宣伝会議賞 4週目。

聞きました?ジョジョの奇妙な冒険の第4部が実写映画化ですって。しかも仗助が山崎賢人監督が三池崇史って・・・。いつも思うんだけど、誰がどこでどういう理由でアニメ実写化を提案して、どういう力が働いたら明らかにミスキャストとしか思えない配役になるの?で、そういう映画はなぜいつも三池j監督なの?不思議でしょうがない。

特別ジョジョの原作ファンってわけでもないし、山崎賢人も好きでも嫌いでもないし、三池監督にも何の思い入れもないけど、この映画がヒットする確率は、俺が宣伝会議賞でグランプリを獲る確率よりも間違いなく低いと言わざるをえない。映画業界ってのは、いわゆるマーケティングみたいなことしないの?原作ファンに見たいと思う人はおそらくいないし、山崎賢人のファンだけでペイできるほどの人が集まるの?アニメの実写映画化成功とされてる「るろうに剣心」だって、佐藤健がハマり役だってだけで内容自体は正直かなり微妙だったんだけど・・・。

実写化映画でも「バクマン」や「ちはやふる」はそんなに悪くなかったし、「テラフォーマーズ」が大爆死したばかりだから今度こそ猛反省するかもしれないし、今映画界で神ってる?神木隆之介も出るからもしかしたらもしかするかもしれないけど、どう考えてももしかしないよなぁ~。残された道はデビルマン越えしかないか・・・。


今回もしかしたらもしかするかもなコピーができたのは、クレディセゾン



課題9:生活をするうえでの支払いを100%カード払いにしたくなる!しなくては!と思わせるような広告アイデア


宣伝会議賞では常連中の常連。甲子園でいう明徳義塾的なポジションのセゾンカード。課題内容もおなじみすぎて読む必要すらない感じ。おまえらとにかくカードつかえよ!!と。

あのiPhoneにすらついにおサイフケータイが搭載されるらしい。でも実際問題みんなホントに現金以外で支払してるの?自分はネット通販以外は何もするにもすべて現金。まわりを見渡しても普段からカード使ってる人なんて見たことない。もしかしてポケモンGOみたいに都会と田舎ですっごい格差があって、都会ではカード支払いが主流なの?そんなことないよねぇ。

課題ページにあるとおり、カードを使えばなにをやってもこれでもかってポイントがつく。しかもおなじみ永久不滅。もうメリットしかないわけで、普通に考えれば使わない理由がない。主婦は2円安い大根を買いに隣町のスーパーまで行くし、若者もお金がないからとにかく安いものを選ぶ。安かろう悪かろうでも気にしない。なのに得しかしないカードはなぜか使わない。これって生理的にムリってのと同じレベルで、そもそもカード文化そのものが日本では根付かないのかもしれない。

で、それをひっくり返すコピーを作るのは相当難しいわけで。今さら「ポイントがつきます」とか「現金より便利です」なんて当たり前のことをいってもしょうがない。カードを使わないなんて頭おかしいんじゃないの?カードに親でも殺されたの?バカなの?ってくらいの勢いがいる。前回のシルバー受賞作みたいな感じ。



現金??
あぁ、あのポイントつかないやつ?笑 
(高野真帆さん)





笑のかわりにwwwwwwwでもつけてみるかな。でもただやみくもに煽るだけじゃ意味がない。このシルバーを超えるには、現金主義の人が反論する余地のない、ぐうの音も出ないほどの説得力がほしい。

どんなシチュエーションで、誰にどう言われたら「カードにしないとやばい」と思わせられるか?ここは本数を出すことより、いかに振り切った強い言葉のコピーを作れるかのみに集中。で、まずは得意?のレトリック系屁理屈コピーを思いつく。これ自体もまずまずで、2次通過位は狙えるはず。(あくまで個人の感想です) ただそれなりの説得力はあるものの、長くてまわりくどい。もっとこうひとことでケリをつけるようなコピーがほしい。あーでもないこーでもないと寝ないで悩んでも何も出ず。目を覚ますために入ったお風呂で





再びコピーの神様降臨!!
(5日ぶり2度目)






断言します。贈賞式に行きます。


このオッサン、2週続けて何言ってんだ!?と思ってますね。ご心配ありがとうございます。大丈夫、熱はすっかり下がって問題なく正常です。つまり本気です。前回のパナソニックも本気度100%。ただしあくまで協賛企業賞。今度は本気と書いてマジと読む、100%中の100%、ファイナリストに私が来た、って感じです。一に気づき、二にスピード感、三四がなくて、五に説得力。完璧とはまさにこのこと。(あくまで個人の感想です)

受賞の可能性としては、最低でもシルバー、うまくいけばゴールド、運を次第ではグランプリも十分射程圏内。少なくともジョジョの映画がヒットするより希望はある・・・はず。