次の宣伝会議賞まで、あと2ヶ月と半分。

今回の結果を受けてわかったことは、前回の受賞は100%、完全に、1mmも疑いようもない『まぐれ』だったってこと。まぐれじゃないことを証明したくて気合を入れて臨んだ結果、まぐれであることを証明してしまった形。

いや、もちろん自分でもうすうす気づいてはいたんだけどね。ただ普段から何のとりえもない人間が50万の中から選ばれて、あんな豪華な贈賞式に呼ばれてあれだけ色んな人からお祝いされたら、そりゃ勘違いするなって方が無理ってもんです、はい。

で案の定、メッキはあっさり剥がれ落ち、「次はイケるかも?」なんて根拠の欠片もない自信は一瞬で吹き飛びました。一丁前にショックを受けてるけど、本来の実力(実力と呼ぶのもおこがましいけど)を考えれば結果は至極当然で、むしろ2次通過に5本残ったことだって奇跡と呼ぶにふさわしい。


まぐれで、いいコピーを書き続けることはできない。 
宣伝会議 コピーライター養成講座)



まさにこれですよ、これ。もう刺さる刺さるわ、黒ひげ危機一髪なんてお話にならないレベルで刺さりまくり。心はすっかりハリネズミ状態で、お金もないのに思わず講座に申し込んでしましそうになった。あぶないあぶない。このコピー見て申し込んだ人絶対いるよね。こういうのが機能するコピーのお手本。

さて、残りわずかな時間でどうすれば今よりいいコピーが書けるようになるのか?なんてことを今さら言ってる時点できっともう手遅れ。本当に上を目指してる人は締め切り直後から次に向けてとっくに色々考えてる。それくらいしないといけないとは思っていても、やっぱりちゃんと課題が出てからでないといまいち集中できないし、どうしても中途半端になっちゃう。せいぜい「ちょっといいな」と思ったフレーズを書きとめる程度。それでもやらないよりはいいかもしれないけど。

とにかく今は何でもいいから結果が欲しい。誰かに自分のコピーを認めてほしい。跡形もなく木端微塵になった自信を少しでも取り戻したい。

そこで今挑戦してるのがご存知 【第11回 ピンクリボンデザイン大賞】

自信を取り戻すどころか、さらに追い打ちをかけられてトドメをさされそうな予感しかしないけど・・・。ここ何回かポスター部門だけだったのが、皆様からの熱い要望にお応えして?コピー部門が復活!!待ってましたよ~本当に。デザインできない自分をどれほど恨んだことか。

過去何度か挑戦して一番よかったのは1次通過者に送られてくる参加賞。
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ただこれ、どのコピーが通過したとか全体の何%くらいが通過したとか、一番知りたいことは一切書いてない。せめてどのコピーかわかれば対策もたてられるんだけどなぁ。久々にチャレンジしてみたけど、テーマがテーマだけにやっぱり難しい。しかも過去の受賞作がこれ以上ないほど名作すぎるのがツライ。


乳がんは勇気に弱い。
(第4回 最優秀賞 小野澤 真克さん)


乳がん検診で一番多く見つかるものは、安心です。
(第6回 最優秀賞 三島 邦彦さん)


シンプルで何気ない言葉だけど、上から目線でも説教くさくもなくて、ポジティブでちゃんと届いて機能する。とてもじゃないけどこのレベルは書ける気がしない。

とりあえず宣伝会議賞の特別課題で出されたと想定して「50本応募」を目標に設定。思いついたやつを片っ端から出してみた。控えを取らなかったからちゃんと数えてないけど何とか50本は超えた(と思う)。ただでさえ本数書くのが苦手なうえに、宣伝会議賞と違ってあそび球的コピーがあんまり出せなくて大苦戦。結局どうしても既視感がある無難なコピーが中心で、他の作品との差別化ができない。

それでもほんのちょっぴり手ごたえを感じたコピーが2~3本。変化球っぽいのでグランプリには届かないけど、佳作ならもしかしてもしかしたらもしかするかも・・・いや、お願いだからもしかしてくれ!!

締め切りまではまだ時間があるので、もう少し時間をかけて練ったものを作りたい。とはいうもののすでにネタ切れで、ここ何日かはまったくな~んにも思い浮かばない。ただここで「もうこれ以上ない」って諦めちゃうのがいつもの悪いクセ。受賞作を見て「これなら書けそうだったのに」なんて恥ずかしい負け惜しみはもうやめよう。とにかく最後まで足掻いて足掻いて足掻くしかない。

受賞作の発表は10月1日。ちょうど宣伝会議賞の折り返し地点。勢いをつけるためにも何としても結果を出したい!!