富嶽三十六プロジェクトの一環である【富嶽三十六コピーチャレンジ】に参加した話のつづき・・・
25日、ディレクション当日。コピーの学校後の飲み会を終えて帰宅したのは午前3時。とりあえずシャワーを浴びて少しでも寝ようと思ったけど、遠足前夜の小学生みたいに興奮状態。寝なきゃ寝なきゃと思うほど、かえって目がさえるさえる。しかたないのでコピーリストを見返してたら、不安で余計に眠れなくなってきた。
ディレクション後に新橋で飲むみたいだと教えてもらった。終電を考えるとやっぱり車で行くしかない。けどさすがに汐留まで往復はつらい。悩んだ末に途中の小田原から電車に乗ることにした。これなら23:30くらいまでいられる。
集合時間は12:45。まだかなり早いけど、寝落ちがこわくて家を出た。途中のコンビニでちょっと寝て、松屋で朝定食を食べて時間調整。無事に小田原に到着し電車に乗った。思ったより空いてて座ることができたので、再度コピーリストのチェック。う~ん、何度見ても自分のコピーは微妙・・・。
新橋からゆりかもめに揺られて汐留に到着。今思えばどうせ早目に出たなら朝定食なんか喰ってないで『TCC展』に行けばよかった・・・。この時はディレクションのことで頭がいっぱいで全然余裕がなかった。改札を出て徒歩1分、ついにきました天下の電通本社ビル。
メールによると、この日は休日なので「B2Fの丸亀製麺横の階段を上がって、右手にある通用口のインターホンを鳴らして、名前と所属を伝えるように」とある。ここまでくれば楽勝でしょと丸亀製麺を探す。が、これがなかなか見つからない・・・と思ったら目の前にあるじゃん!!田舎と違ってでっかい看板がついてないから気づかなかった。で、その横の階段を・・・って、これか?なんか思ってるのと違う。なんていうかこう、雑居ビルの入口みたいなのをイメージしてたんだけど。念のため他にないかとぐるっと一周したけど、やっぱりここでいいみたい。。階段を上って奥へ進むと、あったよありましたよ、それらしきデカくて重そうな扉とインターホン。ここに違いない。誰か来るんじゃないかと少し離れてしばらく張り込みするも、それらしき気配はなし。もしかしてみんなもう中にいるのかも?と意を決しておそるおそるインターホンを押す。
SE:(インターホンの音)
警備?「はい。」
俺「あの、本日こちらで行なわれる富嶽三十六コピーチャレンジのディレクションに参加する大井と申しますが・・・」
警備「えっ?なんですか?」
俺「あの、本日・・・(以下くり返し)」
警備「え?それで?」
俺「いや、あの、ここ電通さんで間違いないですよね?」
警備「そうですが、なにか?」
俺「ですから、本日・・・(以下くり返し)」
警備「ちょっとなに言ってるかわかんないんですけど!!(富澤風)」
俺「ですから・・・」
警備「もういいから、とりあえず入ってきてください!!(半ギレ)」
俺(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~)
やたらと重い扉をあけて中に入ると、すぐ横が警備員室の窓口。明らかに不審者を見るような目でこっちを見てる。再度説明するも「そんなの聞いてない」の一点張り。埒が開かないのでスマホを渡して直接メールを確認してもらう。そしたらようやく「そういえばそんな名前で会議室の予約があったような・・・」とパソコンで確認しだした。
警備「担当は?〇〇さんって人?」
俺「いえ、メールをくれたのは△△さんです」
警備「そんな名前ないけど、いいや、この〇〇さんってのに連絡するからそこで待ってて」
俺「はい」
警備「そこ、邪魔だからもっと通路の隅で」
俺「はひぃ」(電通こぇぇぇぇぇぇぇ)
せっかくできるだけ汗をかかないようにきたのに、一気に噴き出してきた。もしかしてコンペそのものが壮大なドッキリなんじゃないかと、ちょっぴり涙目・・・。ドキドキしながら待ってると、ガラス越しにインターホンを押すひとりの青年の姿が。「コピーのなんちゃら・・」って言ってる声が聞こえる。うわぁぁぁ、よかった~。ひとりじゃなかったぁぁぁ。
二人で並んで担当の人の到着を待つ。もう人見知りがどうとか言ってられない。とにかく何か話さなきゃ・・・と思い、空気も読まずに名刺をわたす。あまりにもいきなりすぎてちょっと戸惑ってたけど、話のきっかけはできた。中村さんのコピー講座に通ってた学生さんとのこと。でもいわゆる中村組とは違うらしい。
ようやく担当の方が到着。入館証を受け取り案内に従いついていく。別に普通のビルなんだけど、電通本社ってだけで何だか全部がスタイリッシュに見える。エレベーターに乗ると押されたボタンは36F。「もしかして、富嶽三十六だから36Fなんですか?」と誰もが気づきそうなことをドヤ顔で質問。すかさず『すごい!!よく気づきましたね!!』なんて大げさなリアクションでヨイショしてくれるあたり、さすが電通マン、よくわかってらっしゃる。あの警備員さんにも見習ってくれないかなぁ。
ガラス張りのエレベーターは妙にハイテンションな自分をさらに高い所へ運んでくれた。そしてそれとは正反対の閑散として無機質な廊下を歩き、いよいよディレクションの行われる会議室に到着。
