宣伝会議賞のすすめ

国内最大の公募広告賞「宣伝会議賞」を通じて、キャッチコピーの魅力を少しでも多くの人に伝えたいと願う素人メタボ親父のブログ。 目標はグランプリと100万円!!そして『日本一コピーのうまい葬儀屋』を目指します。

2019年03月



何とか2次会までたどり着いたけど、このあとの3次会・4次会があまりにも濃すぎた・・・。記憶が上書き保存されちゃって、2次会の内容はうろ覚え。なので覚えてることだけざっくりと。


懇親パーティーも終わり、希望者は運営スタッフが手配してくれた会場に移動。外はまだ雨が降っていたけど、店は横断歩道を渡ってすぐ目の前。全部で60人くらいかな?とりあえず適当に席につく。


それじゃはじめましょうかってタイミングで運営さんからいきなり



先に4000円集めます!!




と、ムードをぶち壊すまさかのひとこと。いやわかるよ、わかる。出欠とってるわけじゃないし、いつだれが途中で帰るかもわかんないし、先に集めるのはもっともだ。でもお祝いムードが一気に現実に引き戻された感は否めない。あと4000円かかるなら参加希望者を集めた時にアナウンスしとかないと。学生さんにとっては4000円は結構イタイはず・・・。


グランプリのTさんの乾杯でスタート。近くに座ったのは、関西組のM山さんM氏さん。沢井製薬でファイナリストのSさんYahooで協賛企業賞+サマリーでファイナリストのM木さん伝統的工芸品でシルバーのIさん。関西組のふたりはどうせ朝までいるのでほっといて(失礼)、まずは初対面の方々にSSMETを渡してご挨拶。


M木さんは前回もYahooの課題でシルバー受賞。今回の企業賞も「狙って獲った」とさらっと言ってた。そのうえファイナリスト。「とても大切で、とてもジャマな物がある。」はグランプリに推してた1番好きなコピーだったので、受賞を逃したのが信じられない。以前からツイッターで繋がりがあり、かなりの読書家だってことは知ってた。そのイメージ通り、まるで昭和の文豪のように知性と気品にあふれてた。いや文豪に会ったことないから知らんけど・・・。そんなM木さんに「ブログ面白いですよ」と言ってもらえたのがとても意外で、とてもうれしかった。


懇親パーティーでの地道な布教活動のおかげか、「あの本どこで配ってるの?」「まだあるなら欲しい!!」とのうれしい声が。あるよありますまだまだ大量に。運営スタッフさんも「なんですがこれ!?」と興味をもってくれたので1冊プレゼント。念のため著作権とかその辺で問題ないのか聞いてみたら、無料で配るぶんにはOKとのお墨付きをいただいた。
((・д・)チッ、評判良かったら次から金とろうと思ったのに・・・)


グランプリのTさんのところに行ってご挨拶。いろいろ聞こうと思ったらいきなり「いっしょに写真撮りましょう!!」って流れに。すっかりゆるキャラみたいな扱い。で、自分とTさん、その両側にPR TIMESで協賛企業賞のHさん大同メタルでシルバーのYさんのキレイどころおふたりに挟まれてパシャリ。わざわざ俺のスマホでも撮ってくれて、今回で唯一残ってる写真になりました。結局制作秘話など詳しいことは聞けず・・・。そのうちインタビュー記事とか出るだろうからいっか。


そのあともできるかぎりいろんな人に声をかけたつもりだけど、ただでさえ記憶中枢が脂肪細胞に侵されてるせいで人の顔と名前を覚えるのが苦手なのに、贈賞式でつけてたネームプレートもないから、途中から誰に声かけて誰と話してないのかわからなくなってしまった。2次会まではネームプレート貸してくれないかなぁ。


それぞれに盛り上がってるから強引に割り込む勇気がなくて、名刺交換くらいはできてもあんまりじっくり話せなかった。今回のFIXERでなんと10回目の企業賞、しかもシルバーも獲ってるレジェンド中のレジェンドNさんとか、他にもたくさん話したい人がいたんだけどなぁ。ウロウロしてるうちにあっという間に終わっちゃった感じ。もっと積極的にいっとくべきだった・・・。


