宣伝会議賞のすすめ

国内最大の公募広告賞「宣伝会議賞」を通じて、キャッチコピーの魅力を少しでも多くの人に伝えたいと願う素人メタボ親父のブログ。 目標はグランプリと100万円!!そして『日本一コピーのうまい葬儀屋』を目指します。

カテゴリ: コピーの話

この週末の金・土は怒涛の2日間でした。

まずは24日の金曜日。コピーの学校の2回目の講義。1ヶ月に1度なので待ち遠しくてしょうがない。特に今回は講義の後に親睦会という名の飲み会があるとのこと。待ってましたよ、この時を!!出欠確認のメールにも電光石火で返信。案の定一番のりだったみたい。1回目のときは他の参加者に話しかけられるような空気も勇気もなかったから、新たなコピー仲間を作る絶好のチャンス!!

けど問題は時間と移動手段。講座が終わるのが8時。電車だと9時には帰らないと終電に間に合わないから論外。次の日休みなら始発まで漫喫でもいいけど仕事だし、始発で帰って仕事に行くのはさすがにツライ。となると車で行くしかない。飲めないうえに2時間以上かかるのは厳しいけど仕方ない。静岡無駄に横長すぎる・・・。

2回目の講義は『コピーの発想法』がメイン。どういうプロセスをたどればアイデアをジャンプさせることができるかをわかりやすく説明してくれた。ひとつの課題をじっくり掘り下げることができて、本数も出せる。ひらめき頼みの行き当たりばったりですぐにネタ切れになってしまう自分にとっては、めちゃくちゃためになった。ただ宣伝会議賞みたいに課題数が多いと、ひとつひとつにこれだけの時間をかけて考えるのは難しいかもしれない。広く浅くではなく、狭く深く。今年はさらに課題を絞ってやり方をかえてみようなぁ~。

講義後はおまちかねの飲み会へ。参加者はSCCの方も含めて20人弱。乾杯のあととりあえず同じテーブルの人に名刺を渡してご挨拶。隣は50代の会社員さん。自分より年上の人が受講してると思わなかったからちょっとびっくり。写真で賞を獲ったり、仕事でドローンを飛ばしてるらしい。で、コピーにも興味があって受講してるとのこと。やっぱりいろんなことに興味を持って挑戦してる人はアクティブで若々しい。あとの2人は学生さん。ひとりは静岡会にも参加してくれたことがある。会うのは久々だったけど話しやすくて助かった。今は名古屋のコピーライター講座に通ってて、コピーライター目指して絶賛就活中とのこと。もうひとりも同じく就活中。若手イケメン枠で静岡会のメンバーとして勧誘しといた。

この勢いで他のテーブルにも突撃する機会を伺うものの、それぞれに盛り上がっててなかなかタイミングが掴めない。基本人見知りの豆腐メンタ。トークスキルもあるわけじゃないので網の上で焦げていくあやしい肉を眺めながらウーロン茶をすする。時間は刻一刻と過ぎていき気づけば店員さんから「飲み物ラストオーダーです」の声。

「いやいやこのままじゃいかん!!」と意を決して突入。いきなり女の子多めのテーブルに行くと怪しいオッサンと思われるんじゃないか・・・とかいろんなこと考えながら、とりあえず名刺を配ることにはなんとか成功。ただそこから会話が繋がらない。いつもなら「宣伝会議賞のブログやってます」って言えば、「それ見たことあります」とか何らかのリアクションがあるんだけど、「宣伝会議賞ってなに?」的な感じがほとんど。

おいおいおいおい!!宣伝会議賞!!どんだけ知名度低いのよ・・・。少なくともここにいるのは普通の人よりコピーに興味のある人達のはずですよ。それなのに宣伝会議賞を知らないとか、『52年の歴史を持つ国内最大の公募広告賞』の名が泣くよ。これじゃあ「シルバー受賞」って俺の唯一の自慢が通用しないじゃん。

とはいってもいつまでも過去の栄光にすがってられないので、まずは【しずおかコピー大賞】を受賞して、あのオッサンやるな!と思わせることにしよう。SCCにも「会場も広くて立派になったから今年こそ授賞式来てよ」ってプレッシャーもかけられちゃったし。コピーの学校に通った以上、何としても結果を出さないと。

