SKATも発売されたというのに、未だに贈賞式の話が終わらない・・・ってさすがに自分でもどうかと思う。もう誰も気にしてないと思うけど、このままってわけにもいかないのでせめて平成のうちに書き終えないと。
3次会はほぼほぼオクーさんと別室で過ごしたので、それ以外の様子はまったくわからず。ちゃんと挨拶もできずに帰っちゃった人いて、SSMETを渡せなかった方もちらほら。あれだけの大人数だと全員と話すのは難しいとはいえ、せっかくの機会だったのに申し訳ないことをしてしまった・・・。
お店も閉店とのことなので近くの店を探して移動することに。終電組が帰り、残ったのは朝までコース組。15人くらいいたと思う。
3次会から参加のY野さん。第53回でCMゴールドを受賞して卒業した猛者。SNSではかなり前から繋がってたけど、ようやくお会いすることができた。とにかくめちゃくちゃ明るくてハイテンション。噂には聞いてたけど、それよりはるかに濃いキャラだった。もっとじっくり話したかったなぁ。
東急で協賛企業賞のN田さん。コピー以外にも広告賞やラジオCM、企画から動画制作まで、ありとあらゆるコンペに挑戦して結果を残しているスゴイ人。元竹野内豊と自称するだけあって、背が高くてスタイリッシュでオシャレ。いかにもクリエイターって感じ。その情熱と向上心むき出しのN田さんが、去年の眞木準賞取り消しについてのブログを読んでさらに気合が入って燃えたと言ってくれた。書いてよかった。
仕事おわりで12時すぎから途中参加のH木さん。第52回パナソニックで協賛企業賞受賞。会うのは3年ぶりくらい。実は今回の応募終了後、Hさんから「久々に応募したのでコピーを見て感想がほしい」との連絡が・・・。『素人の自分がそんなことできない』と1度は断ったもののどうしてもという熱意におされ、それならとお互いに講評しあうことに。
どうせなら遠慮せずにと思い、かなり上から目線でダメ出しを連発。さらに偉そうに長々と総括まで書いてみた。ところがフタあけてみればH木さんの4倍は出してたのに1次通過の本数は大して変わらず。かろうじて協賛企業賞に引っかかったから何よかったけど、やっぱり他人にアドバイスするなんて100万光年早かった・・・。
そして沖縄が生んだ若き天才Nさん。当然いろんなとこで引っ張りだこなので、この時間になってようやく話をすることができた。宣伝会議賞ではほぼMAX応募。同時進行の文化や地方のラジオCMにも応募して、さらに「ことばやさん」としての依頼もこなす。、応募期間中にもかかわらずブログも毎日更新して動画まで作ってる。
それだけでもどうかしてるのに、1次通過最多記録を更新し協賛企業賞を受賞。ファイナリストにも進出。ラジオCMコンペでは複数受賞が当たり前。いったい何をどうしたらそんなことができるのか?質問というよりほとんど尋問。
まずは驚いたのは、あんなに沖縄っぽいのに沖縄出身じゃないこと。沖縄は生んでなかった・・・。ヒヒ馬ってHNもてっきりシーサー的なのが由来だと思ってた。普段はカフェの店員さんで朝5時から昼ごろまで仕事。あとはひたすらコピーやCM原稿を書いているとのこと。特に講座に通ってたわけでもなく、公募は完全な趣味ですってよ、奥様。石垣島という誰もがうらやむリゾート地に住んでいながら夏でも海には1度も行ったことがないらしい。どうかしてるとは思ってたけど、やっぱりどうかしてた。完全が宣伝会議賞バカ(誉め言葉)。公募を心から楽しんでるから、そのために時間を費やすことを努力とかではなく当たり前のことだと思ってる。はい、やっぱりまぎれもなく天才です。
話を聞いて少しでも参考になればと思ったけど、次元が違い過ぎてまったく役に立たない。わかったのはどうやっても勝てないってことだけ。悪いおじさん達は苦肉の策としてハニートラップでも仕掛けて女に溺れさせようなんて考えたけど、あまりにもコピー脳すぎてそれすら通用しそうにない。結局さっさとグランプリとって卒業してもらうのが一番手っ取り早そうだ・・・。
会場にはもうひとり超超超大物の姿が・・・。宣伝会議賞をやってる人なら知らない人いないと言っても過言ではないレジェンド中のレジェンド、京都のA野さん。受賞回数は数知れず。しかもどれも記憶に残る名コピーばかり。まさしくミスター宣伝会議賞。応募しはじめたころからいつかお会いしたいと思っていた、自分にとってはもはや神。まさかこんな形で夢が叶うなんて。
関西出身だけあってとっても気さくで話もうまい。仕事の都合で仕方なく通ったコピー講座で金の鉛筆を獲りまくり、眞木準さんコピーライターになるよう勧められた話とか、仲畑さんと仕事していたときのエピソードとか、もう何気なく話すことすべてがレジェンドそのもの。全部まとめて本を出版してほしい。絶対買う!!帰りは途中まで一緒の電車だったのに、緊張しすぎて全然話せなかった。なんてもったいないことをしたんだろう・・・。
そんなこんなで後半予想以上にグズグズだったものの、なんとか令和になる前に更新できました。もうみんな次回に向けてガンガン進んでるのに、自分だけこんなところでもたもたしてて情けない。SKATを見れば見るほど自分のコピーのつまらなさを痛感させられて、今回の受賞も本当に運が良かっただけだったと思い知らされる。
でも去年の今ごろ眞木準賞取り消しの記事を怒りにまかせて悶々と書いてたことを思うと、授賞式に行ってみんなに会えてこうして報告できたことはとっても幸せなことだと思う。SSMETも配れたし、それなりに爪痕も残せた気がする。ただそれってやっぱりちょっと反則で、「あのブログの人」とか「SSMETのおじさん」じゃなくて「あのコピーの人」って呼ばれるような、みんなの記憶に残るようなコピーで爪痕を残したい。
次回開催までもう4か月しかない。東京でも関西でも北海道でも、強力なライバルが集結し切磋琢磨ながらてっぺんを狙ってる。そこら中化け物しかいないから、はっきり言って微塵も勝てる気はしない。けど、それでも負けたくはない。令和最初のグランプリ目指して、今の自分にできることを精一杯やるしかない。次回もあの場所で、最高の仲間と最高の時間を過ごせるように。
宣伝会議賞が大好きです!!