そんなこんなで、2次会もそろそろお開き。みんなこのあとどうするんだろう?と思ってたら、M山さんが突然立ち上がり



『このあと3次会があるから、できるだけ参加してください!!』



とひとこと。かっけぇ・・・。で店の外に出て改めて参加希望者を聞いたら、ほとんどの人が行くらしい。その数ざっと40人!!!いやいや予想よりかなり多くない!?全員店に入れるの!?俺が幹事だったら断るレベル・・・。


なぜかオロオロしてる自分をよそに、とっても気が利くHさんが3次会の幹事のOさんに連絡。どうやらなんとか入れそうとのこと。すっごく気の利くHさんの先導で会場まで大名行列のように移動開始。雨があがってよかった。


ようやく3次会に突入です。


(あと2回くらいで終われるかな・・・)







































ようやく懇親パーティーまでたどりつきました。すでに1週間以上が経過し記憶もだいぶ薄れているので、それと比例して内容も薄くなりそう・・・。


写真撮影を終え、一斉にパーティー会場に移動。入口で乾杯用のシャンパンを受けとり中へ。広い会場内にはおなじみの受賞作のパネルがずらっと並んでいて、多くの人で溢れかえってる。


どこへ行けばいいかわからず入口付近をウロウロしていると、一緒にいた某人気宣伝会議賞のブログではなぜかすこぶる評判がいいショーコラのHさんが、近くの運営スタッフを呼び留めて聞いてくれました。


どうやら協賛企業ごとにテーブルが決まっているらしい。おいおいおいおい、それならそうと事前に案内するなり、座席表を渡すなりしとけばいいじゃん!!何も知らされてないよ。もし聞かれなかったらどうするつもりだったのさ。相変わらずその辺の段取りがお粗末すぎる・・・。


とっても気が利くHさんのおかげで各自指定のテーブルへ移動。ところがソニー損保さんは?と聞いたら思いもよらない返事が・・・「ソニー損保さんは欠席なんですよ」






うそ・・・だろ・・・







贈賞式とはいってもメインはやっぱりグランプリをはじめとする上位賞。協賛企業賞は、言い方は悪いけど十把一絡げで前座というかオマケというか。結果は決まってるから参加してても特にドキドキしない。むしろファイナリストの晴れ姿を眺めながら、悔しい想いをしてる人の方が多いはず。作品自体もあんまり印象に残らず、話題にのぼることもほとんどない・・・。


そんな協賛企業賞を唯一全力で誉めちぎってくれるのが協賛企業さんなわけですよ。協賛企業賞受賞者の一番の楽しみは、協賛企業の方にこれでもかってほどちやほやされることだと言っても過言ではない!!


発表号には選んだ理由も書いてあったりするけど、そういうのを直接面と向かって聞きたかったのに!!そしてちやほやされたかった。どれくらいの応募数がだったとか、全社員の投票で1番人気だったとか、最後は社長の鶴の一声で決まったとか、そんな審査の過程やここでしか聞けない裏話が知りたかったのに!!そしてちやほやされたかった。


たぶんもう会うこともないんだけど、会社の偉い人とパネルをはさんでぎこちない笑顔で記念撮影して、できたらそれを企業ページで紹介してもらいたかったのに!!そしてちやほやされたかった。「このコピーを実際使う予定はあるんですか?」「小さいバナーでも何でもいいんで是非使ってください」って担当さんに詰め寄って困らせたかったのに!!で、『前向きに検討してみます・・・』っていう「行けたら行くわ」くらいアバウトで信憑性のない返事をもらいたかったのに!!そしてちやほやされたかった。


逆に『いつ、どんな風に思いついたんですか?』って聞かれてもいいように、ホントはたまたま思いついただけだけど、それっぽい後付けエピソードも考えてあったのに!!独身時代に損害保険の事務で働いていた北海道の公募主婦のYさんに、話題にしちゃいけないNGワードを教えてもらったり、公式サイトをそれこそコピーを考えてたとき以上に隅々まで読んで『こいつデキるな』って思わせるつもりだったのに!!







