贈賞式の最後は恒例の集合写真の撮影。受賞者と審査員はステージ上に並ぶように指示されました。舞台の階段をあがったところで、中村禎さんの方から声をかけてくれてガッチリと握手をしてくれました。受講生でもない自分のことをちゃんと覚えていてくれて、わざわざ声までかけてくれるなんて・・・。


中村さんと最後にお会いしたのは3年前。ピンクリボンデザイン大賞でグランプリを受賞したとき(さりげなくない自慢)。六本木ヒルズの会場でいっしょに写真を撮ってもらって、「次は宣伝会議賞の授賞式で会おう!」と約束をした。その年もその翌年も、力量不足で願いは叶わず・・・。


その後、中村さんの著書最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法』が発売された。当然電光石火で購入。どこに行くにも持ち歩いて、何度も読み返した。クソみたいなコピーしか書けなくて凹んでばかりいた自分とって「ダメなコピーも書けないやつに、いいコピーは書けない」という言葉がどれほど励みになったことか。まだまだ全然身についてなくて、書くのも選ぶのもあいかわらずヘタクソだけど、それでも今回の結果はこの本のおかげだと思う。3年前の約束をようやく果たすことができた。


会えたら絶対サインをもらおうと本を持っていったけど、その後のパーティーでもタイミングが合わずに断念。だからちゃんとお礼も言えていない・・・。今度はもっといいコピー書いて、中村さんにサインをもらうことを目標にしよう!!


ついに懇親パーリィに突入!!かと思いきや、その前にもひとつ、どうしても触れておきたいことが・・・


話はこのブログの前身である『すべては宣伝会議賞を獲るために』の時期にさかのぼる。ブログをはじめて2年目?くらい。少しずつ知名度もあがり、SNSを通じて宣伝会議賞の常連さんやコピーライター志望の知り合いが増えはじめてきたころ。懇意にしていたある常連受賞者さんから「飲み会してみたら?」との提案が。最初は「素人のオッサンが声をかけても・・・」と断ったけど、いいじゃんいいじゃんと半ば強引に開催決定!!


日程を調整し会場も決まり、当初の不安をよそに参加メンバーも順調に集まった。、あとは本番を迎えるだけ・・・なんだけど、ここで人見知りで心配性の性格が顔を出す。参加者はみんなコピー講座の同期や仕事仲間としょっちゅう飲んでるイメージ。「わざわざ集まってもらうのに、来なきゃよかったと思われたらどうしよう・・・」


といっても盛り上がりそうな企画なんかそう簡単に思いつくわけがない。それならせめて少しでも話すきっかけが増やせれば・・・。自分を含めお互い初対面の人がほとんど。でも宣伝会議賞経験者なら顔は知らなくても名前やコピーは知ってる人ばかり。そこで参加者のプロフィールリストをつくろうと思い立つ。


早速メンバーに連絡して、名前や年齢、趣味や受賞歴、ひとことコメントを集めた。でもプロフィールだけじゃA4用紙2枚分くらいにしかならない。会議の書類じゃあるまいしこれじゃ読みにくい。ならいっそのこと受賞コピーも全部載せちゃおう!!そうすれば「このコピーいいね」とか「これどうなの!?」って盛り上がれるし、記念にもなるじゃん!!表紙はSKATっぽく可愛い女の子しよう!!そしてたらウチの娘しかいなくね?


こうして当時のブログタイトルをもじり、いまや伝説?のパロディ本、『SBET』(スベット)が爆誕!!ちなみに今回伊右衛門でシルバーのIさん東急でファイナリストのTさんショーコラの協賛企業賞Hさんファイナリスト3回の実績をもち3次会から合流したHくんなんかは、このころからのお付き合い。


その後、自分が企画する飲み会やしずおか会ではすっかりおなじみの定番アイテムに。シルバー受賞(さりげなくない自慢)を機に、現在のブログをはじめることになり、名前も『SSMET』(ススメット)に変更。現在にいたります。
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2月4日の連絡から3月1日の発表までの約1か月。名刺を作ったり無駄なダイエットに励んだりと授賞式の準備はそれなりにしていたものの、この時点では『SSMET』を作るつもりまったくなし。ところが受賞者を見ると想像以上に知ってる人が多いことが判明。この分だとファイナリストにもきっといるはず。