もちろん名刺配るだけじゃなくて、いろいろとためになる話もきいてきた。どんな課題でも一定水準以上のレベルのコピーを書くためには、日頃から知識や情報のインプットが必要不可欠。プロの方も毎日必ずそういう時間を作っている。その積み重ねがクライアントの意向をいち早く理解したり、それ以上の新たな提案を生み出す力になる。特にな~んにも考えずにやってる自分は耳が痛い・・・。プロの方とこうやって接することができるのは本当にとってもありがたい。

飲み会が終わったのは12時近く。本当にめちゃくちゃ楽しかった。気分的にはこのまま朝までいたいくらいなんだけど、運転して帰らなきゃならないんだよなぁ~。また次も飲み会あるのかな?できれば全部出席したい。
次の講座が楽しみです。






先週末、地元静岡のコピー仲間を集めて『静岡すすめ会』を開催しました。静岡会からブログタイトルに合わせてちょっぴり名前を変更。

宣伝会議賞の反省会&次回への決起集会?的なちょっと大げさな名目だけど、ピンクリボンも終わってこれといったコンペもないし、ひとりで悶々としててもコピーが上手くなるわけでもないし、単純にパアッと飲みたいなぁなんて思いつきでみんなを誘ってみました。

メンバーは自分を含めて9人。普段は全然連絡とらなくて、未だにお互いに何やってるかわからなかったりする人もいるけど、声をかければふたつ返事で集まってくれちゃう。しかも山梨や神奈川からも参加してくれる人がいて。この歳になってそういう仲間ができるってのは、とてつもなくうれしい!!今までラインは妻とのやり取りしかしてなかったんだけど、ライングループまで作ってもらいました。

もうすっかりおなじみのメンツなので、変に緊張することもなく乾杯してスタート。自己紹介も名刺交換も必要ないから場があったまるのが早い。前半は宣伝会議賞の話題一色。「グランプリは絶対こっちでしょ!!」と個人的な見解を炸裂させたり、受賞作をあーでもないこーでもないと褒めたりけなしたり、自分のコピーがいかに素晴らしいか力説するものの、あっさりダメ出しされたり・・・。普段宣伝会議賞のことなんて話せる相手がいないから、ここぞとばかりに言いたい放題。こういう時間があるのってやっぱりいいね。

後半は静岡会では恒例の『即興コピーバトル』。制限時間5分。各自がお題に対するコピーを書いて多数決でベストコピーを決定。優勝者には称賛のまなざしとささやかな賞品を進呈。賞品はメンバーがクオカードやお菓子を提供してくれました。ありがとうございます。

お題は、「スポーツがしたくなるコピー」や「海水浴に行きたくなるコピー」や「ビアガーデンに行きたくなるコピー」みたいなシンプルで王道のものから、「献血に行きたくなるコピー」や「小学校の奨学金制度を広めるコピー」や「新国立競技場建設を思いとどまらせるコピー」、「いじめ問題で叩かれてる先生を擁護するコピー」とか時事問題まで取り入れた真面目でお堅いものまで多種多様。どんなお題を出すかでもセンスが問われたりするので、意外とプレッシャーだったりして。

5分なんてあっという間なので、必要なのは瞬発力。はし袋にキーワードをいくつも書いたり、スマホで調べてギリギリまで粘る人もいれば、ひらめき一発で30秒もかからない人もいて、取り組み方ひとつとっても人それぞれで全然違う。で、出てくるコピーも短時間で考えた割にはカブリが少ない。自分が思いもよらない切り口もたくさんあってとっても勉強になる。お題によって難易度が全然違うしライバルが目の前にいるから、ひとりでイメージトレーニングするよりはるかに実践的で、コピー脳が鍛えられてる気がする。

どうみてもこれしかないだろ!!って自信満々のコピーに一票も入らずにひっそりショックを受けたり、逆に苦し紛れに出したコピーが意外と好評だったり。その場ですぐに反応がわかるのがいい。自分以外のどのコピーに一票入れるか悩むのも楽しい。好みは本当に千差万別で、改めてコピーの審査は難しいと実感した。