ただ、ちやほやされたかっただけなのに・・・







しかもさ、各受賞作のパネルの下に協賛企業からの直筆コメントの色紙がついてるんだけど、ソニー損保はそれすらないの・・・。もしかしたら、ネタとはいえ競合他社のイメージキャラクターである香川照之の名前を連呼してたから、松本幸四郎のバチがあたったのかもしれない・・・。


さらにショックなのは、名前の横に例の地縛霊みたいな白黒写真が入ってること。こんなとこにも使われるって知ってたら、もっとちゃんとしたのにしたのにしたのにしたのにしたのに・・・。せっかくの記念パネルが写真ひとつで台無し。まあこれは自業自得だけど・・・。来年受賞した人へ。写真はちゃんと選びましょう。


俺をちやほやしてくれる人はもういない・・・。でもあきらめるのはまだ早い。なぜなら俺には秘密兵器『SSMET』がある。もしこれを受賞者全員に配ることができれば・・・まだちやほやされる可能性は残されているっ!!やるぜ!!やってやる!!!


とはいってもほとんどの受賞者が協賛企業とイチャコラしてやがる。ちっ、このリア住。もといリア充どもめ。そこに割って入る度胸はないので、まずは自分と同じぼっち臭がする受賞者(とても失礼)をターゲットにすることに。手始めに近くにいた、道を聞いたら絶対親切に教えてくれて、何ならそこまで案内してくれそうな女性に声をかける。


その人はジャパンホームシールドで協賛企業賞のHさん。名刺とSSMETを差し出し「宣伝会議賞のブログをやってて、これ記念に作ったんですけどもしよかったらもらってください」と早口でまくしたてる。勢いに押されよくわからずにぽか~んとしてるHさんに半ば強引にSSMETを手渡す。どっからどうみても怪しい宗教の勧誘みたいだけど、とりあえず一人目成功!!こんな感じで片っ端から声をかけていく。


黙々と布教活動をしていると「贈りびとさんですよね?」と女性に声をかけられた。そのとなりには女子高生。「はじめまして、Sです。わかりますか?」と言われても、こんな美人に知り合いなんていない。もしかして本物の宗教勧誘?壺とか買わされちゃうの?


実はSさん、ご自身でも宣伝会議賞に応募した経験があり、なんと『すべせん』のころからブログ読者で筋金入りの大ファン!?とのこと。(いやいやウソじゃないし、盛ってもいないし、本当にそう言ってたから!)そういえば何度かコメントしてもらった記憶が・・・。そのお母さんの影響でコピーに興味をもった娘さんが、中高生部門で見事受賞!!今日はその付き添いできたので、ぜひともお会いしたいとわざわざ探しにきてくれた。つまり親子2代で俺のファン!!なにそれすごい!!この時ほどブログやっててよかったと思ったことはない!!


で、娘さんがお母さんに似てめっちゃ可愛いの美人にしか興味のないIさんがシュバババババッって駆け寄ってきたから間違いない。しかも受賞コピーは永谷園のブロンズの「それなら入る」と、胃は言った。ですってよ。可愛いうえにこんなコピー書けるなんて、どうやら天は二物を与えちまったらしい俺には何もくれなかったくせにずるい・・・。今年で卒業だから、次回から一般の部に応募するとのこと。お母さんといい娘さんといい強力なライバルがまた増えた。


そのあとも、去年反省会に参加してくれて今回見事リベンジした富士通のSくん、大阪の常連組講座で会って、スカコピでグランプリ受賞、学生チーム対抗企画で優勝したリア充Mくんサマリーの企業賞のOさん霧島酒造の企業賞のAさんなどなどなどなど・・・。例によってアンケートレベルのトークスキルでヒット&アウェーをくり返すだけなので、何を話したかはあんまりよく覚えていない。でもとにかくSSMETは喜んでくれてたと思う。


パーティーもあっという間に終盤。「受賞者には賞金と交通費を渡すので贈賞式の会場に集合」のアナウンス。作品パネルを郵送してもらう手続きをして、お土産ももらった。今思えばこのときにSSMETを配りまくればよかったかな・・・。


こうしてあれよあれよという間に懇親パーティーは終了。協賛企業の人には会えなかったのは本当に残念だったけど、女子高生とお近づき?になれたから結果オーライ。要するに





かわいいは正義!!!




































