同じころ54回のファイナリストのOさんから3次会へのお誘いをいただく。しかもそこには熊本の天才KさんCCN賞の公開審査会でお会いした名古屋のMさん、去年反省会をしたビートボクサーのAくんそしてなんとオクーさんまでくるらしいとの情報が!!今回はたまたま受賞できたけど、次はいつ来れるかわかならない。こんなメンバーにあえる機会はそうそうない。そしたらもう作るしかないでしょ!!知ってる人と3次会のメンバーに配るなら、とりあえず20部あればいいかな。用紙は去年の反省会で作った残りがあるからそれで足りそう。


まずはページ組から。ひな形があるとはいえ、ファイナリスト作品の数も協賛企業の数も違うから、それに合わせて組み直さなくちゃならない。A4用紙11枚に両面印刷するとして、計44ページ+表紙に決定ちなみに全部ワードで作ってる。


次にコピーの打ち込み。ファイナリスト作品はサイトからコピペできるし、名前もいらないから比較的楽。問題は協賛企業賞。去年より数多いしコピペできないからひとつずつ入力するしかない。今年はCM作品が少なくてよかった。1番面倒だったのはSくんの富士通のCM。文字が多いし長い・・・。授賞式で会ったら絶対文句言ってやる!!(完全な言いがかり)


徹夜で入力作業を済ませて試し刷り。会社に持っていって空き時間に入力ミスがないかチェック。完璧な
つもりだったのにそこら中間違いだらけ。修正個所に赤ペン入れて、レイアウトのバランスも調整。2日がかりで原稿は完成。


次は表紙。メインは当然娘の写真なんだけど、最近撮った中にはいいのがない。娘に撮らせてくれるように頼んでみたけど全力で拒否られる。昔はノリノリでポーズをとってくれたのに、いまや反抗期まっさかり。それでもどうしても今撮らないと間に合わないので、5分だけの約束で何とか撮影開始。花粉症で目が腫れてるうえに、全力でふて腐れてるからちっとも笑ってくれない。結局4~5枚撮ったところで撮影断念。SNOWで修正かけて多少マシになったけど、まったく可愛げがない。でもこの時点で授賞式の4日前。撮り直す時間はないし、もうこれでいくしかない。


あとは印刷と製本。20部なら2日あれば何とかなりそう。と、ここで得意の心配症とゆがんだ劣等感が出現。そもそも協賛企業賞なんて、ダブルやトリプルで受賞したり、何度も受賞してたり、何年も連続受賞でもしない限りほとんど印象に残らない・・・。宣伝会議賞のブログをやってるってことで多少知ってもらっちゃいるけど、ここ数年はその知名度も実績もヒヒ馬さんに圧倒されていて存在感ゼロ。そのヒヒ馬さんはおそらくファイナリストにも残っているに違いない。俺が何かしらの爪痕を残すにはもうこれしかない・・・。





どうせなら、受賞者全員に配ろう!!






協賛54とファイナリスト26。3次会を含めると100いるか?でもどう考えても時間的に無理。まあ80あれば何とかなるはず。というわけで急遽80部に増刷決定!!すぐに近所のエディオンでインクを購入。用紙は在庫がなく、あわててアマゾンに発注。翌日には届く。なっててよかったプライム会員。


早速印刷しはじめるけど、家庭用プリンタなので20枚程度しか給紙トレイに入らない。紙がなくなるたびに補給が必要。しかも両面印刷なんて便利な機能はついてないので、表が終わったら裏返しに入れ直してまた印刷。これをひたすらくり返す。昼間は仕事なので電話で妻に頼んだり、隙をみてこっそり家に帰ってた。


3日間、ずっと動き続けるプリンターの音でノイローゼになりそう。インク切れや紙詰まりのトラブルもあり、結局すべての印刷が終わったのが、授賞式の当日の午前1時。でもこれで終わりじゃない。そこから表紙も合わせて960枚の紙をひたすら半分に折る。で、番号中順に並べて重ねていく。修学旅行のしおり作りが、走馬灯のようによみがえる。会社から借りてきた製本用ホチキスでひたすら閉じること40分。午前4時、ようやく秘密兵器『SSMET』80部が完成!!なんとか間に合った・・・。






どうよ、この頑張りましたアピールwww