毎度のことですが、気が付けばもう7月。宣伝会議賞まで2ヶ月を切りました。
SKATはちょいちょい目を通してますが、自分のコピーのあまりのできの悪さにため息しか出ない。いつもなら受賞コピーや好きなコピーを好き勝手あれこれ批評するんですが、今一つテンションがあがらず・・・。
宣伝会議賞の分析に関しては、ヒヒ馬さんの『宣伝会議賞でグランプリを目指すブログ』っていうメチャクチャ的確でわかりやすくて、全部プリントアウトして1冊にまとめたいくらい素晴らしいブログがある。しかもほぼ毎日更新。今さら自分がやっても需要なさそうだからやめときます。
さて本題。7月2日に【第13回ピンクリボンデザイン大賞】が締め切りになりました。前回本当に運よくグランプリを受賞できたので、今年も応募開始からかなり気合を入れて取り組んだのですが・・・。
ただでさえ難しいテーマ。何年も開催されていて基本的なことはほぼほぼ言い尽されている。そのうえ前回のコピー以上のものを作らないとならないっていうプレッシャーで、例年よりさらにハードルが上がった気がしてました。
前回出したのが50本なので、今回はそれ以上、できれば100本を目標に設定。時間のある限り考えました。で、質はともかく何とか100本ちょっとひねり出しました。既視感ありありだったり、力ずくのコピーもちらほら。情けないけど自分で選ぶ力はないので、またしても審査員頼みの数撃ちゃ当たる作戦。ひとつでも目に留まるのがあるといいなって感じで。
ところが、締め切り近くなってからの小林麻央さんの訃報。悲しくて厳しい現実と、世の中には同じような苦しみと戦っている方やそのご家族がたくさんいることを今更ながら再認識させられました。毎年コンペに参加することで乳がんの知識はそれなりにあるつもりだったけど、それこそあの命がけのブログと壮絶な生きざまを目の当たりにすると、実際のところはなんにもわかっていなかった・・・。
自分なりに精一杯考えたのでとりあえず応募はした。でも、いま見直すと何だかとても薄っぺらい気がして、達成感よりも無力感の方が強い。もっといいコピーが書きたかった。でも、とてもじゃないけど今の自分には書けそうになくて。何をどういえばよかったのか・・・いまだにモヤモヤしてます。