宣伝会議賞のすすめ

国内最大の公募広告賞「宣伝会議賞」を通じて、キャッチコピーの魅力を少しでも多くの人に伝えたいと願う素人メタボ親父のブログ。 目標はグランプリと100万円!!そして『日本一コピーのうまい葬儀屋』を目指します。

カテゴリ: 第55回宣伝会議賞


本日、【第55回宣伝会議賞】 協賛企業賞&2次・3次通過者の発表がありました。


まず何と言っても特筆すべきは、オクーさんこと奥村さんパナソニック&三菱電機の協賛企業賞W受賞!!おめでとうございます!!!!!


オクーさんとは直接お会いしたことはありませんが、ブログを更新するたびに必ずコメントをしてくれたり応募作を見てもらったりと、長年にわたりとてつもなくお世話になっています。時には厳しく、時には優しくアドバイスをしてくれて、結果が出ずに凹んでいる時はいつも励ましの言葉をかけてくれました。もうほぼほぼ師匠みたいな存在。


実力的には自分など比べものにならないくらいの方なので、W受賞にも特に驚くことなく、むしろ今まで受賞していないのが不思議なくらい。悔しい気持ちとかまったくなくて、素直にうれしい!!


残念なのは今回も「いつか授賞式で会いましょう」って約束を果たせなかったこと。せっかくチャンスだったのに・・・。オクーさん、今からでも遅くないのでどっちかひとつ、譲ってもらうわけにはいきませんかね?


それともうひとり。ニチバンで協賛企業賞のコジマコージさん。おめでとうございます!!!こちらもお会いしたことはないけど、SNSを通じて何度かやりとりさせていただいてます。
  

ツイートを見る限り、かなり頭がよくて仕事のできるタイプの人なんだろうなぁと思ってたら案の定。思わず「上手い!!」と言いたくなるようなユーモアのあるコピー。しかも明らかにイケメンっぽい。仕事もできて受賞もしてイケメンってずるくね?ひとつも勝てる要素がねぇじゃねぇかよ・・・。


他にもおなじみの常連さんたちが複数受賞しまくってる。もうさ協賛企業賞も5回受賞したら卒業ってことにしない?銀のエンゼルだって5枚で金のエンゼル1枚分になるわけだし。じゃないとこの先も全然勝てる気がしない。



どの受賞作も自分には書けない素晴らしいコピーばかりだけど、その中でも特に気になったものをいくつかピックアップ。




クルマといえば「〇〇〇〇」。
答えは既に見えている。


アウディジャパン 三上智広さん


初っ端からいきなりスゴイのぶちこまれて、本屋の駐車場で「うわっ」って声が出た。ロゴをいじる系のコピーは自分も出したしきっと他にもたくさんあっただろうけど、この発想はなかった。一瞬考えさせて、意味を理解したときには鳥肌モノ。他のどんな車にも真似できない、アウディだからできるアウディのためのコピー。まいりました・・・。




いくらで売れますか?は、試合放棄です。


イエシル 伊藤大樹さん


何と言っても『試合放棄』というワードチョイスが秀逸。素人に家の価値なんてわからないから、誰だってとりあえず聞くよね普通。その当たり前を試合放棄ってひとことだけで見事にひっくり返してる。価値観を変える発見がある。




ゴール後、ママが写真判定を要求した。


キヤノンマーケティングジャパン 中谷吉就さん


いやね、ないよ実際にはこんなこと。一歩間違えたらモンスターペアレントになっちゃうし。でもなぜかそのシーンが想像できる。あってもおかしくないと思える。一生懸命走った子供と一生懸命撮ってるママが目に浮かんでとってもほほえましい。ママでも決定的瞬間をのがさず撮れるっていう商品の長所が、ちゃんと伝わるのもポイント。




よいものぎゅうぎゅう、ぎゅうにゅうせっけん。


牛乳石鹸共進社 中尾奈津子さん


歌にできるようなリズム感のあるものって課題を見たときに絶対ムリって思って速攻で断念。もうこれ以外に正解なんてないんじゃないの?漢字だと重たい印象の牛乳石鹸が可愛くみえるし、小さい子でも読める。石鹸を知らない子供たちが使いたくなるようなコピー。スゴイ。




クルマは急に止まりたい


コンチネンタルタイヤ・ジャパン 淺野俊輔さん


なぜ自分でこれを思いつけない・・・。悔しい!!誰にでも書けそうで書けないコロンブスの卵コピー。こういうセンスがほしい。




そのアイデアを、セメダインは笑わない


セメダイン 戸田 収さん


こんなこと言われたらもう抱かれてもいい!!カッコよすぎてしびれた。たかが接着剤、されど接着剤。夢とロマンまで感じさせるようなでっかいコピー。




天然水まで徒歩3秒。


ディーエムソリューションズ 山下祐輝さん


「徒歩3秒」を思いついた時点で勝ちよね。ウォーターサーバーのメリットがぜ~んぶ、このフレーズに集約されてる。この短さでこのインパクト。見た瞬間に納得できる。




このおいしさを、一文字で書きなさい。


ロッテアイス 山本(飯田)朝子さん


「爽」という字を使ってくだらないダジャレばかり考えてた自分が恥ずかしい・・・。アウディと同じく、この商品でなければできないピンポイントのコピー。これぞ協賛企業賞。