贈賞式の最後は恒例の集合写真の撮影。受賞者と審査員はステージ上に並ぶように指示されました。舞台の階段をあがったところで、中村禎さんの方から声をかけてくれてガッチリと握手をしてくれました。受講生でもない自分のことをちゃんと覚えていてくれて、わざわざ声までかけてくれるなんて・・・。


中村さんと最後にお会いしたのは3年前。ピンクリボンデザイン大賞でグランプリを受賞したとき(さりげなくない自慢)。六本木ヒルズの会場でいっしょに写真を撮ってもらって、「次は宣伝会議賞の授賞式で会おう!」と約束をした。その年もその翌年も、力量不足で願いは叶わず・・・。


その後、中村さんの著書最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法』が発売された。当然電光石火で購入。どこに行くにも持ち歩いて、何度も読み返した。クソみたいなコピーしか書けなくて凹んでばかりいた自分とって「ダメなコピーも書けないやつに、いいコピーは書けない」という言葉がどれほど励みになったことか。まだまだ全然身についてなくて、書くのも選ぶのもあいかわらずヘタクソだけど、それでも今回の結果はこの本のおかげだと思う。3年前の約束をようやく果たすことができた。


会えたら絶対サインをもらおうと本を持っていったけど、その後のパーティーでもタイミングが合わずに断念。だからちゃんとお礼も言えていない・・・。今度はもっといいコピー書いて、中村さんにサインをもらうことを目標にしよう!!


ついに懇親パーリィに突入!!かと思いきや、その前にもひとつ、どうしても触れておきたいことが・・・


話はこのブログの前身である『すべては宣伝会議賞を獲るために』の時期にさかのぼる。ブログをはじめて2年目?くらい。少しずつ知名度もあがり、SNSを通じて宣伝会議賞の常連さんやコピーライター志望の知り合いが増えはじめてきたころ。懇意にしていたある常連受賞者さんから「飲み会してみたら?」との提案が。最初は「素人のオッサンが声をかけても・・・」と断ったけど、いいじゃんいいじゃんと半ば強引に開催決定!!


日程を調整し会場も決まり、当初の不安をよそに参加メンバーも順調に集まった。、あとは本番を迎えるだけ・・・なんだけど、ここで人見知りで心配性の性格が顔を出す。参加者はみんなコピー講座の同期や仕事仲間としょっちゅう飲んでるイメージ。「わざわざ集まってもらうのに、来なきゃよかったと思われたらどうしよう・・・」


といっても盛り上がりそうな企画なんかそう簡単に思いつくわけがない。それならせめて少しでも話すきっかけが増やせれば・・・。自分を含めお互い初対面の人がほとんど。でも宣伝会議賞経験者なら顔は知らなくても名前やコピーは知ってる人ばかり。そこで参加者のプロフィールリストをつくろうと思い立つ。


早速メンバーに連絡して、名前や年齢、趣味や受賞歴、ひとことコメントを集めた。でもプロフィールだけじゃA4用紙2枚分くらいにしかならない。会議の書類じゃあるまいしこれじゃ読みにくい。ならいっそのこと受賞コピーも全部載せちゃおう!!そうすれば「このコピーいいね」とか「これどうなの!?」って盛り上がれるし、記念にもなるじゃん!!表紙はSKATっぽく可愛い女の子しよう!!そしてたらウチの娘しかいなくね?


こうして当時のブログタイトルをもじり、いまや伝説?のパロディ本、『SBET』(スベット)が爆誕!!ちなみに今回伊右衛門でシルバーのIさん東急でファイナリストのTさんショーコラの協賛企業賞Hさんファイナリスト3回の実績をもち3次会から合流したHくんなんかは、このころからのお付き合い。


その後、自分が企画する飲み会やしずおか会ではすっかりおなじみの定番アイテムに。シルバー受賞(さりげなくない自慢)を機に、現在のブログをはじめることになり、名前も『SSMET』(ススメット)に変更。現在にいたります。
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2月4日の連絡から3月1日の発表までの約1か月。名刺を作ったり無駄なダイエットに励んだりと授賞式の準備はそれなりにしていたものの、この時点では『SSMET』を作るつもりまったくなし。ところが受賞者を見ると想像以上に知ってる人が多いことが判明。この分だとファイナリストにもきっといるはず。


