宣伝会議賞8日目。



当初計画していた2日で1課題の予定が早くも崩れてきている。1日目に商品やサービスの概要や特徴を調べてキーワードを書き出す。同時に思いつくコピーもざっくりと。2日目にそこからさらに幅を広げていく感じ。


ところが2日間だとどうしても外堀の部分しか埋まらなくて、真ん中の核心部分までは到達しない。簡単に到達できないのはわかってるけど。2周目にそこからさらに一歩先を考える予定ではあるけど、「さあこれから」ってところで次の課題にうつることになるので、中途半端というか消化不良というか・・・


まだ4つくらいしか手をつけてないけど、課題によってすらすら書けたり、まったく書けなかったりと当然バラつきがある。あまりにも書けなかったり、逆にノッてきてもっと書きたいと思ったときは1日延長したり。今回は計画的に取り組むことがテーマなので、原則2日で1課題のペースは守りつつ、かといって縛られすぎないようにしたい。


早くも1週間が経過したけど、ここまで書いたのは90本弱。コピーと呼ぶには程遠いものがほとんどで、このままでは通用しそうにないものばかり。手ごたえを感じてるコピーは1本だけ。先は短いけど長い・・・。



【課題9】 キッコーマン

国境を超えておいしさの出会いを広げ続けるキッコーマンの企業広告




毎度おなじみキッコーマン。企業広告ってだけで苦手意識が出ちゃうけど、上位賞に絡む確率が高いのでさすがに避けては通れない。


課題内容の文言自体は前回とほぼ同じ。ただ広告?上の表現が微妙に違う。前回が「しょうゆが世界の食文化をつないでること」なのに対し、今回は「しょうゆのおいしさ、使い方を海外の人におしえて」になってる。この違いをどこまで考慮すべきか・・・・


悩んだ結果、あまり気にしないことにした。いつも1次すら通らなかったのに、前回は4本通過で2次にも残った。どうやって考えたかを思い出すと、方向性がよくわからないから開き直ってしょうゆのことをできるだけでっかく言おうと思った。「宇宙人へのお土産に。」(1次通過)とかね。なので今回もあまり細かいことは気にせずに、でっかいコピーを意識して書いてみる。あとはしょうゆを使うと楽しくなるみたいな雰囲気を出せたらいいかなぁ。



キッコーマンと言えばまっ先に浮かぶのはこの受賞作。


世界にはまだ、しょうゆをかけるとおいしくなるものが、いっぱいあると思う。

(第52回 コピーゴールド/谷口謙二郎さん)



これぞまさにザ・企業広告のお手本みたいなコピー。難しい言葉もレトリックも使ってないけど、しょうゆの可能性を感じさせる前向きででっかいコピー


選評には「日本の~」とか「おふくろの~」とか考えがちで、間違ってないけど面白くない的なことが書いてある。予定調和やお約束は通用しない。かといって奇抜すぎればいいってもんでもない。その辺のバランスがとっても難しい課題だなぁ。