いやぁ~どれを見てもため息しかでない。あわよくば協賛企業賞を・・・なんて思ってた自分死ねっ。ファイナリストはこれをさらに越えてくると思うと、悔しさなんか忘れてワクワクしちゃう。でもぐ・や・じ・い・・・。


受賞者の皆さん、本当におめでとうございます!!!今年も授賞式の中継泣きながら見ます。




・・・で、もはや誰も興味がないと思うけど一応俺の結果聞く?賢明な読者の皆さんはもうなんとなくお気づきですよね。それでも聞きたいですか?どうしても?


そこまで言うなら仕方ない。一度しか言わないからよく聞いてくださいね・・・。








全滅








飲み会なんかやってる場合じゃないけど、飲まなきゃやってらんねぇ!!!というわけで



【宣伝会議賞反省会】


日時:3月9日(金) 午後7時~

場所:新宿あたり(予定)

※第55回宣伝会議賞に応募された方

※とりあえず先着10名(予定)


たすけて・・・思ったより人が集まらないの・・・




※こちらからご連絡ください





さて、あさってには『第55回宣伝会議賞』協賛企業賞とファイナリストが発表されるわけですが・・・




連絡きてねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!




やはり今年もダメでした・・・。今ごろ受賞したことを言いたくて言いたくてニヤニヤしながら我慢してる人がいると思うと、悔しくて悔しくて悔しくて、心の底からうらやまじぃぃいいいいいいいいいいい


もうさ、誰かひとりくらい調子に乗って「連絡きました!!」ってつぶやいてもいいじゃん。それかさ、事務局が公式に「本日受賞者には連絡しました」って発表したらいいじゃん。コピー講座の宣伝メールを送るくらいなら「残念ながら今回は・・・」って落選メールくれたらいいじゃん。そしたらさ「もしかしたら今年はいつもより連絡が遅いのかもしれない・・・」なんて、何の根拠もない淡い期待を抱いていつまでもドキドキしなくて済むじゃん。どうせトドメをさすならひとおもいにやってくれ・・・。


毎年授賞式に行く気マンマンなので、3月の第一週の金曜日には必ず休みを入れてるのよ。当然今年も。で、毎年毎年ひとりで歯ぎしりしながら授賞式の中継を観るのよ。知ってる人が映るとうれしくて、お祝いメールなんか送ったりして・・・



なぜそこに俺がいないっっっ(泣)!!!!!




もうひとりの夜には耐えられそうにありません・・・



そこで宣伝会議賞反省会との名目で、やけ酒と愚痴に付き合ってくれる方を募集します。



【宣伝会議賞反省会】


日時:3月9日(金) 午後7時~

場所:新宿あたり(予定)

※第55回宣伝会議賞に応募された方

※とりあえず先着10名(予定)


※こちらからご連絡ください



なんとなく思いつきと勢いだけで募集してるので、具体的にどうなるかは未定です。もしかしたら誰も集まらない可能性も・・・。それはそれで地味にショックかも。そしたらひとりで飲むからいいもん。


多分、この日に授賞式があってグランプリその他が決まるはず。きらびやかな授賞式の裏で陽の目を見なかった応募コピーを見ながら「こっちの方が全然いいいじゃん」「審査員見る目ねぇなぁ」とあーでもないこーでもないと盛り上がれたらいいなぁと思うのですよ。次回こそリベンジするために。


今回の宣伝会議賞に応募された方なら誰でも大歓迎です。ヒマだから参加してもいいよっていうコピー好きにの皆さん、ぜひご連絡ください。どうぞよろしくお願いします。



新年あけましておめでとうございます。


2018年最初の更新は3年連続でやっぱりこの日になってしまいました。今さら今年の抱負を語っても誰も興味なさそうなのでさっそく本題。


本日グランプリへの第一関門、【第55回宣伝会議賞】1次通過者発表がありました。応募総数45万8944点。1次通過率1.1%と相変わらず狭き門。


今回から複数通過は※マークではなく本数が記載されるという親切設計。おかげで通過数を正確に把握できるようになった反面、「10本通ってるかもしれない」なんて妄想や「2本だと思ってたら4本も残ってた」なんてSKATを手にして気づくお得感がなくなってちょっぴり残念な気も。


