さてさて、いよいよというかついにというかとうとうというか、今年もまたこの季節がやってきてしまいました。


課題が掲載される『宣伝会議 10月号』は明日発売募集期間は9月2日~11月6日とのこと。




もうね、毎年同じことのくり返しで申し訳ないけど、1年経つのがあまりにも早い・・・早すぎる。だってホースとかすべり軸受けとかセメダインのコピーで苦戦したのはついこの前だし(案の定全滅)、贈賞式に行ったのだって先々月くらいの気がするし(さりげなくない自慢①)、SKATなんか出たばっかりちゃんと読んでないから「ほぼ新品」でメルカリに出せるレベルだし(サボってただけ)。どう考えても、キングクリムゾンに攻撃されたとしか思えない・・・。


これも毎度のことだけど、何がやばいって全然進歩してる実感がない。一応今年に入って『だしまろ酢大喜利』で10万円もらったり(さりげなくない自慢②)、『名もなき家事ネーミング募集』で除湿乾燥機ゲットしたり(さりげなくない自慢③) 、『ココロを運ぶ一行タクシー』で優秀賞を獲ったりと(さりげなくない自慢④)、なぜか運と勢いだけは絶好調。でも純粋なコピーとしての結果が出せたのはタクシーのみで、あとはラッキーパンチが当たったようなもん。ウォーミングアップで張りきりすぎて、本番でまったく活躍できないっていう死亡フラグたちまくり。


コピーのコの字もわからず、宣伝会議賞のこともよく知らなかった頃は、怖いもの知らずで「絶対100万獲ってやる!!」「かかってこいや!!」って無駄な自信とやる気だけはマンマンだった。でも何度も挑戦してその難しさや奥深さを知り、自分なりに勉強すればするほど逆にどうやったら書けるのか?いいコピーとは何か?がどんどんわからなくなってきた・・・。


そしてコピーを通じて知り合った方々が、とにかくみんな凄すぎる。ただでさえ才能も実績も違うのに、妥協もしないし努力も怠らない。大げさじゃなく本気で魂削って挑戦してる。次元が違いすぎてとてもじゃないけど真似できない。そんな猛者たちに勝てる気が全然しないし、とにかく今は不安しかない。いっそのことこれまでの知識とか全部初期化してまっさらな状態になれたらいいのに・・・。そしたら結果が出なくても初心者だから・・・なんて言い訳できるんだけどなぁ。


うわさでは今年の課題数は36?らしい。前回の54から大幅減。当然協賛企業賞の枠も減るし、ファイナリストも減るかもしれない。さらに課題数が減った分MAX応募する人が増えて競争率は上がる。さらにさらに1課題にかける時間が増やせるから質も精度も当然高くなる。ただでさえ狭き門がますます狭まっちゃう。量産できなくてまぐれ当たりの会心の一撃狙いの自分には相当厳しい。始まる前から早くも諦めモードに突入・・・。


で、こうなってくるとせめて「悔いのないようにがんばろう!!」的なゆる〜い結論でお茶を濁すのが定番だけど、実はこれって全然ゆるくない。だって悔いのない=グランプリ一択ってことだもん。しかもただのグランプリじゃない。「会心の自信作が、最終審査員の満場一致で、応募者の誰もがこれには勝てないと認める圧倒的グランプリ」でないと。それ以外はどうしたって悔いが残る。自分のすべてを出し切ったので満足です!!なんて絶対ウソ。コンペである以上結果がすべて。


プロも素人も、常連さんも初心者も、ガチ勢もエンジョイ勢も、才能や実績のある人もない人も、そんなの一切関係なく現時点ではスタートラインに横一線・・・のはず。結果がどうなるかなんてコピーの神様だってきっとわからないし、チャンスは誰にでもある。ここから先はすべて自分次第。無理やりにでもそう言い聞かせて力ずくでテンションをあげないと、とてもじゃないけど戦えない。


自信はこれっぽっちもないのに、不安は掃いては捨て掃いては捨てても無限に湧いてくる。それでも参加するからには、相手が誰だろうと応募総数が何十万だろうと全員ぶっ倒して悔いのないてっぺんを目指すしかない。


せっかくの年に1度のコピーのお祭り。明日からの約2か月間、楽しんでいきましょう!!!