同じころ54回のファイナリストのOさんから3次会へのお誘いをいただく。しかもそこには熊本の天才KさんCCN賞の公開審査会でお会いした名古屋のMさん、去年反省会をしたビートボクサーのAくんそしてなんとオクーさんまでくるらしいとの情報が!!今回はたまたま受賞できたけど、次はいつ来れるかわかならない。こんなメンバーにあえる機会はそうそうない。そしたらもう作るしかないでしょ!!知ってる人と3次会のメンバーに配るなら、とりあえず20部あればいいかな。用紙は去年の反省会で作った残りがあるからそれで足りそう。


まずはページ組から。ひな形があるとはいえ、ファイナリスト作品の数も協賛企業の数も違うから、それに合わせて組み直さなくちゃならない。A4用紙11枚に両面印刷するとして、計44ページ+表紙に決定ちなみに全部ワードで作ってる。


次にコピーの打ち込み。ファイナリスト作品はサイトからコピペできるし、名前もいらないから比較的楽。問題は協賛企業賞。去年より数多いしコピペできないからひとつずつ入力するしかない。今年はCM作品が少なくてよかった。1番面倒だったのはSくんの富士通のCM。文字が多いし長い・・・。授賞式で会ったら絶対文句言ってやる!!(完全な言いがかり)


徹夜で入力作業を済ませて試し刷り。会社に持っていって空き時間に入力ミスがないかチェック。完璧な
つもりだったのにそこら中間違いだらけ。修正個所に赤ペン入れて、レイアウトのバランスも調整。2日がかりで原稿は完成。


次は表紙。メインは当然娘の写真なんだけど、最近撮った中にはいいのがない。娘に撮らせてくれるように頼んでみたけど全力で拒否られる。昔はノリノリでポーズをとってくれたのに、いまや反抗期まっさかり。それでもどうしても今撮らないと間に合わないので、5分だけの約束で何とか撮影開始。花粉症で目が腫れてるうえに、全力でふて腐れてるからちっとも笑ってくれない。結局4~5枚撮ったところで撮影断念。SNOWで修正かけて多少マシになったけど、まったく可愛げがない。でもこの時点で授賞式の4日前。撮り直す時間はないし、もうこれでいくしかない。


あとは印刷と製本。20部なら2日あれば何とかなりそう。と、ここで得意の心配症とゆがんだ劣等感が出現。そもそも協賛企業賞なんて、ダブルやトリプルで受賞したり、何度も受賞してたり、何年も連続受賞でもしない限りほとんど印象に残らない・・・。宣伝会議賞のブログをやってるってことで多少知ってもらっちゃいるけど、ここ数年はその知名度も実績もヒヒ馬さんに圧倒されていて存在感ゼロ。そのヒヒ馬さんはおそらくファイナリストにも残っているに違いない。俺が何かしらの爪痕を残すにはもうこれしかない・・・。





どうせなら、受賞者全員に配ろう!!






協賛54とファイナリスト26。3次会を含めると100いるか?でもどう考えても時間的に無理。まあ80あれば何とかなるはず。というわけで急遽80部に増刷決定!!すぐに近所のエディオンでインクを購入。用紙は在庫がなく、あわててアマゾンに発注。翌日には届く。なっててよかったプライム会員。


早速印刷しはじめるけど、家庭用プリンタなので20枚程度しか給紙トレイに入らない。紙がなくなるたびに補給が必要。しかも両面印刷なんて便利な機能はついてないので、表が終わったら裏返しに入れ直してまた印刷。これをひたすらくり返す。昼間は仕事なので電話で妻に頼んだり、隙をみてこっそり家に帰ってた。


3日間、ずっと動き続けるプリンターの音でノイローゼになりそう。インク切れや紙詰まりのトラブルもあり、結局すべての印刷が終わったのが、授賞式の当日の午前1時。でもこれで終わりじゃない。そこから表紙も合わせて960枚の紙をひたすら半分に折る。で、番号中順に並べて重ねていく。修学旅行のしおり作りが、走馬灯のようによみがえる。会社から借りてきた製本用ホチキスでひたすら閉じること40分。午前4時、ようやく秘密兵器『SSMET』80部が完成!!なんとか間に合った・・・。






どうよ、この頑張りましたアピールwww










   