2次会でもほとんどがコピーバトル。トータル20回以上やったのに、時間さえ許せばまだまだ続けたかったくらい盛り上がった。勝利数的には何とか上位に食い込んで、主催者としてのメンツはかろうじて保てた。でも、満場一致で誰もが認める突き抜けたコピーが書けなかったし、もっと短くてインパクトのあるコピーが書けたお題もあったのに!!と帰ってから反省・・・。遊びとはいえみんなを唸らせるようなコピーを書きたかった。次やるときは、全課題の中からベストコピーを決めようかな?その方が燃えるでしょ。2次会後は朝帰り組の3人でカラオケボックスで始発待ち。もちろん歌なんて歌うはずもなくひたすらコピー談義。1次会から解散までほぼ丸々12時間、コピー三昧の最高の一日でした。

めぼしいコンペもなくてひとりで何していいかわからなかったけど、みんなからかなりの刺激をもらってココロも満タンになった。しばらくは前向きに頑張れそうな気がする。宣伝会議賞はもちろんだけど、しずおかコピー大賞もある。当然、全員ぶっ倒しててっぺん目指します。次に集まるのは反省会じゃなくて、祝勝会にしないとね。



2015年も恐るべきスピードで過ぎ去り、気がつけばもう前半戦終了。ということは宣伝会議賞まではあとたった2ヶ月しかない。

相変わらずSKATを眺めて唸ってみたり、手持ちのコピー本を読み返してみたりはしているものの、それが果たして本当に身になっているのか?少しでも進歩に繋がっているのか?本を読んだだけでコピーが上手くなったら誰も苦労しないよなぁ・・・と思いつつも他にどうしていいのかわからない。コピー年鑑買って写経しなくちゃダメかなぁ。

当たり前だけど『書かなければ上達しない』。でも書いてもその良し悪しがわからない・・・。判断材料とちゃんとした評価が欲しくてピンクリボンやC-1グランプリにチャレンジはしてるけど、結果が出るのは当分先。ピンクリボンはいつもより本数は出したけど、あいかわらず大苦戦。C-1は毎回手ごたえを感じたつもりでも、箸にも棒にも引っかからず連戦連敗。応募本数に制限があると数撃ちゃ当たる作戦もできないし、仮に何百何千撃ったとしてもヘタな鉄砲は当たるはずもない。そもそも手持ちの武器は割り箸鉄砲に毛が生えた程度で、弾だって数えるほどしかない。

となってくると具体的なレベルアップをするにはコピー講座を受講するのが一番手っ取り早い。んだろうけど仕事柄、定期的に講座に通う時間の確保が難しい。そしてそれ以前に先立つものがない・・・。これがあと10年若くて本気でコピーライターを目指してるとか、今の仕事にまったくやりがいを感じてないとか、独身で路頭に迷っても誰にも迷惑がかからないとかだったらイチかバチかで思い切れるかもしれない。でもあくまで趣味の延長の宣伝会議賞のためにそこまでやるの?って考えると、費用対効果的に見ても厳しいのは明らか。受講すれば必ずいいコピーが書けるわけじゃないし、結局は自分の努力次第だし・・・あ~、それでもやっぱり行ってみたい!!!と悶々としているときにこんなのを発見!!

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SCC(静岡コピーライターズクラブ)主催のコピーの学校の開催告知。そう、求めていたのはこれですよ、これ。もしかして俺のために企画してくれたんじゃないの!?ってくらい絶妙なタイミング。これぞまさに、コピーの神のおぼし召し。見つけた瞬間電光石火で申し込み、先週の金曜日、第1回目を受講してきました。

同じ静岡でも端っこに住んでるので、静岡駅までは電車で2時間ちょっと。静岡会での飲み会以外で来ることはほとんどないから、駅のごくごく周辺しかわからない。案の定、地図を片手に行ったのに地下道に入ったら出口がわからずあっさり迷子に。雨の中を彷徨って何とか時間通りに到着。