名前をよく見かける常連組は当然のように複数通過を連発。中には1課題にひとりで11本!?とか通過してる化け物(褒め言葉)もいて、今まで以上にまざまざと力の差を見せつけられた感じ。


今回は13課題に計652本を応募しました。で、1次通過はというと・・・


4課題13本



昼休みに本屋に行って駐車場で数えたあと、そのまま誰も知らない遠いところへ行きたくなりました


平均通過率はなんとかクリアしてるものの、惨憺たる結果・・・。1発目の【アウディ】が全滅の時点でイヤな予感はしたものの、まさかここまでとは。


【キッコーマン】はまずまずだったし、【近畿大学】もノリノリでできたし、【コンチネンタルタイヤ】は受賞予定だったし、【東京個別指導学院】だっていい感じだったし、【日本レジストリサービス】だって今度こそイケると思ってたのに、全滅なんてウソでしょ!?お願いウソだと言って、きっと何かの間違いであとで事務局から連絡くるんでしょ?そうだと言って。


前回は500本応募で24本通過今回は応募数を増やした分それ以上を目標としてたのに、ほぼ半分。まったく進歩してないどころか、退化してるじゃん。父ちゃん情けなくて涙でてくらぁ。


課題の内訳は、

【キヤノン】④ 

【クレディセゾン】⑤

【JRA】③ 

【三菱電機】①




何だか異常にかたよってる。キヤノンは以前からベタなコピーでもなぜか残ることがあるから、これ以上は期待できそうにないなぁ。すでに絶望的な状況だけどどうにかこうにか無理やり希望を見つけるとしたら、大本命のクレディセゾンが残ってるってことくらい。(いや後付けとかじゃなくてガチで) もうそこにすべての望みを託すしかない・・・。


まだ1次通過でしかないし、1本でも残っていれば可能性はあるしあきらめるのはまだ早い。それは事実ではあるけれど、この結果を見たら負け犬の遠吠えにしかならない。それでもひとつでも上にいけることを願うしかない。奇跡でもまぐれでも何でもいいから贈賞式に行きたい。





シーズン真っ只中だってのに全然更新できなくて、すっかりご無沙汰しています。そうこうしてるうちにあっという間に締め切り来ちゃいまいました。さすがに今日ぐらいは何か書かないと・・・。


【第55回宣伝会議賞】が締め切りを迎えました。もっとやりたかったような、やっと終わってホッとしたような、ちょっぴり切ない感じです。宣伝会議賞ロスってやつ?


今回は15課題に絞って原則2日で1課題という計画を立ててスタート。最初の2週間くらいはなんとかなったものの、仕事が忙しくなってからはあっけなく破綻。10月に入っても予想外の忙しさに追われ、さらなる業務上のトラブルも発生したりで思った以上に取り組む時間がとれず・・・。


結局最終的な応募数は、653本。当初は1000本を目標にしてたので遠く及ばず。かろうじて前回の500本を超えることはできたけど、不本意な結果に終わりました。でもこれが現状での実力なので仕方ない・・・。


応募したのは13課題。

アウディ(50本)
キッコーマン(50本)
キヤノン(50本)
霧島酒造(50本)
クレディセゾン(50本)
コンチネンタルタイヤ(50本)
おとなの自動車保険(14本)
ディーエムソリューションズ(50本)
東京個別指導学院(50本)
日本レジストリサービス(40本)
JRA(50本)
三菱エアコン(50本)
ロッテ(30本)



これ以外にも思いついて数本だけ応募した課題がいくつかある。BROOKS・牛乳石鹸・サントリー・品川区・ネットカフェ・セロテープあたりもやりたかったけど、全然手が回らなかった。


でもその分密度の濃いコピーが書けた。と言いたいところだけど、う~ん正直かなり微妙。もちろん各課題にお気に入りやそれなりの自信作はあるけど、じゃあ2次以上を狙えるかって考えると厳しいよねぇ、やっぱり。締め切りがすぎて冷静になると、あれほどいいと思ってたコピーがどれも平凡に見える・・・。


それでもあえて期待を込めるとしたら、クレディセゾン・東京個別指導学院・三菱エアコンかなぁ?ディーエムソリューションズと日本レジストリサービスにもちょっと優等生すぎるけど協賛企業賞向きなやつがある。自己採点は毎回まったく当てにならないから、嫌な予感しかしないけど・・・。


まあとりあえずやるだけやったし、なんだかんだいってもやっぱりすごく楽しかった。明日からちょっとさみしくなるなぁ。このさみしさはきっとマリオが埋めてくれるはず。そういえばしずおかコピーのことも、ピンクリボンや新聞クリエーティブコンテストの結果のことも書けてないや。需要があるかわかんないけどスキを見て書いてくつもり。


