宣伝会議賞20日目。



あっという間に20日過ぎ去りました。今回は1日2課題ずつの予定だったので、本来なら現時点で10課題は手をつけてるはず・・・。ですが実際は7課題どまり。書けてる本数はもちろんバラバラ。50近く書けてるのもあれば、10本くらいしかない課題もある。やりやすそうなものからやってもこのペース。やっぱりなかなか計画通りにはいかないなぁ。量は質を生むことはわかってても、相変わらずその量が書けない・・・。


トータルだと200本くらい
。その中でいい感じかな?と手ごたえを感じる、2次通過以上を狙えそうだと思えるコピーは2本。つまり100本書いてようやく1本できるかどうか。判断基準はあくまで自己評価なので信憑性はひとまず置いといて、2次通過5本を狙うならこの感じのコピーが最低10本はほしい。ということは少なくとも1000本は書かないと。このままだと到底たどりつけそうにない。




【課題15】 クレディセゾン


生活の100%をカード払いにしたくなった!と思わせるような広告アイデア




はい、でました。毎度おなじみの超常連クレディセゾン。常連というより古株と言った方がいいかもしれない。調べてみたら1995年の第33回!!から毎年協賛してる。もはやNO宣伝会議賞、NOクレディセゾンって感じ。事務局もきっとクレディセゾン様様で頭が上がらないんじゃないかと。


その分過去データがとにかく豊富。初代SKATが第39回、それから前回の第54回まで16回分ものコピーがある。中にはサイトを使ってもらうためのコピーとか内容は微妙に違うものもあるけど、基本的には今回と同じでカードを使いたくなるってのがメイン。


おかげで傾向と対策はすこぶる立てやすいけど、その分切り口の出尽くしてる感はハンパない。というかはっきり言って切り口自体は16年前からほとんど変わってない。


「ポイントが永久不滅」 「現金よりお得」 「支払いがスムーズ」 「欲しいものすぐ買える」 「持ち運びに便利」 「明細がでる」 「急な出費でもなんとかなる」 「現金は時代遅れ」 「現金は汚い」 とまあざっくりこんな感じ。これ以外の新たな視点や斬新な切り口が発見・発明されないかぎり、このどれかを使った表現力、どういうか?の勝負になる。


個人的にはカードで支払いをするデメリットってないと思う。少なくとも消費者にとっては。それでもこんなにカード普及率が低いのは、もう日本人の気質というか性格的な問題でしかないと思う。それでもカードを使ってもいいかな?と思わせるにはどうすればいいか。


「ポイントがつきますよ」「現金よりお得ですよ」って確かにそうなんだけど、その実感ってあんまりピンとこない。目の前で現金値引きしてくれるわけじゃないし。人間って欲張りだから、その場ですぐリターンやメリットがないと動かない。「衝動買い」しないし、「持ち運び」は別に現金でも不便じゃないし、「明細」もなくても困らないし、「急な出費」が必要な場面もそんなにない。ひとつひとつ考えると結果、別にカードじゃなくてもいいじゃんになっちゃう。


まあそれを言ったら身もフタもない。とにかく限定的状況や特殊な場面じゃなくて普段の生活の中で「確かにそれは便利」って多くの人が実感できるような表現を探すしかない。カード払いを浸透させるってことは毎日使ってもらうってこと。つまり答えは毎日の生活の中にある・・・なんてことはみんなわかってるんだよなぁ。



過去作品がいっぱいありすぎていいコピーがたくさんあるけど、一番印象に残ってるのは



いやいや、ここは、来月のわたしが。 


(第52回 シルバー/谷口謙二郎さん)



キッコーマンの「世界にはまだ、しょうゆをかけるとおいしくなるものがいっぱいあると思う。」のコピーでゴールドも同時受賞しちゃった凄い人。そのご本人も「こっちの方がいいと思ってた」ってコメントしてる。ファイナリスト発表で初めて見たときは、間違いなくこれがグランプリだと思ったくらい好きなコピー。即座に絵が浮かぶしコミカル。このレベルを目指さないとならないんだよねぇ~。


実は手ごたえのあるコピーの1本はこの課題なのよね。いつもなら



協賛企業賞はもらったぁ~!!!


てな感じで大騒ぎするんだけど、今回は控えめに。



協賛企業賞、謹んでお受けいたします。