手に汗をにぎりながらおそるおそる教室へ。ちらっと覗いたら面識のある方が何人かいたのでひと安心。学生さんとか若い人ばかりで浮いてたらどうしよう・・・と心配してたけど思ったよりそうでもなくてふた安心。もちろん圧倒的オッサン感は否めないけど。初回ならではの独特の緊張感に包まれて、席についても何となく落ち着かない。となりの人に気軽に話しかけたりできるはずもなく、「早く始まらないかな~」と用もないのにスマホをいじる。

そんな空気を和ませようと、講師の方が少し早目に授業開始。でも「ガンガン質問するので答えてもらいます」って言葉を聞いてさらにプレッシャー。その上「この中には宣伝会議賞でシルバーを受賞してる人もいます」と予期せぬハードル爆上げにさらにさらにプレッシャー。

まずは最も重要な「コピーとはなんぞや?」ってところからスタート。いままで散々コピー本を読んでわかったつもりになってたけど、いざ質問されると全然答えられない。的外れなコピーを自信満々で書いちゃうのは、根本的なことをちゃんと理解できてない証拠。思い当たることが多すぎて泣きたくなった。そのあとはいくつかのポイントを教えてもらい、さっそく実践練習。でも思いつくのは100人いたら100人考えそうなものばかり。普段偉そうに他人のコピーを批評してるくせに、いざとなると何にも書けやしない。

当たり前だけど、本を読むのと講義を聞くのではその浸透度は雲泥の差。今まで自分がいかになにも考えずにその場のノリと雰囲気だけで適当にコピーを作っていたかを思い知らされた。90分の授業があっという間。こんなに集中して話を聞いたのは予備校以来じゃないかなぁ。でも聞いただけで満足しないで、それを自分なりにちゃんと消化して実践しないと意味がない。

とにかく楽しくて、とてつもなく勉強になった。このあとも何回か開催されるそうなので、スケジュールが合うかぎり受講したい。で、受けた以上は次のコンペで何としても結果を残したい!!



コピーライターの岩崎俊一さんがお亡くなりになりました。

岩崎さんは広告やコピーに興味がない人でも必ず1度は目や耳にしたことがある、数多くの素晴らしいコピーを生み出した憧れのコピーライターさんです。



年賀状は、贈り物だと思う。
 
日本郵便

やがて、いのちに変わるもの。 ミツカン

幸福は、ごはんが炊かれる場所にある。 ほっともっと

父は、君が好きです。ただ、それだけです。 ミキハウス

人は、書くことと、消すことで、書いている。 トンボ鉛筆

花を育てるようになると雨が好きになる。 積水ハウス



これ以外にもあげだしたらキリがないけれど、コピーに興味持ち始めた頃、「これいいな~」と感じたものの多くは岩崎さんの作品でした。そしてキャッチはもちろん、洗練されて無駄がなく、それでいてほっこりと優しいボディコピーも心がキュッとなるような傑作ばかりでした。


中でも1番好きなのがこのコピー。



負けても楽しそうな人には、ずっと勝てない。 
セゾン生命保険



素人がコンペに挑戦してもそう簡単に結果が出るはずもなく、それでもいっちょまえにセンスのなさを嘆いて凹んでいました。そんなときに岩崎さんの著書「幸福を見つめるコピー」でこの作品を知り、ダメでもともと、自分が好きなコトなんだからどんな時も楽しくやろうという勇気と力をもらいました。そしてそれがブログを始めようと思ったひとつのきっかけにもなりました。

いろんなコピーの本を読みましたが、思わず涙が出てしまったのは「幸福を見つめるコピー」だけ。今でもことあるごとに読み返し、その度に泣いています。もちろんお会いしたこともないけれど、とてつもなく大きな影響を受け、そして恐れ多くも勝手に目標としていて「いつかこんなコピーが書けるようになりたい」と思っていました。

トークイベントをされるという告知もあったので、突然の訃報に本当に驚きました。しかもまだ67歳。あまりにも早すぎます。もっともっと幸せなコピーを見たかった・・・。

心よりご冥福をお祈りします。




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