ありがたいことにツイッターでもフォローしてくれる人が増えたし、全然更新できなくても毎日アクセスしてくれる人がいて、本当に感謝感謝です。少しでも楽しんで読んでもらえるようにしないとね。それには結果を出すのが一番なんだけどなぁ。贈賞式行きたいよ~。


応募された皆さん、おつかれさまでした。皆さんに少しでもいい結果がでますように・・・。そして俺にはめちゃくちゃいい結果がでますように!!!コピーの神様なにとぞお願いします。








宣伝会議賞20日目。



あっという間に20日過ぎ去りました。今回は1日2課題ずつの予定だったので、本来なら現時点で10課題は手をつけてるはず・・・。ですが実際は7課題どまり。書けてる本数はもちろんバラバラ。50近く書けてるのもあれば、10本くらいしかない課題もある。やりやすそうなものからやってもこのペース。やっぱりなかなか計画通りにはいかないなぁ。量は質を生むことはわかってても、相変わらずその量が書けない・・・。


トータルだと200本くらい
。その中でいい感じかな?と手ごたえを感じる、2次通過以上を狙えそうだと思えるコピーは2本。つまり100本書いてようやく1本できるかどうか。判断基準はあくまで自己評価なので信憑性はひとまず置いといて、2次通過5本を狙うならこの感じのコピーが最低10本はほしい。ということは少なくとも1000本は書かないと。このままだと到底たどりつけそうにない。




【課題15】 クレディセゾン


生活の100%をカード払いにしたくなった!と思わせるような広告アイデア




はい、でました。毎度おなじみの超常連クレディセゾン。常連というより古株と言った方がいいかもしれない。調べてみたら1995年の第33回!!から毎年協賛してる。もはやNO宣伝会議賞、NOクレディセゾンって感じ。事務局もきっとクレディセゾン様様で頭が上がらないんじゃないかと。


その分過去データがとにかく豊富。初代SKATが第39回、それから前回の第54回まで16回分ものコピーがある。中にはサイトを使ってもらうためのコピーとか内容は微妙に違うものもあるけど、基本的には今回と同じでカードを使いたくなるってのがメイン。


おかげで傾向と対策はすこぶる立てやすいけど、その分切り口の出尽くしてる感はハンパない。というかはっきり言って切り口自体は16年前からほとんど変わってない。


「ポイントが永久不滅」 「現金よりお得」 「支払いがスムーズ」 「欲しいものすぐ買える」 「持ち運びに便利」 「明細がでる」 「急な出費でもなんとかなる」 「現金は時代遅れ」 「現金は汚い」 とまあざっくりこんな感じ。これ以外の新たな視点や斬新な切り口が発見・発明されないかぎり、このどれかを使った表現力、どういうか?の勝負になる。


個人的にはカードで支払いをするデメリットってないと思う。少なくとも消費者にとっては。それでもこんなにカード普及率が低いのは、もう日本人の気質というか性格的な問題でしかないと思う。それでもカードを使ってもいいかな?と思わせるにはどうすればいいか。


「ポイントがつきますよ」「現金よりお得ですよ」って確かにそうなんだけど、その実感ってあんまりピンとこない。目の前で現金値引きしてくれるわけじゃないし。人間って欲張りだから、その場ですぐリターンやメリットがないと動かない。「衝動買い」しないし、「持ち運び」は別に現金でも不便じゃないし、「明細」もなくても困らないし、「急な出費」が必要な場面もそんなにない。ひとつひとつ考えると結果、別にカードじゃなくてもいいじゃんになっちゃう。


まあそれを言ったら身もフタもない。とにかく限定的状況や特殊な場面じゃなくて普段の生活の中で「確かにそれは便利」って多くの人が実感できるような表現を探すしかない。カード払いを浸透させるってことは毎日使ってもらうってこと。つまり答えは毎日の生活の中にある・・・なんてことはみんなわかってるんだよなぁ。



過去作品がいっぱいありすぎていいコピーがたくさんあるけど、一番印象に残ってるのは



いやいや、ここは、来月のわたしが。 


(第52回 シルバー/谷口謙二郎さん)



キッコーマンの「世界にはまだ、しょうゆをかけるとおいしくなるものがいっぱいあると思う。」のコピーでゴールドも同時受賞しちゃった凄い人。そのご本人も「こっちの方がいいと思ってた」ってコメントしてる。ファイナリスト発表で初めて見たときは、間違いなくこれがグランプリだと思ったくらい好きなコピー。即座に絵が浮かぶしコミカル。このレベルを目指さないとならないんだよねぇ~。


実は手ごたえのあるコピーの1本はこの課題なのよね。いつもなら



協賛企業賞はもらったぁ~!!!


てな感じで大騒ぎするんだけど、今回は控えめに。



協賛企業賞、謹んでお受けいたします。










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