざ革新的なコピーをって書いてくれてあるのに・・・。
公式ページを見た印象では高画質を前面に押し出していた気がしたので、その方向でわかりやすいコピーを目指した。結果、どこかで見たような表現をちょっといじっただけで、スマホでもデジカメでもなく「EOS M3でなければならない」って訴えられるようなもの=革新的なコピーができなかった。高画質一辺倒ではなくて、ミラーレスならではの機能性や操作性に関しても幅を広げるべきだった。今どき高画質だけじゃそこまでの差別化はできないもんね・・・。
通過者の人数を見るといつもより少ない気がする。審査が厳しかったのか、お眼鏡にかなうコピーが少なかったのか?それでもなお、1本ぐらいは通ってもいいんじゃないの?と未練タラタラタラタラタラタラタラタラタラタラ・・・。妻をはじめ何人かの人に見てもらったけど、全課題の中でも1番評判よかったし、もし賞金獲ったらこのカメラ買っちゃおうかな~なんて本気で思ってたのに!!これで協賛企業賞に「革新的なコピー」が選ばれてなかったらキレるよ、ホントに。
なぐさめのお言葉はもちろん、強烈なダメ出しなどなど、ご意見・ご感想お待ちしております。