はじめに・・・

今回のエントリーはおそらくかなり長くなります。画像や文字数に制限があるため何回かにわけての掲載となります。また独断と偏見に満ちた感情論が大部分を占めると思われるので、不適切な表現・不愉快に思われる表現もあると思います。あらかじめご承知のうえお読みください。



先日、【第55回宣伝会議賞】の『眞木準賞』がひっそりと受賞取り消しになり、該当なしとなりました。公式ページで発表されたもののトップページの冒頭でのアナウンスではないので、未だにその事実をご存知ない方もいらっしゃっるのではないかと思います。
取り消し












ツイッターやFBなどで一時話題にのぼったものの、その後はこれといった意見やリアクションは見られず。まあ詳細もわからないし、かなりの説明不足とはいえ公式に発表された以上「はい、そうですか」としか言いようがないのが実際のところかもしれません。

宣伝会議賞のいち応募者として、今回の件でどうしても納得いかないことがあるので、批判は覚悟の上で思ったことを述べさせていただきます。



まず今回の眞木準賞の受賞作は牛乳石鹸共進社の課題でこちらのコピー。


ねぇ、鈴木くんくん。


受賞取り消しの理由は、「類似しているコピーが存在したため」とのことです。


宣伝会議賞では以前から過去作と似たようなコピーが受賞する、または3次やファイナリストに残るケースがあり、その度に物議を醸してきました。


例をあげると

おいしさに「サ」のつくラップ。  SKAT.11  第49回 協賛企業賞  旭化成

おいしさに「サ」のつくラップ。   SKAT.10  第48回 1次通過作品  旭化成


「しょうゆ取って」の距離に、いてくれませんか。 SKAT.14  第52回 協賛企業賞  キッコーマン

ずっと「お醤油取って」の距離でいて下さい。    SKAT.9     第47回 最終ノミネート  キッコーマン


俺の機嫌は安いなぁ。              SKAT.13  第51回 ファイナリスト 霧島酒造

わたしの機嫌って、なんて安いんだろう。   SKAT.11  第49回 最終ノミネート  森永乳業


記憶に残っていたものをあげただけなので、これ以外にもあると思います。サランラップは過去の応募作とまったく同じ。その他は「類似性がある」と言えると思います。ちなみにこれらは自分の知る限り、ほんの少し話題にはなったものの、特に問題になったり受賞取り消しにはなっていません。


コピーの性質上、偶然似たような、もしくはまったく同じ表現になってしまう可能性はけっしてゼロではありません。 それは応募されている方ならよくご存知だと思います。特に宣伝会議賞のような何十万ものコピーが集まる場合は、同案多数なんてのはよくあること。1次審査で落とされているので気になりませんが、同じようなコピーが山ほどきてるはずです。審査員もコメントでたびたび嘆いています。



さて、今回の眞木準賞、類似したコピーというのは恐らくこれです。
KIMG0335

























SKAT.9  第47回 1次通過作品  ユニリーバ・ジャパン


これって「類似しているコピー」でしょうか?ちなみに「類似」の意味を検索するとこう出てきます。


類似・・・[名](スル)互いに共通点があること。似かようこと。「筆法が類似している」「類似品」


眞木準賞のコピーとユニリーバのコピーは、使われているひらがなも漢字も、句読点の位置もまったく同じ。完全に一致します。これは類似ではなく「同一」と言った方が正しいと思います。なので取り消し理由は「同一のコピーが存在したため」にすべきです。



あまり話題にはなっていませんが、今回シルバーを受賞したコピーにも過去に似たものが存在します。

ラフティング
ラフティング


















SKAT.11  第49回 1次通過作品  分子生理化学研究所 レスベラトロール(サプリメント)


これって似てますよね?もし受賞取り消しの理由が「類似しているコピーが存在したため」ということであれば、こちらも問題になってもいいばすです。事務局がまだ把握していないだけかもしれませんが・・・。断っておきますが、これを取り消しにすべきとは思っていません。あくまでも眞木準賞以外にも似たコピーがあるという事実を知ってもらい、審査基準のあいまいさを伝えたいだけです。


では「同一のコピーが存在した」として、どうして今回だけ受賞取り消しになったのでしょうか?前にあげたサランラップは同一のコピーがあっても取り消しにはなっていません。今回は通報があったから?眞木準賞だから?


最終的な判断基準は、偶然の一致?か故意の盗作?かどうかだと思います。ただし、偶然か故意かを100%判断することは不可能です。本人が認めでもしない限りは・・・。