贈賞式から1週間がたちました。だんだん記憶も薄れてきたし、長々書くのも飽きてきました。このままだと最後までたどりつかない可能性もなきにしもあらず・・・


しかも前回・前々回が思いのほか好評で、期待値が妙に上がってる。プレッシャーにはすこぶる弱いので、とにかくこれ以上は期待にしないでください・・・。そしてハードルが高くなればなるほど、燃えるどころか逆にくぐりたくなるタイプ。


そこで今回は大胆にショートカットしちゃおうかと。


メインの贈賞式で手を抜くなんてある意味斬新!!でも昔から言うじゃないですか、「百聞は一見にしかず」って。あーだこうだいうより見ればわかる。



というわけで贈賞式本番の様子はこちらをご覧ください。






次回はようやく懇親パーリィに突入します。

































・・・さすがにここまで手抜きだと怒られそうなので、ちょっとだけ補足を。



まずは中高生部門


グランプリはプロアクティブの


もうイクラ軍艦とはよばせない  早川 源さん



何と言っても「イクラ軍艦」のインパクトに尽きる!!こんなの絶対浮かばないし、仮に浮かんでも使わない。でもこれ、リアルで言われたらかなり傷つくよね。



他に好きだったのは、



河合塾の協賛企業賞


誰にも言えなかった夢が、堂々と言えるようになった  


齊藤 優香さん




大修館書店の協賛企業賞


1273ページ。君の落書きがあるページ。

新谷 由希子さん




永谷園のブロンズ賞


「それなら入る」と、胃は言った。

牧野 暖さん



皆さん言われているように、とにかくレベルが高い。変な計算やあざとさが見えなくて、素直でフレッシュなコピーばかり。キュンキュンしちゃう。心の汚れたオッサンには絶対書けないし、眩しくて直視すらできない・・・。審査員が若いってのもあるのかもしれない。


ところで中高生部門の受賞作を見られるのって、贈賞式のyoutubeと誌面のみ。中高生が宣伝会議なんてニッチな雑誌、それも1,800円とかするのにわざわざ買わないでしょ?せめて公式サイトに載せてあげてもいいんじゃないの。



続いて協賛企業賞


ちなみに俺の出番は、42:56~あたりから約2秒。ただでさえ短いのに、他の受賞者よりさらに短い気がするんだけど、やっぱこう、絵的に厳しいって判断ですかね・・・。前は名前呼ばれて立つと一瞬アップになったのよね。そこで一礼したりピースしたりアピールできたんだけど。直前まで何かしてやろうと思ってたけど、誰も何もしないから大人しく流れに従いました。


それはいいとしてもさ、コピーを読み上げないのはやっぱりありえない!!メインはファイナリストとはいえ、中高生部門だって協賛企業賞だって、みんな必死に考えて応募してその中からクライアントが選んだグランプリなわけよ。グダグダなリハーサルをやる時間があるなら、その分早くはじめて読み上げればいいじゃん。


代表して表彰したグルメ杵屋の専務さんから講評。自分でも応募するほど熱心だし、選んだ理由もちゃんと説明してくれて真剣なのがすごく伝わってとてもよかった。ただね、最後に突然魔法のコトバなんて言いだすもんだから、どんな名言が飛びだすのかと思ったら、




まさかの「オープンセサミ」って・・・



会場中が一瞬「んっ????」って空気になった。



どうせならいっそそじ坊らしく、






「すりおろせ、わさび!!!」





とかで良かったんじゃない?どっちみち空気は固まるけれども・・・。



さて、いよいよ重賞の発表。自分の出番は終わったけど、ファイナリストに知ってる人が4人もいるおかげで、最後の最後までドキドキできる。そしてグランプリ予想の結果はいかに・・・



まずはシルバーの発表。



Iさんが伊右衛門のCMで受賞!!これはめでたい。そして予想も的中。他に伝統的工芸品とトクヤマデンタルは当たったものの、結果、7本中3本しか当たらず・・・。



表彰の場面。以下同文がイヤだからと一言コメントつき。でも最初だけであとはおめでとうのみ。結局以下同文と大差なしだったのは、ちょっとかわいそう・・・。



続くCMゴールド、コピーゴールド、眞木準賞の発表



コピーゴールドは北海道のMさん。同時に協賛企業賞もトリプル受賞の快挙。しかも前回も協賛トリプル受賞。ちなみに販促コンペでも複数受賞してる。もう何もかもが別格すぎる。お会いして色々話ができるのを楽しみにしていたのに、残念ながら欠席。ゴールドで卒業だからもう会えないんだよなぁ・・・。



