宣伝会議賞のすすめ

国内最大の公募広告賞「宣伝会議賞」を通じて、キャッチコピーの魅力を少しでも多くの人に伝えたいと願う素人メタボ親父のブログ。 目標はグランプリと100万円!!そして『日本一コピーのうまい葬儀屋』を目指します。

2016年07月

ぼーっとしてるうちに気づけは7月も後半戦に突入。メインイベントの宣伝会議賞としずおかコピー大賞はもうすぐそこまで迫ってる。

そういえばSBSラジオCMコンテストの〆切がもうすぐ。静岡すすめ会のメンバーのひとりが告知のデザインとコピーを担当しているので、募集開始当初は「今年こそ!!」と意気込んではみたものの、ラジオCMにすっかり苦手意識ができちゃってな~んにも思いつかない・・・。ここはCMが得意のメンバーにまかせるとしますか。

で、この時期はいつもこれといったコンペはないんだけど、きちゃいましたよ、やりがいのありそうな大物が!!



サンキューバトンアワード -全国がん登録・統計広告賞-


ざっくりいうと今年から始まった『全国がん登録』ってやつを大々的に認知してもらおうっていうキャンペーンのコンペ。シンボルマーク・ポスター・キャッチコピーの3部門で、各部門の金賞には賞金10万円。審査員が選ぶ特別賞(4点3万円)もある。応募締め切りは8月31日。(詳細は公式サイトで確認してください。)

なんかもう名前からしてレベル高そうなオーラがムンムン漂ってる。ピンクリボンに引き続き「がん」っていうデリケートなテーマ。しかも求められてるのは誰にでもわかりやすく、かつ強い、キャンペーンの軸となるようなコピー(ですよね、きっと)。しかもしかも宣伝会議主催で告知メールがきたってことは、当然ライバルはプロをはじめとした強豪ぞろいで激戦必至

生半可なコピーでは太刀打ちできないのは百も承知だけど、それでもやるっきゃない。ひとつでも多く打席に立って、経験を積むことが大事。断じて賞金に目がくらんで、10万あればPS4が買えるとか、ドラクエⅪの発売に間に合うかも?なんて皮算用的なことは考えてない。(焼肉も食べたい)

審査員も超豪華。コピー部門はあの一倉宏さん。一倉さんに自分のコピーを審査してもらえるなんて、それだけでも応募する価値がある。とりあえずJR東日本の「MY FIRST AOMORI」を見返してホロっときた。


三浦春馬も吉幾三もカッコいい!女の子可愛い!!マッキーの曲反則!!!

ちょうどコピーの学校でキャンペーンコピーについて学んだばかりなので、早速その成果を試すチャンス!!・・・のはずなんだけど、やっぱ難しい。そう簡単にできたらコピーライターなんていらないもんね。とりあえずいつものように数撃ちゃ当たる作戦を決行予定。でも応募要項にわざわざ助詞や語尾を変えただけの類似作品を複数応募することは避けてください。 なんて書いてあるくらいだから、量だけじゃなくてちゃんと質も考えないとね。

8月には文化のラジオCMの課題発表もあるはずだけど、宣伝会議賞スタートまではこれ1本に絞って集中的にチャレンジするつもり。ダメで元々、それでも何とか爪跡を残したい!!

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【前回までのあらすじ】
『しずおかコピー大賞』に続き『宣伝会議賞』でも結果を出せなかった男は、あまりの不甲斐なさに失望し、努力不足を棚に上げふてくされモードに突入。いつもなら暗記するほど読みまくるSKATやコピー本にも一切手を触れず、ひたすらポッ拳にのめり込む日々。時折SNSに流れてくる知人の受賞報告にも嫉妬すら湧かず、無表情でとりあえず「いいね」をクリック。自分が頑張れないときって、頑張ってる人を見るのがつらい。コピーへの情熱もブログを書く気力もすっかり失い、時間だけが過ぎていく・・・。



そんな自分史上最高?ネガティブ状態でも、すっぱりコピーを辞めるってとこまでは踏ん切りがつかず、なんとかやる気スイッチをonする方法を探ってみた。


まずは5月末、静岡すすめ会を開催。ひとりじゃあれこれマイナス思考になりがちなので他力本願。元気がないのでいつも用意するアイテムや粗品もなし。そのせいか宣伝会議賞の話題もほとんどなく、すっかり普通の飲み会に。もちろんみんなで集まってワイワイやってる時はめちゃくちゃ楽しいんだけど、以前より全体的にコピーコンペへの士気が下がり気味。やっぱり誰かしらが結果を出さないと、いまいち盛り上がりに欠けるのは無理もない。何とかしないと、このままでは会の存続自体があやうい・・・。