まさか会場にたどり着くだけで②が終わってしまうとは・・・
25日、ディレクション当日。コピーの学校後の飲み会を終えて帰宅したのは午前3時。とりあえずシャワーを浴びて少しでも寝ようと思ったけど、遠足前夜の小学生みたいに興奮状態。寝なきゃ寝なきゃと思うほど、かえって目がさえるさえる。しかたないのでコピーリストを見返してたら、不安で余計に眠れなくなってきた。
ディレクション後に新橋で飲むみたいだと教えてもらった。終電を考えるとやっぱり車で行くしかない。けどさすがに汐留まで往復はつらい。悩んだ末に途中の小田原から電車に乗ることにした。これなら23:30くらいまでいられる。
集合時間は12:45。まだかなり早いけど、寝落ちがこわくて家を出た。途中のコンビニでちょっと寝て、松屋で朝定食を食べて時間調整。無事に小田原に到着し電車に乗った。思ったより空いてて座ることができたので、再度コピーリストのチェック。う~ん、何度見ても自分のコピーは微妙・・・。
新橋からゆりかもめに揺られて汐留に到着。今思えばどうせ早目に出たなら朝定食なんか喰ってないで『TCC展』に行けばよかった・・・。この時はディレクションのことで頭がいっぱいで全然余裕がなかった。改札を出て徒歩1分、ついにきました天下の電通本社ビル。
メールによると、この日は休日なので「B2Fの丸亀製麺横の階段を上がって、右手にある通用口のインターホンを鳴らして、名前と所属を伝えるように」とある。ここまでくれば楽勝でしょと丸亀製麺を探す。が、これがなかなか見つからない・・・と思ったら目の前にあるじゃん!!田舎と違ってでっかい看板がついてないから気づかなかった。で、その横の階段を・・・って、これか?なんか思ってるのと違う。なんていうかこう、雑居ビルの入口みたいなのをイメージしてたんだけど。念のため他にないかとぐるっと一周したけど、やっぱりここでいいみたい。。階段を上って奥へ進むと、あったよありましたよ、それらしきデカくて重そうな扉とインターホン。ここに違いない。誰か来るんじゃないかと少し離れてしばらく張り込みするも、それらしき気配はなし。もしかしてみんなもう中にいるのかも?と意を決しておそるおそるインターホンを押す。
SE:(インターホンの音)
警備?「はい。」
俺「あの、本日こちらで行なわれる富嶽三十六コピーチャレンジのディレクションに参加する大井と申しますが・・・」
警備「えっ?なんですか?」
俺「あの、本日・・・(以下くり返し)」
警備「え?それで?」
俺「いや、あの、ここ電通さんで間違いないですよね?」
警備「そうですが、なにか?」
俺「ですから、本日・・・(以下くり返し)」
警備「ちょっとなに言ってるかわかんないんですけど!!(富澤風)」
俺「ですから・・・」
警備「もういいから、とりあえず入ってきてください!!(半ギレ)」
俺(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~)
やたらと重い扉をあけて中に入ると、すぐ横が警備員室の窓口。明らかに不審者を見るような目でこっちを見てる。再度説明するも「そんなの聞いてない」の一点張り。埒が開かないのでスマホを渡して直接メールを確認してもらう。そしたらようやく「そういえばそんな名前で会議室の予約があったような・・・」とパソコンで確認しだした。
警備「担当は?〇〇さんって人?」
俺「いえ、メールをくれたのは△△さんです」
警備「そんな名前ないけど、いいや、この〇〇さんってのに連絡するからそこで待ってて」
俺「はい」
警備「そこ、邪魔だからもっと通路の隅で」
俺「はひぃ」(電通こぇぇぇぇぇぇぇ)
せっかくできるだけ汗をかかないようにきたのに、一気に噴き出してきた。もしかしてコンペそのものが壮大なドッキリなんじゃないかと、ちょっぴり涙目・・・。ドキドキしながら待ってると、ガラス越しにインターホンを押すひとりの青年の姿が。「コピーのなんちゃら・・」って言ってる声が聞こえる。うわぁぁぁ、よかった~。ひとりじゃなかったぁぁぁ。
二人で並んで担当の人の到着を待つ。もう人見知りがどうとか言ってられない。とにかく何か話さなきゃ・・・と思い、空気も読まずに名刺をわたす。あまりにもいきなりすぎてちょっと戸惑ってたけど、話のきっかけはできた。中村さんのコピー講座に通ってた学生さんとのこと。でもいわゆる中村組とは違うらしい。
ようやく担当の方が到着。入館証を受け取り案内に従いついていく。別に普通のビルなんだけど、電通本社ってだけで何だか全部がスタイリッシュに見える。エレベーターに乗ると押されたボタンは36F。「もしかして、富嶽三十六だから36Fなんですか?」と誰もが気づきそうなことをドヤ顔で質問。すかさず『すごい!!よく気づきましたね!!』なんて大げさなリアクションでヨイショしてくれるあたり、さすが電通マン、よくわかってらっしゃる。あの警備員さんにも見習ってくれないかなぁ。
ガラス張りのエレベーターは妙にハイテンションな自分をさらに高い所へ運んでくれた。そしてそれとは正反対の閑散として無機質な廊下を歩き、いよいよディレクションの行われる会議室に到着。
まさか会場にたどり着くだけで②が終わってしまうとは・・・