そしていよいよ栄えあるグランプリ。



この時点でNさんも、M山さんも、Tさんもまだ名前を呼ばれていない・・・。「こいこいこいこいこい~!!!」と必死で祈ってた・・・



結果はご存知のとおり、カクイチの



ホースの代わりって、ない。
 谷尾 裕一郎さん



予想ではまったくのノーマーク。パッと見て「確かにそうだな」と感じはしたけど、ちょっとシンプル過ぎるかな?と。でもそのシンプルでストレートなところが評価されたのかな?完全に後付けだけど、他のコピーは少し理屈っぽくて、考える時間がいる。コピーゴールドもそうだけど、グランプリにはひと目で伝わるスピード感とインパクトがあったってことなんだと思う。ホースってめちゃくちゃ地味だけど「代わりはない」って断言されちゃうと、一気に存在感が出る気がするもんなぁ。


花束贈呈に登場した清原果耶さん。顔ちっっっさっっっ!!!!!俺の4分の1くらいしかないじゃん!!同じ人類とは思えん。懇親パーティーに来なかったのは残念。


受賞の有無にかかわらず、ファイナリスト作品はどれも本当に素晴らしかったと思います。果たして自分にこのレベルのコピーを書いて、ファイナリストとして舞台に立てる日はくるんだろうか・・・



結局予想的中はシルバー3本のみ。心配していたとおり、完全にデスブログ方向の予想になってしました。各賞の候補にあげてしまった皆さん、ごめんなさい。




それともうひとつお詫びしなければならないことが・・・







「すりおろせ、わさび!!!」
ってなんだよ。







ダダ滑りじゃねーかよ!!!





なぜこれでイケると思ったんだよ!!!








「キレッキレですね」とか褒められて、つい勘違いして調子に乗ってしまいました。だからこれ以上期待しないでって言ったじゃん・・・



本当にごめんなさい・・・











































ありがたいことに、各方面?より「おもしろい」との感想をいただきました。それだけで受付のお姉さんに辱めをうけた甲斐があるってもんです。そもそもキレイな女性に白い目で見られることはある意味ご褒美。おかげでネタもできたし、つかみはばっちり。だがH、てめぇは許さん!!あと「続きが楽しみです」とのうれしいお言葉も頂戴しました。が、おそらくここがクライマックスです・・・


信じていた人に裏切られ、失意のどん底のまま逃げるようにエスカレーターへ。会場あるの5Fに向けゆっくりと昇る。まるでジェットコースターに乗ってるときみたいにドキドキ。ようやく見慣れた宣伝会議賞の文字が見えてひと安心。雨ニモマケズ風ニモマケズ電車ノチエンニモHノインボウニモマケズ・・・無事に到着。


会場の入り口には各協賛企業からのお祝いの花がずらっと並んでいる。「本当に授賞式にこれたんだ」と実感。虎ノ門ヒルズの雰囲気のせいか、5年前よりもかなり豪華で派手になってる印象。中高生部門もできて、協賛企業も増えたからか。会場の雰囲気にのまれたせいか、写真を一切撮ってなかったことに今ごろ気がついた・・・。


とにかくひとりでは心細いので、まずは知ってる人を探すことに。知ってるといっても数年ぶりだったり、SNSでつながってるだけで今回初対面の人がほとんど。顔写真を見てなんとなくイメージはわかってるつもりだったけど、みんなそれっぽくて見分けがつかない・・・。


右往左往していると、「あれは間違いなくあの人だ!!」と確信できる人を発見!!そう、沖縄の若き天才、ヒヒ馬さんことNさん。といっても誰かと話し込んでるし、こっちから話しかける勇気はない。なんとか気づいてくれないかな?と思いながら目の前を行ったり来たりしてみた。するとこの作戦が的中!!ちらっと目があったので、「もしかして・・・Nさんですか?」と今初めて気づいた風をよそおって挨拶することに成功。あのNさんと初めて会えたのが授賞式だなんて、もう最高!!