今年も昨年に引き続き、SCC主催の『コピーの学校 静岡教室』の参加募集があった。しずおかコピー大賞の惨敗がすっかりトラウマになっていたので、最後まで悩んだ末に受講することに。「途中でサボらないように」と受講料全5回分一括振込。

で、6月3日、その第7回目(今年度最初)の講義。会場が実際の学校になったので教室感アップ。授業もワークショップ形式になり、より実践的にパワーアップ。なのに自分だけトーンダウン。途中課題が出され各自が1本ずつコピーを提出、講師が最優秀賞を選ぶことに。が、納得いくものがまったく書けずに時間切れ。貼りだすのすらためらわれるひどい出来で、当然惨敗。スペシャルな賞品があることを後から知らされて「最初に言ってくれれば本気出したのに・・・」なんて、これ以上ないくらいみっともない負け惜しみまで披露。残るチャンスあと4回。現時点では獲れる気がしない・・・。


5月~6月。ピンクリボンデザイン大賞。相変わらず気分は乗らなかったけど「2年連続受賞!!とかなら自慢できる」って下心を原動力にチャレンジ。そもそもテーマが難しく切り口も限られてるうえに、前回珍しく量産したから開始直後から早くもネタ切れ状態。それでも何とか40本ほど絞り出す。ただ焼き直しのテンプレコピーばかりで、審査委員長の中村さんのいう新作(新鮮な作品)ができない。その後も〆切までちょいちょい追加して80本くらいは出したと思うけど、手ごたえはまったくなし。ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たる的なミラクルを期待するしかないけど、そんなに甘くはないよなぁ~。



先週金曜、コピーの学校 第8回目。この日のテーマは「キャンペーンコピー」。そもそもキャンペーンコピーとは何ぞや?ってところから、実例を挙げてわかりやすく解説。あまり詳しくは書けないけど、ためになるポイントが盛りだくさん。

で、いよいよ実戦練習。テーマは「新聞を読もうキャンペーン」のコピー。制限時間15分。ターゲットなど細かい設定は一切なくて、コピー大賞に近い感じ。4本しかできなかったけど、その中で1番の自信作を紙に書いて提出。字がヘタなのが恥ずかしい・・・。



勝負コピーは


お父さん、EUってなに?


少し前に一緒にニュースを見てた息子に言われたひとことをそのままコピーに。「ヨーロッパの国の仲良しグループ的なもんだよ」とものすご~くふわっとしたことしか言えなくて、かなりあせったことを思い出した。タイムリーだし、ちょっと変化球だし、何よりこれくらいちゃんと答えられないと情けないな~って実感が「新聞を読もう」ってところにちゃんと繋がってると思ったから。いざ尋常に勝負。

結果、自分でも驚くほどあっさりと最優秀賞に選ばれちゃいました!!そしてスペシャルな賞品をゲット!!!
オカキン













しずおかコピー大賞の審査員、岡本欣也さんの著書「売り言葉」と「買い言葉」(しかもサイン入り!!)&オカキン鉛筆(もちろん非売品!!)

いや~、これはホントのホントのほんと~~~~にめちゃくちゃうれしい!!!プロの方に面と向かってコピーを褒められるなんて・・・。ちゃんと「腑に落ちる」って言っていただいて、泣くほどうれしい。二次会で他の方からも絶賛(ちょっと盛ってる)されて、すっかり上機嫌。

まったく現金なもんで、あれほどテンションガタ落ちで凹みに凹みまくってたのに、こうしてちょっと褒められると「やはり天才か?」なんて思ったりして。それはさすがに大げさだけど、まだまだ捨てたもんじゃないな~と。基本褒められて伸びるタイプなので、定期的にちやほやされたいのです。この調子で残り3回あと3冊も全部ゲットしてやる。


再始動なんて大層なタイトルですが、ただ単にいつもより長めにサボってたけどようやく少し復活のきざしが見えてきましたってお話でした。


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