え~と、ほぼ1年ぶりの更新です。去年の抱負が「ブログをもっと書く」だったような気がするけど 、たぶん気のせいです。過去は振り返らない男。


zoom飲みで熱烈なファンの方々に「早く更新してください」とか「楽しみにしてます」などうれしいお言葉をたくさんいただきました。いま日本でこんなに待ち望まれてるのは、このブログか『HUNTER×HUNTER』の連載再開か、コロナのワクチンくらいだと思います。怒られるわ。


本当はもっと早く、それこそ宣伝会議賞が始まった10月や締め切り後、2020年の反省や新年のあいさつなどなど・・・タイミングはいくらでもあったんですけどね。「週4で通って常連になってた店に仕事が忙しくて何日か行かなかったら、何となく顔を合わせづらくなってそれっきり行かなくなっちゃう」みたいな感覚。ちょっと違うか・・・。「楽しみにしてます」って言われると、「何か面白いこと書かなくちゃ」と勝手にプレッシャーを感じちゃったりも。まあもっと簡単にいうと、めんどくさかっただけなんですけどw


次の更新が1年後にならないように、今年もぼちぼち頑張りますのでお願いします!!



さてここからが本題。


本日2月1日、『第58回宣伝会議賞』の一次審査通過者が発表されました。


といっても今年は先行予約があって、SNS上ではフライングゲットした皆さんの通過報告で大盛り上がり。しかも常連の猛者の通過数が尋常じゃない!!こちとら全滅の可能性すらあるってのに、いつも以上の不安と緊張で泣きそう・・・。黒バンズのコピーを考えることで何とか気を紛らわせてた。でもろくなコピーが書けずにますます凹む、負のスパイラル。


もちろん先行予約しようか悩んだけど、案内があったときにはもう本屋に予約してた。キャンセルするのも申し訳ないし、売り上げに少しでも貢献しないと宣伝会議入荷してくれなくなったり、最悪潰れたりしたら困るもの。


ここ十数年2月1日の10時に本屋の駐車場で絶望するのがするのがお決まりのパターン。もはや誕生日にケーキ食べるとか、選挙の日に投票行って外食するんだ~♪と同じで、欠かすことのできない恒例行事。それにしても「10時オープンと同時にゲット」ってかなり最速のはずなのに、先行販売のせいで置いてけぼり感が半端ない。まあフライングゲットした人は送料とか余計に払ってるわけだからありっちゃありだけど。ただ協賛企業賞発表号も先行販売で、全部見る前にツイッターとかで小出しに知るのは嫌だなぁ。


あと納得いかないのが応募期間中にあった、12月号の予約特典の『オリエンの先行配布』。雑誌の販売部数を伸ばすためとはいえ、はっきりいってこれはない。一部の応募者だけヒントが早く手に入るなんて、コンペとしての公平性に欠ける。実際予約特典ってことを知らなくて「オリエンどこで見れるの?」ってツイートがたくさんあった。キッコーマンなんて「今回は特にもっと料理に使いことを・・・」って知らされて、大幅な修正を余儀なくされた人も多いはず。ソシャゲじゃないんだから課金すれば有利になるのはおかしい。ていうかそもそも論として、オリエンはいちばん最初に出せ!!どう考えたってその方がいいコピーが集まるでしょうが。


え~今度こそ本題。


応募総数61万7203点。課題数が23と大幅に減ったのに応募総数はそれほど変わらないとか異常。一次審査の通過率は0.99%。ついに1%を下回ってさらに狭き門。門というよりもはや玄関。


で、結果はというと


9課題 21本/1033 通過率2%



前回が 9本/987 通過率0.9% だったから、本数・通過率ともに倍。課題が減って競争率が上がってることを考えると、かなりの進歩してる。なんなら通過数21本はおそらく自己最多。


そもそも10本残れば御の字と思ってたし、今の実力的には相当いい結果なんだけど・・・。なんだろうこの手放しでは喜べない感じ。もっと多ければ偉そうに自慢できるし、もっと少なきゃ開き直って自虐ネタにできるのに、いちばん中途半端でリアクションに困る。とにかく知ってる仲間が凄すぎちゃって、素直に喜べないというか・・・


課題と通過本数の内訳は

【クレディセゾン】②

【JT】③

【セメダイン】③

【グッドマナー】②

【日通】⑦

【パナソニック】①

【マスメディアン】①

【ダヴ】①

【楽天デザインラボ】①




まず何と言っても特筆すべきは、【日通】の7本!!!日通でトップの通過本数!!!いったい何が起こったのか自分でも信じられない・・・。一応100フルに応募してるし好きなコピーはいくつかあるけど、絶対的な勝負コピーはない。もう今までの勝負コピーはぜ~んぶ忘れて、日通にすべてをかけるしかない!!