いっしょにいらした方は竹中工務店の課題で受賞されたHさん。第54回でも受賞されている強者。割って入ってしまったので早速ご挨拶。その後もNさんのところにはぞくぞくと人が集まってくる。さすが人気者。わざわざ探しに行くのをやめてコバンザメのように便乗4年連続協賛企業賞のI先生北海道の公募主婦Yさん。そしてNさんが更新するまで1次通過最多記録保持者で、地元北海道に戻っていたTさん。さらには「コピーが1番うまい素人」といわれる超常連のIさんも!!この時点ではまだファイナリストが誰かはわかっていなかったけど、やっぱり残ってたんだ!!すごい!!おふたりには昔からお世話になってていろいろ教えてもらってるので、本当にうれしい。裏切りもののHさん も合流し、みんなでこの場所で再会できた喜びを分かち合う。


時間になり受付が始まった。ファイナリストと協賛企業賞は別々の列に並び、違う色のリボンとネームプレートをつける。並んでいるとポンポンと肩をたたかれた。そこにいたのは関西のM氏さんとM山さん(どっちもMなのでわかりやすく)。M氏さんは日本ガイシで協賛企業賞。以前に開いた飲み会に参加していただいて、4年ぶり?の再会。そしてM山さんは第51回でシルバーを獲ったとき一緒だったファイナリスト。そのころから勝手にライバルだと思ってるけど、その後もファイナリストになったり協賛受賞したりとすっかり常連さんに。今回で3度目のファイナリスト!!すごすぎる!!!5年ぶりに、しかも虎ノ門で再会できるなんて思ってもいなかったから、一番びっくりして一番うれしかった。



受け付けを済ませもらった冊子に目を通す。ここで初めてファイナリスト作品を誰が作ったのかがわかる。


東急、Tさんだったのか!!かっけえ~


シャチクはIさんね。いかにもIさんらしい。


M山さん、さすがのセンス!!やっぱりすごいわ~



Nさん、ふたつも残ってるの!?しかもCMだけじゃなくてコピーも!!なにこの主人公感!!!


名前を見てから見直すと、確かにそれぞれの個性が出てるなぁと。それにしてもレベルが高すぎてため息しかでない・・・。この中から間違いなく誰か受賞するはず!!


リハーサルが始まるので会場へ。クロークでコートや荷物を預けるように言われたけど、かなりの行列だしいいや。しかもなぜか傘だけは預かってくれないみたい。いやいや荷物はいいからむしろ傘なんとかしてよ!!指定された席に着く。案の定、傘が邪魔。


リハーサルといってもそんな大げさなことではなく、名前を呼ばれて舞台に上がるまでの流れと、立ち位置の確認くらい。特に協賛企業賞のほうはあっさりしたもん。まあ主役はあくまでファイナリストだし。すでに結果は決まってる協賛は、前座というかにぎやかしみたいなもん。


本番開始までしばらく時間がある。ただぼおっと座っててもしかたない。座席表もあるし協賛企業も名前わかるので、とりあえず隣の席の受賞者さんに勇気をだして話しかけてみることに・・・。


「はじめまして。宣伝会議賞のブログをやってるものなんですが・・・」


『あっそうなんですか・・・』








はいっ、消えた~






いやね、そこはほら『このブログいつも見てます』とかじゃないと!!そこに喰いついてきてくれないとさ、この先どう話を広げたらいいかわかんないわけですよ。案の定・・・




「何回目の応募ですか?」


「何本くらい出しました?」


「自信ありましたか?」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「そうなんですね・・・・」






これじゃ会話じゃなくてアンケートだ!!
(既視感)





まったく盛り上がりもせず、あっけなく撃沈・・・。誤解のないように言っときますが、彼はとてもまじめで素直な好青年でちっとも悪くない。マニアしか見ないオッサンのブログなんて知らなくて当然。ただ単にこっちの致命的なコミュ力のなさの問題です・・・。



そうこうしてるうちに、ようやく本番に突入です。



それにしても長いし、テンポわるっ!!ジャンプなら間違いなく打ち切り。次回からもうちょい巻きでいきます。





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