明らかな盗作・盗用に対してなんの罰則もなく、誰かが一生懸命作ったコピーを適当にいじって、それすらせずにそのまま丸パクリしても受賞できちゃう。何の苦労もなく名誉と賞金が手に入る。しかも一度警告されているにもかかわらず・・・。宣伝会議賞なんてちょろいと思われてるんです。

公式ページの応募要項には、応募作品に関する一切の権利(著作権法27条及び28条の権利を含む)は、応募の時点で株式会社宣伝会議に帰属します。と明記されています。自分たちの社名を冠した歴史と伝統ある国内最大の公募賞で、自分たちが著作権を有するコピーを、その著作権をガン無視して丸パクリした盗作コピーに、自分たちで名誉と賞金を与えてるんです。どうかんがえてもおかしくないですか?

舐められたのは宣伝会議賞だけではありません。審査員をしてくださった名だたるコピーライターの皆さん、高額な協賛金出してもらっている協賛企業の関係者、受賞を夢見て必死で応募してくれた人、歴代の受賞者の方々など・・・。宣伝会議賞に関わる全ての人が、たったひとりの悪意ある盗作野郎にこれ以上ないくらいバカにされたんです。悔しくないですか?

自分は悔しくて悔しくてしかたないです。だって本来なら、今回の件は確実に防げたはずなんだから。3年前に応募資格の剥奪していたら・・・。それが無理なら、要注意人物としてブラックリストを作り常に動向をチェックしていたら・・・。方法はいくらだってあったはずです。結果論ですが、例年のように贈賞式の数日前にファイナリストを発表していたら、必ず誰かが気づいたはずです。

3年前、H氏本人に知らせたうえでどのような対応をしたんですか?「これまで以上に厳正な審査ができるよう、事務局一同努めてまいります」ってウソだったんですか?それとも努めた結果がこれですか?第52回のシルバー7人同時受賞。あれだってそもそも審査体制に不備があったから起こったことじゃないんですか?公平公正な審査が行われずに、パクリコピーができちゃうような賞に何の意味があるんですか?ちゃんとした審査すらできないのなら、もうやめちゃえばいいんじゃないですか?


コピーライターを尊敬しています。コピーライターに心から憧れています。でもコピーライターには逆立ちしたってなれません。そんな自分にとって宣伝会議賞は、憧れのコピーライターに自分のコピーを見てもらうことのできる唯一といっていい機会です。なんの特技も趣味もない自分が、宣伝会議賞の存在を知りコピーの魅力を知りました。すぐにネットで探してSKATを全巻そろえ、毎晩寝る前に読むのが日課になりました。読書なんか一切しないけど、コピーの本だけは片っ端から読み漁るようになりました。会社と家の往復だけで、たまに子供と出かけるくらいしか楽しみがなかった自分に、心から楽しいと思えるものができました。何をやってもすぐ飽きて投げ出す自分が、もう10年も宣伝会議賞のことばかり考えています。

仲間がほしくてブログをはじめました。ずぶの素人が適当に書いてるだけなのに「楽しみにしてます」って言ってくれる方が少しずつ増えてきました。ある日コピーライターの飲み会に誘ってくださる方がでてきました。お会いしたコピーライターさんはみんな本当にやさしくて、アホな質問にも嫌な顔ひとつせずアドバイスをくれました。人見知りで出不精の自分が、有志を集め飲み会を主催するようになりました。同じ目標を目指す仲間やライバルができました。運よく、本当に運よくシルバーを受賞することができました。授賞式の舞台は本当に夢のようでした。もう一度あの場所に行きたくて、憧れのコピーライターさんや仲間でもライバルでもあるみんなに認めてもらえるようなコピーを書きたくて。宣伝会議賞が生きがいと呼べるほど好きになりました。死ぬまでに表彰台のてっぺんに立ちたいと本気で思っています。

フェイスブックの友達156人もツイッターのフォロワー296人もすべて、宣伝会議賞とコピーを通じて知り合った人たちです。大げさでなく、宣伝会議賞が自分の人生を変えてくれたと思っています。出会った人たちなみんな、本気で宣伝会議賞の受賞を目指しています。コピーライターを夢見る人。決して安くはないお金を払い養成講座に通う人。どうしても東京の講座をが受けたくて毎週新幹線で大阪から通う人。何度もファイナリストに残りながらあと一歩で受賞を逃した人。中学生からコピーライターを志し、グランプリを獲得した人。今のように応募制限がないころ、3000本とか5000本とか尋常ではない数の応募していた人。応募期間が終わっても願掛けの意味でコピーを書き続ける人。自分よりずっと前からブログをはじめ、毎日かかさず更新し、応募作を公表してアドバイスをもらいながら、思うような結果が出なくてもあきらめずに挑戦続ける人。その誰もが、仕事のわずかな空き時間を見つけ、寝る時間を削り、悩んで悩んで考えて考えて、やっとの思いで応募作を生み出しています。受賞を夢見てひたすら努力を続けています。

再三にわたるH氏の盗作・盗用は、そのすべての人の努力や想いを踏みにじる悪質で卑劣な行為です。許すことはできません。もちろん一番悪いのはこのクソ野郎です。でもその可能性を事前に知っておきながら、何の対策もせずにいた運営や事務局にも同等の責任があると考えます。

自分はただのいち応募者です。広告業界の関係者でもなければ、盗用されたわけでもファイナリストや受賞のチャンスをつぶされたわけでもありません。もちろん正義感ぶるつもりもありません。だったらしゃしゃり出てくるなと思われるかもしれません。ただ、大好きな宣伝会議賞が舐められるのが我慢できません。同じ目標を目指すみんなの努力や想いを知るものとして、それを踏みにじるようなことが行われているのに、黙っていることなんてできません。
誰かが声をあげないと、この先もきっと同じことがくり返されます。