で、まったく想定してなかったのが【JT】③と【グットマナー】②。とちらもギリギリまで捨て課題にするかどうか悩んで、最後にちょろっと手を付けたものの電光石火で諦めたやつ。何となく20本出しただけなのにまさか引っかかるなんて。


最大の衝撃は勝負コピーベスト10に入ってた絶対的自信作のビオフェルミンのまさかの全滅。お披露目会でも割と高評価だったし、本気で協賛企業賞狙えると思ってたのに・・・。一次すら通らないとか、本当もう見る目のなさに愕然としてる。ここで公開してみんなの感想聞きたいけど、STAT行きの最有力候補だから温存しときます。


あとは【キッコーマン】と【伊右衛門】の全滅もかなりつらい。どっちも100出したし、それなりにお気に入りがあった。1本も通らないってのはショックでかいなぁ。逆に【ダヴ】が残ったのが不思議。苦し紛れで書いた既視感コピーしかないのに。

セメダイン】【パナソニック】【楽天デザイン】にはそれぞれ勝負コピーがある。特に楽天とパナソニックには全応募コピーのベスト1とベスト2がある。それぞれ残った1本が本命コピーの確率は例によってかなり低いけど、何とか突き抜けてほしいなぁ。


まわりがあまりにも異次元だからどうしても見劣りしちゃうけど、俺的に21本は結構すごいのよ。スーパーサイヤ人のバーゲンセールが異常なだけでヤムチャだって地球人の中ではかなり強いはず。初登場時は悟空と互角だったし。


そもそも打率に関してはめちゃめちゃ低くて、まぐれあたり一発狙いしかできない。第51回でシルバー受賞したとき(出たよ、過去の栄光にすがるパターン)も、第56回で協賛企業賞を受賞したとき(過去の栄光にこれでもかとすがりつくパターンその②)も、一次通過は10本ちょっと。1本でも残ってればチャンスはゼロじゃない。あれ?過去は振り返らない男のはずじゃ?


百姓一揆の農民と最新装備の戦車部隊の対決みたいなもんだから誰がどう見たって勝ち目は薄いけど、鋭い竹やりが1本あって会心の一撃が出せれば勝つことだって夢じゃない。現時点ではあくまで一次通過の結果でしかないし、この先どうなるかはまだ誰にもわからない。



受賞の確率は違っても、可能性は同じ。
(名言っぽいのキタ━━━(゚∀゚).━━━!!! )



もうね、今回これが言いたかったのよ。基本ノープランでブログ書きはじめるんだけど、今回は久々だし何を書こうか何となく考えたのね。で、このフレーズが浮かんだ時に「かっけぇ}って思ってスマホにメモ。早く言いたくて言いたくて待ってたんだけど、結局我慢しきれなくてツイートしちゃったw


ついでにこっちもお気に入りだから言っとこう。



自分が自分のコピーを信じなくてどうする。



そうそう、今回一次通過が増えたのはナガイさんの『1次通過突破セミナー』のおかげ。あれをきっかけに書けたコピーもたくさんある。本当にシンプルでわかりやすく、それでいてすぐに実践可能な目からうろこの考え方で、めちゃくちゃ勉強になりました。1次通過が減ってたらクレーム入れて返金してもらおうと思ってたけど、逆にもっと払わんといかんね。唯一の欠点は、余計なライバルを増やしてくれちゃったこと。責任とって今年は『2次・3次突破セミナー』をぜひ。


それから今回初の試みで、期間中に応募作のお披露目会ができたのもデカい。常連の猛者が惜しげもなくコピーを見せてくれてもの凄く刺激を受けた。課題数も減ったし800くらいでいいかな?と思ってたタイミングで、ほとんどの人がMAXを目指してて、これじゃダメだ!!ともうひと踏ん張りできた。あまりのレベルの違いに何度も心が折れかけたけど、本当にやってよかった。皆さんのおかげでいつもより楽しく取り組めて本当に感謝しかない。


なんかまるで受賞したみたいになってるけど、まあ実際受賞するのは俺なので。


たとえ1本でも、通過した人全員に可能性がある。反省するのは全部終わってからにして、今は自分のコピーを信じてドキドキしましょう!!